3ICONS(AETHOS/ROUBAIX/TARMAC)の得意なライドスタイル

スペシャライズドには通称３ICONSと呼ばれる”AETHOS” ”ROUBAIX” ”TARMAC”の３車種のカーボンロードバイクがあることはご存知でしょうか。今回は検討する際迷うであろう、同じカーボンロードバイクでありながらそれぞれ違った個性を持つ３ICONSについて紹介していきます。

【AETHOS】
「もし仮に、純粋にロードバイクを楽しめるバイクを作ったら？」自身がライダーであるエンジニアたちの発想から生まれたバイク。既存のカーボンロードから、カーボンシートを削減（過度に補強している部分）することで耐久性、剛性を損なうことなくディスクロード史上最軽量（585g）のフレームを実現しました。

見た目がシャープでどこか頼りない感じがしますが走りは男前。軽量性からくる頼りない踏み心地はなく、むしろアルミロードのように踏んだ分ダイレクトに加速してくれます。また、驚くのはハンドリング性能で「開発段階の試走でライダー全員がダウンヒルで自己記録を更新した」という逸話があるほど下りでも抜群のハンドリング性能を発揮します。どんなライダーの身体にも良く馴染むバイクです。

おすすめのライドスタイルは、休日のライドを速度や距離に囚われずに純粋に楽しみたい方。純粋な軽さからヒルクライム用バイクとして。また2代目のロードバイクとしても非常にオススメです！
AETHOS SPORTのブログはこちら→AETHOS SPORTの試乗車が入荷しました！

【ROUBAIX】
3ICONSの中で最もライディング時にストレスを感じさせないバイク。何といってもヘッド部分に20mmのストローク量を持つサスペンション「Future Shock」が搭載されており、荒れた路面において推進力を衰えさせません。走行ラインを選ばずに走れるというのは長距離を乗る上で後半の余力に大きく影響します。

現行モデルのROUBAIXはタイヤのクリアランスが38Cまで対応なため、ノブの付いたタイヤを履くことでグラベルロードとしてライドスタイルの幅を広げることも可能です。乗り手のライドスタイルに合わせられるのもこの車体の特徴です。

この優れた乗り心地を一度味わうと病みつきになります。”ガンガンスピードを出して乗りたい” といった方にはあまり好まれないバイクかもしれませんが、 ”少しでも楽に遠くへ行きたい” といった方には非常にマッチする一台です。

ROUBAIX SL8のブログはこちら→注目のフルカーボンロードバイク 2024年モデルROUBAIX SL8が入荷！

【TARMAC】
プロのレースでも数々の勝利を収めてきた言わずと知れた名機。3ICONSの中で最もレーシーなバイクで、且つSWグレードになると6.8kgと軽量性も兼ね備えたオールラウンドバイクでもあります。昨年発表されたSL8は今まで最も空力性能の良かったVENGEの空力も超え、スペシャライズド史上最も速いバイクに仕上がりました。

ここまで進化を遂げたのにはAETHOSの開発で得られた技術が非常に大きく関わっており、前述したAETHOSでの無駄を省いたフレーム成型がこのTARMACでも活かされ、耐久性を損なうことなく、高剛性、且つ軽量性を実現しています。加速性能はもちろんのこと、巡航時の伸びが他の２車種と比べ大幅に優れております。