
ライド環境に適したライト選びについて
あなたはスポーツバイクをどんな風に楽しみますか?
走る場所や時間、スピードなどシチュエーションによって適したライトを選んで安全に楽しみましょう。
目次
スポーツバイクのライト
スポーツバイクで公道を走るとき、必ず装備しなければいけないもののひとつがライトです。
主に街中を短時間・短距離走ることを想定されたシティサイクルには、最初からライトや反射板が取り付けられているものが多いですが、スポーツバイクでは速度、使い方、走る場所・時間・距離が多岐に渡るため、装備するライトもそれに合わせて選ぶ必要があります。
どのようなライトが必要なのかを選ぶ前に、そもそも自転車に義務付けられている装備とは?
- 自転車の法律
法律上、自転車で公道を走る際にはライト、反射器材を装備していなければいけません。夜間運転を行う場合にはフロントライトを点灯し、反射板もしくはテールライトの利用が必須となります。この内容は道路交通法第52条で定められており、違反した場合には5万円以下の罰金が科されます。
- ライトの種類
各都道府県の道路交通法により定められています。
フロントライト(前照灯)
白色または淡黄色
夜間、前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる明るさ

テール/リアライト(尾灯)
赤色
夜間、後方100メートルの距離から点灯を確認することができる明るさ

ライトの明るさ
自転車のライトの明るさを表す単位
ルーメン (lm) 光原からの光の量
カンデラ (cd) 光原からの光の強さ(光度)
ルーメンの値が大きいほど周辺を明るく照らし、カンデラの値が大きいほど遠くまで照らします。
フロントライトの明るさの目安
カンデラ (光度) 400cd 以上
ルーメン (光の総量) は走行する場所の明るさにより
→市街地、街灯の多い住宅地 200 lm~
→街灯の少ない住宅地 400 lm~
→街灯のない山道 1000 lm~
リアライトの明るさの目安
10~15 lm
点灯出来るものを使用、点滅させる場合は反射板と併用して使用すること。
用途によるスポーツバイクのライトの選び方

スピードが出やすいスポーツバイクは、夜間に的確に路面状況を把握する必要があり、その走行に適したライトで前方を照らす必要があります。対向車や歩行者に自分の存在を知らせる意味でも重要になります。また、後方から来る車両に自分の存在を知らせ、事故のリスクを減らすという意味でリアライトも非常に重要となります。
では、どんな種類のスポーツバイクに乗って、どのような乗り方で、どこへ行きますか?
どんな使い方をしたいかで装備するライトを選んでみてください。
200ルーメン〜 通勤・通学など街乗りがメインで速度域は低め
街灯の多い場所をメインで走る場合は、ある程度路面を照らし、対向車に自分の存在を知らせることが出来れば良いでしょう。

500ルーメン〜 暗い道を長時間走る場合または速度域が高め
通勤などで街灯の少ない暗い道を長時間走る、あるいは速度域の高いサイクリングになる場合、明るさが強く、より遠くまで照らすものが良いでしょう。バッテリーの容量が増えるため、長時間使用できることも重要になります。

700ルーメン〜 夜間のサイクリング・街灯のない道メイン
夜間の長時間走行をする場合、山道や街灯のない道をメインに走行する場合は、前方だけでなく周囲も広範囲に照らすことが出来るものが良いでしょう。バッテリーもより長時間使用できる容量になります。


リア/ テールライト
後方から来る車両(車、モーターサイクル、自転車)に自分の存在を知らせる被視認性の高さが重要になります。夜間だけでなく昼間でも被視認性の高いものが良いでしょう。

今回ご紹介したものはスペシャライズドの代表的なライトです。
シチュエーションによってスポーツバイクのライトは様々な種類から選ぶことができます。
何を選んだらよいか迷ってしまうときは、ぜひストアにてスタッフまでご相談ください。
スポーツバイクでどんな楽しみ方をされたいのかを一緒に考えながら、あなたのライドスタイルにぴったりのライトを見つけましょう。
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