My Specialized Vol.3 Turbo Kenevo SL Expert -登りも下りも 山の全てを楽しみ尽くす最高の相棒-

My Specialized Vol.3 Turbo Kenevo SL Expert -登りも下りも 山の全てを楽しみ尽くす最高の相棒-

スペシャライズド社員や店舗スタッフなどによる、愛車紹介のコーナーです。
[MY SPECIALIZED]では独創性あふれるカスタマイズから目に見えない小さなこだわりまで、スポーツバイクが大好きなスペシャライズドチームのこだわりバイクとその楽しみ方をご紹介します!

第3回はスペシャライズド江坂スタッフ、マウンテンバイクスペシャリストでもある大森さんのTurbo Kenevo SL Expert を紹介します。フリーライド〜ダウンヒルバイクを乗り継いできた大森さんがTurbo Kenevo SL をチョイスした理由とは?


●早速ですが大森さんとマウンテンバイクの出会いを教えてください。


myspecializedインタビュー風景

元々BMXやダートジャンプバイクで街乗りしたりパークで遊んではいたのですが、言語学習のためカナダへ行った時フリーライドという遊び方に出会ったことが一番大きなきっかけですね。(フリーライド:ダウンヒルバイクやエンデューロバイクなどのストロークの長いバイクでトレイルをガンガン下り、時にはジャンプを決めたりする下りでの楽しみにフォーカスした楽しみ方)
当時流行していたフリーライドの速度感や自由なライドスタイルに衝撃を受け、それ以来ずっとマウンテンバイクの虜です。


●長くマウンテンバイクで楽しまれていますが、マウンテンバイク歴と過去のバイク遍歴を教えてください。


Kenevoライドイメージ

スポーツバイクとしてしっかり楽しんでいるマウンテンバイク歴は18年ほどでしょうか。
乗り継いできたバイクは、カナダでフリーライドするために買ったダウンヒルバイク、日本に帰国して改めて買い直したダウンヒルバイク、先代のS-Works Demo 8、Chisel、Demo Race、そして今回のTurbo Kenevo SLです。
時々クロスカントリーバイクに乗ったりしましたが、改めてメインのバイクと考えるとびっくりするほどダウンヒルバイク一筋ですね。


●スペシャライズドのマウンテンバイクはたくさんありますよね。今回大森さんがKenevo SLをチョイスした理由を教えてください。


Kenevoライドイメージ5

家からトレイルまでのアプローチしやすさを考えるとTurboのe-マウンテンバイクにするのはほとんど決まっていましたが、Levo SLにするかKenevo SLにするのか、どちらにしようかはかなり悩みました。

決め手となったのは今まで乗っていたDemo Raceです。最高のサスペンションレイアウトから生まれる追従性と安心感、ペダリング効率の良さを知ってしまっているので、そのサスペンションレイアウトやリンク構造を継承しているKenevo SLに決めました。
ストロークが長くて安定感抜群。かつ登りも楽しめる。まさにフリーライドメインで遊ぶ私からすると理想のバイクです。

kenevoでウィリーする人

ウィリーもできるしペダルバイクと比べてもバイクコントロールが大きく違わないのもいいですね。


●Turbo Kenevo SLに乗り換えてライドは変わりましたか?


クライミングもできるKenevo

これは今までとは全くと言っていいほど別物になりましたね。
近所のトレイルに行くだけでもホイールを外したり車を出したり準備が大変だったのが、Kenevo SLなら思い立ったらすぐライドにくり出せちゃいます。

実際にトレイルを走るときも大きく変わりました。
ダウンヒルバイクのDemo Raceだと登りは重いバイクを頑張って押し上げするしかなかったのが、e-マウンテンバイクのKenevo SLならほとんどのセクションをバイクに乗ったまま登れます。
今まで気にしていなかった登りにある根っこの乗り越えや急な坂へのチャレンジなど、下りだけでなくそこに至るまでの過程も楽しめるようになりました。むしろ登りが楽しくてついつい頑張り過ぎてしまいます。

Kenevoライドイメージ2

楽しいだけでなく体力も温存できるので、単純にトレイルを走れる回数が増えましたね。今まで2本走ってヘトヘトになっていた場所でも、3本、4本走ってまだまだ元気。体力に余裕を残してライドを終えられるのもとてもいいですね。

トレイルを走る本数は増えましたし、回数が増えても体力が残っていて、限られた時間の中でもライドの満足度がとても高いです。今はKenevo SLに乗るのが楽しくて仕方ないですね。


●ライドで使っているお気に入りのライドギアを教えてください。


Kenevoライドイメージ

Boomslang Pedalsと2FO Roost Canvasの組み合わせが最高です。軽く足を乗せただけでソールがフラットペダルをがっちり掴んでくれるので、ペダリング時間が伸びたKenevo SLとの相性が抜群です。
踏み面も大きくペダルの上にしっかり荷重がかけやすく安心感があります。ハイスピードな下り・倒木や岩の乗り越え・バームへの侵入、どんなシチュエーションでも次のアクションに集中するだけでいいです。


●これからやってみたいカスタマイズやグレードアップはありますか?


ミラーサドル

サドルをPower Pro Mirrorに変えたいと思っています。
今までダウンヒルバイクばかり乗ってきたので長時間サドルに座る経験があまりなかったのですが、Kenevo SLになって登りでもバイクに乗るようになリました。それに伴って乗車時間が長くなったので、もっとライドを楽しむためにペダリングの安定するサドルに変えたいですね。
実はロードバイクにも時々乗っていて、AethosにはSW Power Mirrorを好んで使っています。Kenevo SLでもMirrorテクノロジーのサドルを使いたいですね。
あとブレーキはMagraのMT7にしたいです。単純に好みの話になりますが、レバーの形状・引きの軽さ・ブレーキ時のタッチ感が自分に合っているので。


●最後に読者の方に伝えたいことがあればお願いします。


Kenevoライドイメージ4

ダウンヒルバイクばかり乗ってきた人間でしたがKenevo SLを手に入れたことで、登りの楽しみを改めて知ることができました。
木の根っこの乗り越えや急な上り坂へのチャレンジ、それをクリアできた時の嬉しさ。元々好きだった山がもっともっと好きになりました。18年近くずっとマウンテンバイクに乗ってきましたが、今まで見逃してきた楽しさを改めて発見し世界が大きく広がっています。

ペダルバイクだと大変な登りでも鼻歌混じりでこなせて、下りになったらダウンヒルバイクも顔負けの安定感と走り。Kenevo SLを選んだことで今まで以上にマウンテンバイクを楽しむ時間と余裕が生まれたと実感しています。

Kenevoと大森さん

スペシャライズド江坂では定期的にマウンテンバイクのライドイベントを行っています。
実は先日、世界基準のマウンテンバイクインストラクター資格の一つ、PMBI (Professinal Mountain Bike Instructor)を取得しました。マウンテンバイクが初めての方でも安全で楽しいレッスン・ライドのイベントにしますのでお任せください。
さまざまな楽しみ方を知って体感いただけるよう企画していきますので、ぜひ一緒にマウンテンバイクで遊びましょう!

オンラインストアはこちら


今回紹介した大森さんのTurbo Kenevo SL Expertのカスタマイズはこちら!


フレーム FACT 11m full carbon, 29″, full internal cable routing, 148mm spacing, fully sealed cartridge bearings, 170mm rear travel, geo adjust head tube, geo adjust horst pivot リアショックユニット FOX FLOAT X2 Performance, LSR, 2-position lever, 62.5x230mm
フォーク FOX FLOAT 38 Performance Elite 29, Grip2 damper, 44mm offset, HSC, LSC, HSR, LSR, 110x15mm, 1.5″ tapered steerer, 170mm travel ステム Alloy Trail Stem, 35mm bar bore
ハンドルバー Specialized Trail, 7050 alloy, 8-degree backsweep, 6-degree upsweep, 30mm rise, 780mm, 35mm clamp グリップ Deity, Supracush Grip, Gum
フロントブレーキ SRAM Code RS, 4-piston caliper, hydraulic disc, 220mm リアブレーキ SRAM Code RS, 4-piston caliper, hydraulic disc, 200mm
リアディレーラー Sram X01 Eagle, 12-speed シフトレバー SRAM X01, trigger, 12-speed
カセットスプロケット SRAM XG-1295 Eagle, 10-52t チェーン SRAM GX Eagle, 12-speed
クランクセット Praxis, forged M30, custom offset チェーンリング SRAM X-Sync Eagle, 94 BCD, 32t, alloy
フロントホイール Traverse 29 リアホイール Traverse 29
リム Roval Traverse 29 Alloy, 30mm inner width, hand-built, 2Bliss Ready フロントハブ Roval, sealed cartridge bearings, 15x110mm spacing, 28h
リアハブ Roval DT Swiss 370, Ratchet LN, SRAM XD driver body, 12mm thru-axle, 148mm spacing, 28h スポーク DT Swiss Competition Race
フロントタイヤ Butcher, GRID TRAIL casing, GRIPTON® T9 compound, 2Bliss Ready, 29×2.6″ Soil Searching リアタイヤ Butcher, GRID TRAIL casing, GRIPTON® T9 compound, 2Bliss Ready, 29×2.3″ Soil Searching
チューブ Tubeless サドル Bridge Comp, Hollow Cr-mo rails, 155/143mm
シートポスト X-Fusion Manic, infinite adjustable, two-bolt head, bottom mount cable routing, remote SLR LE lever, 34.9mm, S2: 125mm, S3: 150mm, S4/S5: 170mm シートクランプ Alloy, 38.6mm
モーター Specialized SL 1.1, custom lightweight motor UI/REMOTE Specialized MasterMind TCU, ANT+/Bluetooth®, w/Handlebar remote
バッテリー Specialized SL1-320, fully integrated, 320Wh ペダル Boomslang Platform Pedals
WIRING HARNESS Custom Specialized wiring harness w/ chargeport SWAT SWAT CC, integrated tool and chain tool with spare link in steerer tube