第1回 スペシャライズドのフィッティング【Retül Fit】ってどんなサービス?
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自転車のフィッティングって聞いたことありますか?
聞いたことあるけどどんなことをやるのか、競技としてやっている人向けのプログラムなの?などわからないことが多いのがフィッティング。
スペシャライズドのRetül Fit (リトゥール フィット)について4回にわたってご紹介していきたいと思います。
第1回 アセスメント (このページ)
第2回 サドルポジションのセッティング
第3回 ハンドルポジションのセッティング
第4回 ペダリング
第1回では、スペシャライズドのRetül Fit の概要とアセスメントについて紹介していきたいと思います。
そもそもスペシャライズドのRetül Fit はどんなライダーが、どういった理由で受けている?またスペシャライズド以外のメーカーのバイクでも受けても大丈夫?なども気になる部分かと思います。
ます、バイクブランドに関しては、スペシャライズドでなくても受けることができます。実際にRetül Fitを受ける方の6割ほどが他社のバイクです。
またロードバイクだけでなく、トライアスロン、タイムトライアル、MTBなど様々なジャンルでも受けることができます。
Retül Fit を受ける理由は様々で、「新しいバイクを購入にするあたりサイズ確認をする方」「今持っているバイクのポジション出しをする方」「どこかに痛みがありライドを楽しめていない方」「乗り方(目標)が変わったのでそれに合ったポジション出しをされる方」「もっと速く走るためのポジションづくりをされる方」などライダー1人ひとり受ける理由は異なり、紹介できないほどあります。
もちろん自転車歴も様々で1年未満の方から何十年も乗られている方も受けていただいています。
無理なポジションで乗っていると体を壊してしまうこともあるので、ポジションの確認ということでもフィッティングはおすすめです。
では実際にスペシャライズドのRetül Fit ではどのようなことをしているのでしょう。実際に行う順番に沿って説明していきます。
フィッティングは約3時間のプログラムとなっており、デジタル機器を駆使しフィッターの感覚ではなく結果を数値としてみることができます。
最初におこなうのはアセスメントです。
アセスメントとは病院でいう問診で、身長・体重・性別が同じでも、誰一人として同じポジションになることはありません。
ライダーのサドル幅や傷病履歴、各関節の可動域の確認、体のねじれ、今抱えている悩みなど、ライダーの状態を1時間程度かけてみていきます。
このアセスメントで得られた情報はとても重要です。
もちろん世の中には理想とされるポジションや、憧れの選手と同じポジションにしているライダーもいますが、そのポジションがライダーに合っていなければ乗っているうちに体を壊してしまうかもしれません。
そのままいつかは体が慣れると思って乗っていると生活に支障が出てしまうこともあります。そうならないため、Retül Fit はライダーの状態に合わせてミリ単位で調整をしていきます。
今回のアセスメント情報をもとに、第2回ではサドルポジションを実際に見ていきたいと思います。
アセスメント概要
・30歳男性
・ロードバイク経験3年
・デスクワークにより右側の肩こりあり
・座骨結節幅 130㎜
・股関節の可動域が右側95度以上上げると膝が外に広がる傾向がある
・受けたきっかけは、知人がRetül Fitを受けペダリングがしやすくなったという話を聞き自身もロングライドでのストレス軽減のため受けてみようと思った
第2回 サドルポジションのセッティング へ続きます