スポーツバイクのシフト(変速)操作とは?
スポーツバイクの”シフト”とは?
そもそもシフト(変速操作)はなんのために行うのでしょうか?
それは脚にかかる負荷を減らすためにあります。
例えば最初の漕ぎ出しや上り坂を登っている時にはギアを軽くしてあげることでふらつかずに走りだせたり、楽に坂を登れるようになります。
逆にある程度スピードがのってきたり、下り坂で漕ぐ時はギアを重くしないとバランスが取りずらく、力が上手く伝わりません。
上り坂がイメージしやすいかと思うのですが、重いギアでぐっと踏み込んでもスピードが出せませんし、脚がすぐに疲れてしまいます。
スポーツバイクの多くはフロントが2段、リアが8~12段と幅が広くあるので、その中で自分に合ったギアを選択しましょう。
フロント
スポーツバイクの多くにはフロントも変速機があります。
フロントは歯数の差が大きく、外側の大きい歯をアウター、内側の小さい歯をインナーギアと呼びます。
平坦から長い上り坂に差し掛かった時のように道の状況が大きく変わった時に使います。
リア
リアのギアは段数が多く、歯数の差が細かく設定されています。
外側の小さい歯がトップ、内側の大きい歯をローと呼びます。
短い上り坂や街中のストップアンドゴーなど細かい変化に対応するのに使うため使用頻度の高くなります。
シフト操作の注意点
シフト操作(変速)はいつ行ったら良いか
シフト操作はペダルを漕いでいる時に変速をしましょう。
変速はチェーンが回ることによってギアのかみ合う位置が動くので、ペダルを回してあげないと変速がされません。
止まった状態で行うと変速機にも負荷がかかってしまい、トラブルの元になります。
まず、ペダルを踏む時は重いギアを頑張って踏むよりも、少し軽めのギアをクルクル回す方が快適に自転車を走らせることが出来ます。
ペダルを回すリズムはゆっくりとしたウォーキングよりも早歩きのイメージです。(呼吸が乱れないレベルで)
そのイメージでペダリングが持続出来るギアを選択して下さい。
地形や受ける風の影響が変化しても、ペダルを回すリズムと足に掛かる負荷が一定になるようにギアを選択しましょう。
上り坂の時のシフト(変速)操作
上り坂を登っている時にフロントの変速をアウターギアからインナーギアにするとチェーンがクランクとフレームの間に落ちチェーンが外れる原因となりますので注意が必要です。
尚、チェーンが外側にある時がギアが重い状態、内側にある時が軽い状態になります。
実際の操作方法についてはロードバイクやマウンテンバイクなどで異なるので、個別にご紹介しています。
下記リンクからご覧ください。
▶ ロードバイクのシフト操作をマスターしよう
▶ MTB・ACTIVEのシフト操作をマスターしよう
▶ e-Bikeならではの操作説明