タイヤの見極め – 素材の違いは?
ロードバイクのタイヤには安価なものから高価なものまで幅広く、値段によって乗り心地は変わるけど何が違うの?と思われることが多いかもしれません。
今回はタイヤを選ぶ際に注目するポイントやグレードにより何が異なるのかを紹介致します。
タイヤの部位・名称
タイヤにはトレッド・ケーシング・ビードの三要素があります。
トレッド:タイヤの一番外側の路面と接するゴムの部分を指します。
スペシャライズドのタイヤにはトレッド部分に独自開発のGRIPTONコンパウンドを使用しています。
ケーシング:タイヤの内側のプツプツしている部分を指します。
ケーシングは繊維を束ね、タイヤの形状や剛性を保っている骨格的存在です。
ビード:タイヤをホイールにはめ込んだ時にホイールのリムから外れないようにする役割を果たしています。
TPIとは
スペシャライズドは全てのタイヤのTPIをホームページ・オンラインストアに記載しています。
TPIはケーシング(繊維)の1cmあたりの量を表し、数値が多いほど性能が良いタイヤとなり、価格も比例して高くなります。
ではTPI が変わるとどのような違いがあるのでしょうか。
TPIが高いと…軽くてしなやかな乗り味になり、耐久性は劣ります。
TPIが低いと…グリップ力は劣るが、耐久性に優れていて長く使いたい方に向きます。
コンパウンドとは
コンパウンドとは、タイヤのトレッドのゴムのことを指します。
タイヤはTPIだけでなく、トレッド部分のゴムコンパウンドによっても大きく性能が異なります。
トレッドのゴムは柔らかいのか、硬いのかによって乗り心地が大きく左右します。
ゴムが硬いと…ゴムが変形しずらく、転がり抵抗が低くなり、耐摩耗性が高くなります。
ゴムが柔らかいと…ゴムは変形しやすくなり、グリップ力と乗り心地に特化し耐摩耗性は低くなります。
スペシャライズド独自開発のGRIPTONコンパウンド
スペシャライズドのタイヤはモデルやグレードによりTPIやケーシング素材が異なります。
ケーシング:320TPI、ポリコットン
ケーシング:120TPI
ケーシング:60TPI
※参考としてロードタイヤを記載しています。
スペシャライズド独自のコンパウンド【GRIPTON】は、30年以上に渡り自動車やバイクのタイヤを開発していたエンジニアが携わり、開発されました。
エンジニアは【路面から受けた力を熱に変えず、押し返す力に変えられないものか。】と考えて開発に臨みました。
開発されたタイヤはドゥクーニンク・クイックステップの選手たちに何度も何度もブラインドテストをしてもらい、コンパウンドの絶妙な配合量を調整し、独自のGRIPTONコンパウンドは完成しました。
耐パンクベルト【BLACK BELT】
スペシャライズドのタイヤはトレッドの下に耐パンクベルト【BLACK BELT】が織り込まれています。
レース等でのパフォーマンス性能を犠牲にすることなく、サイドウォールにまでBLACK BELTを拡張し、サイドカットにも強いタイヤとなっています。
最後に
スペシャライズドでは販売している全てのタイヤの重量、スペックをホームページ・オンラインストアにて記載しております。
普段は値段でタイヤを選んでしまっている方も、今回紹介した三要素を気にかけてタイヤ選びをしてみませんか?
スペシャライズド新宿・銀座では店頭にて販売してございますので是非お手に取って実物をご覧ください。
スペシャライズドのタイヤラインナップはこちら。
スペシャライズド新宿
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東京都新宿区西新宿8-16-2新宿グランドウィング1F
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スペシャライズド銀座
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