究極の快適性とパワー伝達を両立する一足  S-Works Ares 2 試着レビューと考察

  • 公開:2025.05.3
  • 更新:2025.05.3

ロードシューズの理想とは何でしょうか?パワー伝達の効率性、長時間ライドでも続く快適性、そして足に吸い付くようなフィット感。この3つを本当の意味で両立できるシューズは、意外と少ないのが現実です。しかし、スペシャライズドの最新作「S-Works Ares 2」は、それを極めて高次元で実現した一足と言えるかもしれません。

S-WORKS ARES2
¥56,100(税込)

※画像をクリックすることでメーカーサイトが開きます。

革新的進化:AresからAres 2へ

前作「S-Works Ares」は、ペダリング効率を極限まで引き出すレーシングモデルとして高く評価されていましたが、一部のユーザーは甲部分の圧迫感や足の痛みを感じるといった声も上がっていました。

それに対して、Ares 2ではフィット感と快適性に関して大幅な見直しが図られています。最大のポイントは、10万件以上の3D足型データと2,000時間に及ぶ実走テストから導き出された新しいBody Geometryラストの採用。前足部にゆとりを持たせ、足の指が自然に広がる形状になっており、長距離ライドでも足が痺れにくく、圧迫感も感じませんでした。

ARES2の機能的な紹介についてはぜひ以前のブログをご覧ください↓

足との一体感が生むパワー伝達性能

実際に試着して驚いたのは、「とにかく足との一体感がすごい」ということ。Li2 Boaダイヤルによる3点クロージャー構造が、足全体を包み込むようにしっかりホールドしてくれるおかげで、踏み込んだときのダイレクト感が際立ちます。

メーカーのデータによれば、乳酸閾値での出力が前作比で7ワット向上、前足部への圧迫を44%軽減、足との接触面積は20%増加とのこと。数値だけ見れば地味かもしれませんが、これが実際に走りの感覚に直結しているのは履いてすぐに分かります。

実際にタイムトライアルのレースで使用したのですが、前足部にゆとりがあるおかげかペダルの踏み面が広く感じられ、ペダリングの安定感が増したように感じました。また強度の高い漕ぎ方をすると、普段は小指球側に圧迫感を感じてしまうのですが、ARES2では全く感じることがありませんでした。

くるぶしが当たる症例が…

稀に外くるぶしの下部が当たり痛みが出る方がいます。私自身その症例に当てはまったのですが、アッパーを揉んで馴染みをだして、1~2週間ほど乗り込んでからは痛みがなくなりました。また別な解決方法として適切なインソールをチョイスすることで解決する場合もあります。私は現在「BG SL FOOTBED GEN 2 BLU ++」を導入しています。

BG SL FOOTBED GEN 2 BLU ++
¥5,500(税込)

※画像をクリックすることでメーカーサイトが開きます。

ただし、足の骨格には個人差がありますので、やはり試着は必須です。ぜひお近くのスペシャライズド取扱店でご試着ください。

結論:一歩先を行く、攻めの快適性

S-Works Ares 2は、明らかに「速く走るための快適性」を追求したシューズです。レース志向のライダーはもちろん、ヒルクライムやロングライドでも高性能を発揮してくれるでしょう。

決して安い買い物ではありませんが、30日間満足保証プログラム(30日以内であれば返品可)がついているので、気になる方はぜひ一度その快適性を体感してみる価値ありです。

ARES TEST DAYS開催!

スペシャライズド仙台泉では6月28日(土)〜29日(日)の期間S-WORKS ARES2を試し履きできるARES TEST DAYSを開催します!サイズも36~45まで幅広く揃えておりますので、たくさんの方にS-WORKS ARES2の凄さを体感いただけます。
※ Ares Test Daysの試履きシューズにはShimano SPD-SLのクリートが取り付けられています。 

せひたくさんのご参加お待ちしております。


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