東の地獄 – スペシャライズド銀座から房総半島1周330km -前編-
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真冬の寒さが残る2024年2月28日0:30
3名のライダーがスペシャライズド銀座に集結した。
本イベントを行ったのは2/28(水)0:30の定休日。
みな1週間の激務を終え疲労困憊の状態、その中でも出発までの限られた時間で休息を取った。
その名も“東の地獄”
Roubaix SL8(ルーベ SL8)を携え、房総半島を一周し銀座店へ帰る。
今回の参加者の中では誰も挑戦したことがない超ロングライド。
最長距離の自己ベスト更新に挑んだスペシャライズドスタッフたちの物語です
330kmを走り続ける彼らが見た、超ロングライドの魅力とは?
前後編でお届けいたします。
目次
開催の経緯
元々は北海道エクスペリエンスセンターで企画された地獄ライド。
スペシャライズド大阪エリアに続き東京エリアでも開催することに。
今回はロングライドで快適で速く走れるRoubaix、Aethosでも300km走れるのか?といった物好きスタッフが抱く疑問を解決、そしてお客様へ届けるべく決行された。
参加メンバー
今回は、3名のスペシャライズドスタッフが参加した。
以上の3名でライドを行う。
出発前の意気込み
石渡:サポート有りで走らせてもらえる機会はなかなかないので、完走は大前提として、他のライダーを助けたりできたらと思います。
大森:怪我無く安全に走り切ります。
武笠:若者二人に置いていかれないように頑張ります。
地獄のスタート
午前1:30 地獄のライドはスタート。
皆安全に帰って来れるよう祈願してお店を後にした。
この日は前日から強風でライダーを悩ませていたが、幸いなことに追い風でスタートを切る。
信号が多い都内では追い風がメンバーの背中を押した。
先が思いやられる彼らにとって追い風は心の余裕にもつながり良いアドバンテージになった。
第一休憩付近
スタート〜30km地点 1:30〜3:22
気温8度
ここで小休憩を取る。
身体を冷やさない程度に手短に済ませた。
ハードな路面が続く湾岸道路
東京から蘇我に抜ける湾岸道路は、トラックの交通量が多いため路面がハードなガタガタ道に。
ここはFutureshockの恩恵を多く感じた。
RoubaixにはSmooth is fasterというワードがあるが、今回は330kmを走り切る時間のリミットがあるため荒れた路面をストレスなく速く走れるRoubaix SL8はこの企画にぴったりといっていいほどのバイクだ。
ライダーを追い詰める茂原街道
アップダウンが続く茂原街道は寒さと体力が一気に奪われていく。
体力を残しつつ効率的に走るためここはレース経験などペース配分が得意な石渡が前を引く。
そしてMen’s Hyperviz SL Pro Wind Jacketがライドを安全にサポート。
視認性の高い蛍光イエローに反射素材を使用しているため暗闇の中でのライドも安心だ。
第二休憩付近
5:00
今回一番の冷え込みがある茂原街道。気温は3度。
アップダウンが繰り返し、脚力と体温の変化が激しくなるが、身体を冷やさぬよう短めの休憩で太平洋沿岸へ走り出す。
ライダーはみな暖かい飲み物と小腹が空いた時の味方であるからあげクンで補給。
夜明け
5:30
第二の休憩を終え、走り出したメンバー。
段々と空が白み始め、夜明けの雰囲気を感じる。
太平洋沿岸に進出
時刻は5:48
気温5度
朝焼けと同時に太東海水浴場に到着。
綺麗な朝焼けが見え、まずは海沿いに出れたという達成感でメンバーも少し不安が取り除かれたようだ。
市街地の信号、茂原街道のアップダウンがある中ここまではいいペース。ここから南下し房総半島南端を目指す。
平坦では体力を残しながら順調に前に進む。
今回は3名ともS-Works Evade lll ヘルメットを身につけ、少しでも速く走れるギアをチョイスしている。
スタートから100km地点
7:00 気温5度
スタートから100km地点に到着。
完全に日が上り、だんだんと暖かくなってきてメンバーを眠気が襲い始める。
入り組んだ海岸沿いを走りながら南端へ向けて走る。
この日は朝まで気温が低い予報だったので、ある程度早めのペースで余裕のあるスケジュールを組んでいたのが正解だ。
〜9:22
気温8度
補給すべく立ち寄った和田浜。ただしペースが早く開店前に着いてしまい食事にありつけず。
10kmほど先の道の駅に立ち寄ることに。
道の駅ローズマリー公園150km地点
〜10:10
気温11度
ローズマリー公園はなまる市場では海鮮丼を食べた。
コンビニ続きだった彼らにとっては嬉しい
出発から150km、腹も満たされたメンバーは夜中から走り出した睡眠不足が襲う。
そしてここから南房総特有のアップダウンが繰り返す海岸沿いが始まる。
快調に走っていたメンバーだが、ついに集団分裂が始まりロングライドの過酷さを物語る。
荒れた路面にワインディングが続く道ではFutureshockが快適なライドを支えた。
振動吸収性能はもちろんのこと、ハンドリング性能も向上し常に安心した走りを感じさせてくれる。
最南端を目指し残り180km・・・。
過酷な330kmの道のりを走破することはできるのか。
東の地獄 後編につづく。
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