簡単お手入れでチェーンをピカピカに!自分で出来るチェーンメンテナンスのご紹介
自転車のチェーンは走行を重ねるごとにホコリや砂、雨、排気ガスによる汚れがたまっていきます。
汚れたままにしておくとチェーンがサビたり変速しにくくなるなど走り心地に影響が出てしまうので、快適な乗り心地を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。
今回は、手軽に室内で出来るチェーンメンテナンス方法をご紹介します。
目次
<チェーンメンテナンスの手順>
① 室内を汚さないための準備
スプレータイプのクリーナーは飛び散ることがあります。メンテナンスシートまたは汚れてもいい敷物(新聞紙、段ボールなど)を床に敷きましょう。
また壁に近すぎると壁紙に付着することがあるので壁から離れた場所で作業を行いましょう。
②後輪をはずす
作業がしやすいように後輪をはずして車体をメンテナンススタンドにのせます。
③ブレーキキャリパーの保護
洗浄した際の汚れや注油の際に飛散する油がブレーキキャリパーへ付着しないよう保護するために「ディスク用チェーンローラーセット」を取り付けます。
④チェーンの洗浄
「チェーンクリーナー」をスプレーして油汚れを浮かせます。
チェーンだけでなく、クランク、ディレイラーにも吹きかけてください。
スプレーした後に少し間を置いて付属のブラシでしっかり汚れをこすってください。ローラー部分が回転するように少しチェーンにテンションをかけ縦方向にブラッシングするとよりきれいにすることができます。
⑤汚れを洗い流す
「フォーミングマルチクリーナー」は水が使えない室内でも簡単に洗車ができます。
スプレーして泥や砂汚れを泡で浮かし、しばらく置いてから泡を拭き取ってください。
クランクやディレイラーも同様に行いましょう。
ノンシリコン・弱アルカリ性で素材にやさしいクリーナーなので、ギアなどの金属部だけでなくフレームやサドル、パーテープなど自転車全体に使用することができます。
⑤「ラスペネミニ」を注油
洗車して水分をふき取った後で「ラスペネミニ」をチェーンに吹きかけます。
「ラスペネミニ」は『浸透潤滑剤』『防錆効果』『水置換性』の特徴があります。
潤滑性能が非常に高く狭い箇所までしっかりと浸透し、奥に残っている水分もしっかり追い出しオイルの乗りをより良くする効果が得られます。
ねじ部分やリンク等の可動部にも注油することで錆防止とスムーズな動きをキープすることができます。
⑥「チェーンオイル」を注油
ウエスなどで覆いながらチェーン(ディレイラー)のリンク部分に丁寧に注油して奥までしっかり浸透させてください。ペダルを逆方向にまわしてチェーン1周分注油できたら変速レバーを操作してギア各段へオイルをなじませましょう。
15分以上(できれば一晩)そのまま置いてから余分な油をふき取れば完了です。
注油の目安は使用するチェーンオイルの種類によって異なりますが、約200km〜400km程の距離を目安に行います。
チェーンは金属製なので雨や湿気によって徐々に錆びていきます。
雨天時に乗車した後はできるだけ早く注油をしましょう。
自転車を長く快適に乗り続けるために必要な「チェーンメンテナンス」についてご紹介しました。
ちょっとしたひと手間で本来の動きが保たれ、サイクリングがより快適になるのでぜひ挑戦してみてください。
<今回使用した商品>
▶MINOURAメンテナンススタンド
シートステーとチェーンステーをスタンドのフックに引っ掛けて自転車を立たせておくメンテナンススタンドです。
▶RideOasis ディスク用チェーンローラーセット
スルーアクスル規格のディスク車体で洗車の際に必要なミノウラ製の「チェーンホルダープーリー」、飛散する汚れや油がブレーキキャリパーへ付着しないよう保護するオーストリッチ製の「キャリパーカバー」、ブレーキ誤作動防止の「ダミーローター2枚」が入ったセットです。
▶WAKO’Sのメンテナンス商品
チェーンクリーナー、フォーミングマルチクリーナー、ラスペネミニ、チェーンオイル