初めての車載でも大丈夫。ホイール付け外しの方法と注意事項

自身でホイールの脱着ができるようになると、パンク修理や輪行などできることが広がります。
決して難しいものではありませんが、注意すべき点があります。

ホイールの組付け方法

ホイールの組付け方法は2種類で、クイックリリースとスルーアクスルがあります。

クイックリリースは主にリムブレーキ仕様のスポーツバイクに使われているホイールの固定方法です。
名前の通り素早い付け外しができる仕組みで、工具は必要なくレバーを倒して外すことができます。

フロントはレバーを倒した後、シャフトのネジを緩めてあげると外すことができます。
リアはレバーを倒すだけで外すことができます。

戻す時はそのまま逆の動きをしてあげるだけですが、斜めに付いてしまうことを防ぐために必ず車体を地面に立たせている状態でフロントならハンドルを下に押すイメージで押さえ、リアならサドルを下に押すイメージで押さえ組み付けてください。

スルーアクスルは主にディスクブレーキ仕様のスポーツバイクに使われている最近主流のホイールの固定方法です。
シャフトを使ってホイールとフレームを固定するので常に一定の位置で固定できます。

スルーアクスルの付け外しには5mmもしくは6mmの六角レンチが必要です。
外す時はネジを緩める方向、組み付ける時は締める方向に回してください。
また、締める時はトルクレンチをお持ちの場合10N·mで固定してください。

マウンテンバイクの場合、フロントサスペンションフォークの指定トルクに従ってください。

どちらの方法もリアホイールを外すときはチェーンの位置を前のギアは内側の小さいギアにリアのギアは一番外側の小さいギアにかけるようにしてください。
リアディレーラーにかかるテンションが軽くなり、特に戻す時にテンションをやわらげることができます。

ディスクブレーキの場合は、ホイールを外したらブレーキキャリパーの間にパッドスペーサーを取り付けるようにしましょう。
ブレーキレバーを握ってしまってブレーキパットの隙間が閉じてしまうトラブルを防ぐことができます。