自身の身体的特徴を知るヨガインストラクター「 後輩ちゃん」Retül Fitでポジションがどのように変化するのか

自身の身体的特徴を知るヨガインストラクター「 後輩ちゃん」Retül Fitでポジションがどのように変化するのか

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〜〜 スペシャライズドのバイクフィッティング Retül Fit(リトゥールフィット)は、ライダーへの詳細なインタビューから始まります。

フィッター:高岡 ヨガインストラクターをされていて、特に身体を気遣っている事はありますか?

ライダー:後輩ちゃん 「身体との対話を自分自身ができるように心掛けています。 無理や我慢をしていないか、身体と心のバランスが整っているか。どのスポーツでも時にはキャパシティを超えるパワーを出すことも必要ですが、無理しすぎていないか身体と対話できてると身体と心の回復につながりますし、パフォーマンスが上がる気がしています。あとは太り過ぎには注意していますね。」

  

高岡: 後輩ちゃんは普段Aethosに乗られていますが、ライドに出る機会はどれぐらいですか?

後輩ちゃん: 「週末にライドに出ることが多いですね。ライドイベントなどに参加してみんなで乗ったりしています。」

高岡: ロードバイクに乗っていて違和感があることはありますか?

後輩ちゃん: 「股関節を痛めた事がありました。その時はストレスがかからないようにと思いながら漕いでいました。また左膝に少し違和感があって、ペダリングで落ち着かないように感じる事があります。」

高岡: バイクポジションをご自身で変更することはありましたか?

後輩ちゃん: 「Aethosの納車時にハンドル位置が遠く感じたので、ステムだけ短くしてもらいました。それ以降はポジション変更したことはないですね。ある程度身体で調整して乗っていました。」

  

〜〜 アセスメント計測(体の柔軟性や歪みなど、体の状態を約20項目に及ぶ計測で身体的特徴を把握します)で、身体の特徴を診断していくと、ヨガインストラクターならではの高い柔軟性が見受けられました。

また、フィッターの診断結果と、後輩ちゃんのご自身の身体的特徴の把握されている内容がリンクしており、ご自身の身体をよく研究されていることがうかがえます。

  

〜〜 冒頭のインタビューや診断は、これから一緒にポジションを見つけていくフィッターとライダーのアイスブレイクだけでなく、ライダーがどのような悩みや改善を求められているのか、フィッターとして注力すべき点を見極める大切な時間です。

こうして診断したデータをもとに、3Dモーションキャプチャーで測定しながらポジションを変更していきます。

3D モーションキャプチャーはペダリングするライダーの関節に取り付けたマーカーの位置を、3D でリアルタイムに表示します。

ペダリング動作を数値化し、客観的に分析できるのです。

Müve SL というフィットバイクでポジションを変化させ、ライダーの感覚と客観的なデータの変化を慎重にうかがいながら進めていきます。

  

〜〜 大臀筋、ハムストリングがペダリングで使えていないと感じられていたので、ペダリングしながらサドル位置を変更し、身体の動きを確認しながらポジションの決定を行います。

ライダーから収集した身体データと、リアルタイムの数値のみではなく、ライダーと一緒にポジションを最適化していくメリットを活かせる瞬間です。

  

また、シューズ内のフィットを高めるために、熱成形で足裏をサポートするRetül Custom Footbed(リトゥール カスタム フットベッド)を作成しました。

後輩ちゃんは、ヨガのレッスンで足裏の3点(母趾球・小趾球・踵)と、その3点を結ぶアーチへの意識を大切にしているそうです。

  

ご自身の足裏を正確に再現されたフットベッドにご満足いただけた様子。

歩行に適したアーチのバネは、ペダリング時にはシューズ内での足の動き、ひいては膝のブレに繋がります。

個々の足にあったインソールは、ペダリング中のアーチのつぶれをサポートをしてくれることでシューズとのフィットが増して足裏の感覚が高くなります。

  

ともにクリート調整を行い、悩みのあった左膝が安定し、ペダリングの感覚が良くなったようです。

  

〜〜 Retül Fit前の“納車時にハンドルが遠く感じたのでステムを近くにした“ポジションから、“ステムは伸ばして、サドルは高く・後退“させることでペダリングもしやすいポジションとなりました。

Custom Footbedやシューズの調整で脚周りの安定感、適正な前後位置にサドルを調整することで、上体の前傾維持がしやすくなり、肩周りのゆとりが出来たことで、今まで遠く感じたハンドルまでの距離をステムを伸ばす調整となりました。

柔軟性が高く、身体の許容範囲が広いために、主観のみでは良いポジションを体感しにくい部分があったようです。

Retül Fitの3Dモーションキャプチャーで、リアルタイムに数値化したペダリングの変化を客観的に探れたことで、後輩ちゃん唯一のポジションに仕上がりました。

  

高岡: Retül Fitの印象はいかがでしたか?

後輩ちゃん: 「仕事柄、身体の使い方を意識しているので、ある程度のポジションであれば対応できるので、フィッティングまでしなくて良いかなと思っていました。ミリ単位でポジションを変化させて、体感しながら磨き上げていく感触は私だけの1台に仕上がった実感があります。私は、レッスンをする時に生徒さんに身体の使い方を理解してもらえるように注意をしています。数値でわかる理論的な面も、感覚的な捉え方も、どう伝えたら理解してもらえるかを表現してもらえたのもとても良かったです。」

高岡: Retül Fitを受けた後にライドした感覚はどうでしたか?

後輩ちゃん: 「身体の自由度が高くなった感じがありました。ボジションを変えてもらったことで、苦手だったヒルクライムでもペダルへの力の掛け方がわかり易くなり、ロングライドをしても疲れにくくなりましたね。Custom Footbedとクリート調整で左足裏の安定感が増して、ロングライド中でもフォームが崩れにくくなった感覚がありました。もっといっぱい走りたい!と思えるようになりました。」

高岡: 今回はありがとうございました!これからも日本全国のライドイベントを、ストレスなく楽しく駆け回って欲しいと思います。

スペシャライズド 神戸ではRetül Fitの予約を受付中です。
あなたのライドスタイルに合わせてしっかりとフィッティングを行わせていただきます。是非詳細をご確認ください。


ライダー: 後輩ちゃん
プロフィール

ヨガと自転車のフィルターを通してカラダの巡り、人との巡り、その場所でしか味わえない全ての巡りを大切に!をコンセプトにした『CYCLEYOGA』を提案し、各地のスタジオやお寺やカフェなどでヨガイベントを開催するなど出張ヨガにも力を注いでいる。
Instagram: 後輩ちゃん @kouhaichaaaaan

フィッター:高岡 雅知
プロフィール

スペシャライズド神戸 ストアマネージャー兼 Retül Fitter 10年以上ロードバイクやTT bikeのフィッティングに従事。スペシャライズド神戸でペダリング講座なども開催している。

撮影協力:スペシャライズド 神戸
Instagram: @specialized_kobe
Webサイト:スペシャライズド 神戸