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Tarmac SL8、3つの異なるSL8 [S-Works・Pro・Expert]グレードによる違いの比較

  • 公開:2023.08.16
  • 更新:2023.08.29

先日発表された世界最速のレースバイク Tarmac SL8(ターマック SL8)。
今回のブログではTarmac SL8 のグレードについて装備やスペックを、見て、聞いて、乗って比較してみました。

Tarmac SL8はS-Works・Pro・Expert 3つのグレードがラインナップされています。
グレードが違う3種類のSL8を是非ご覧ください。

[Frame] フレーム

S-Works Tarmac SL8
Tarmac SL8 Pro

まずは、フレームの違いを見ていきます。

フレーム形状、ジオメトリーはS-WORKS・PRO・EXPERTどのグレードも同じでカーボン素材とレイアップのみが異なっています。

✔ S-Worksには最高の素材を用いたFACT 12r を使用。

✔ Pro及びExpertにはFACT 10r を使用しています。

使用しているカーボン素材に違いはありますが、ハンドリング性能や剛性ターゲットに大きな違いはありません。

最も大きな差は重量差です。

✔ S-Works 685gに対してPro,Expertのフレーム重量は780g
約100g S-Worksの方が軽量に仕上がっています。

見た目の一番の違いはダウンチューブロゴです。
S-Worksには「S-WORKS」のロゴ、ProとExpertには「SPECIALIZED」のロゴが入ります。
この見た目の違いは以前から変わりませんが、やはりS-Worksには最高を感じさせる何かがあるように感じます。

[Cockpit] コックピット(ハンドル、ステム)

左【S-Works】右上【Pro】右下【Expert】

次に、コックピット(ハンドル、ステム)周りの違いです。

S-Worksグレード完成車 : ハンドルバーとステムが一体型のRoval Rapide Cockpitを採用、軽量性、エアロ共に最高の組み合わせ。

Proグレード完成車 : Tarmac stemにRoval Rapide Handlebarの組み合わせエアロと調整域をバランスしています。

Expertグレード完成車 : Tarmac stemにExpert Shallow Alloy の組み合わせ、さまざまな調整や変更が加えやすいセットアップ。

ついにSpecializedも一体型コックピットが完成車に採用になりました。
特に今回はヘッドチューブが前に突き出た形状をしている為、一番おさまりが良くみえるのは一体型のRoval Rapide Cockpitです。

ProやExpertを購入してもハンドルバーはRoval Rapide Cockpitにアップグレードしたくなると思いました。

ただ、一体型のハンドルバーはステム長のみの変更ができないなどポジションの変更に制限があります。
そのためポジションが固まっていない方は設定の自由度が高いTarmac stemとRoval Rapide Handlebarの組み合わせが最適です。

詳しくは下記 SL8のバイクセットアップを詳しくご紹介した記事をご覧ください。

【購入前にチェック】Tarmac SL8のバイクセッティングについて

  

[Wheels] ホイール

左【S-Works】中【Pro】右【Expert】

ホイールもそれぞれのグレードに合わせて採用されています。

S-WorksにはRoval Rapide CLX II、ProにはRoval Rapide CL II、ExpertにはRoval C38が装備されており3つのグレードすべてにカーボンホイールを採用しています。

今回試乗したバイクはすべてクリンチャー仕様でしたが、どのモデルもチューブレス対応ホイールですので、後々チューブレスで使用することも可能です。
ライドスタイルにあわせてチューブレス仕様にするのもよさそうですね。

[Drivetrain] 駆動系(変速システム)

左上【S-Works Shimano Dura-Ace 9200Di2】/左下【SRAM Red eTap AXS】
右上【Pro Shimano Ultegra 8100 Di2】/右中【Pro SRAM Force eTap AXS】/右下【SRAM Rival eTap】

続いて、コンポーネントの違いを見ていきましょう、S-Worksのコンポーネントは、Shimano Dura-Ace 9200Di2もしくは、SRAM Red eTap AXS搭載しています。

Proは、Shimano Ultegra 8100 Di2 もしくは、SRAM Force eTap AXS Expertは、SRAM Rival eTapを搭載しています。
Tarmac SL8は電動コンポーネント専用設計の為すべてのモデルが電動コンポーネント仕様になっています。

グレードやコンポーネントの種類によってフレームカラーのラインナップが違うので、好みのフレームカラーとコンポーネントがマッチするかも選ぶポイントになりそうですね。

◇ 各グレードの重量については以下の通りになります。

 ・ S-Works Tarmac SL8
  Shimano Dura-Ace Di2 6.62㎏ / SRAM Red eTap AXS 6.85㎏

 ・ Tarmac SL8 Pro
  Ultegra Di2 7.16㎏ / SRAM Force eTap AXS 7.44㎏

 ・ Tarmac SL8 Expert
  SRAM Rival eTap AXS 7.7㎏

全体的に軽量化されていることが数値からも見て取れますね。

S-Worksは最高のパーツで構成され圧倒的なスペックですが、Pro、Expertはフレーム単体だとS-Worksと100gほどしか差がないためパーツのアップグレードでも大きくバイク全体のパフォーマンス向上が期待されます。

乗りながらアップグレードを楽しみたい方にも最適なモデルです。

嬬恋発表会での最速比較[S-Works : Pro]

S-Works 完成車もフルサイズで揃えられていました。住之江店スタッフ丸尾も思わずこの笑顔。

最後は8月上旬に開催された嬬恋発表会にてS-WorksとProを住之江店スタッフが実際に乗り比べて比較してみました。

S-Works はとにかく最高です。軽さ・加速・乗り心地どれをとってもSL7のそれをすべて上書きされた感覚です。その中でも加速時のスムーズさにはとても驚きました。

ProはS-Worksと比較すると重量の違いもあり登坂や加速面では劣るものの平地でスピードに乗った後の巡行性能は引けを取らない走りでした。
S-Worksと比較すると一部の性能面では劣って見えてしまいますがハンドリング性能や乗り心地の良さなどバイク自体のポテンシャルはとても高く感じました。


今回はExpertには乗れなかったのですが、性能の高さは安易に想像できますね。
アップグレードを楽しみたい方や自分好みにカスタムしたい方にはExpertがおすすめです。

◇◇◇

8/18(金)よりスペシャライズドストア各店にてTarmac SL8をご試乗いただけます。
試乗車案内こちらから

新しくなったTarmacを体感してみてください。

▶ Tarmac SL8を徹底解剖、特設ページはこちら

今回ご紹介したSL8の比較表

  S-Works Pro EXPERT

フレーム素材(カーボン)

Fact12R Fact10R Fact10R
ロゴ S-WORKS SPECIALIZED SPECIALIZED
ハンドル Roval Rapide Cockpit Roval Rapide Handlebar Expert Shallow Alloy
ステム Tarmac stem Tarmac stem
コンポーネント Dura-Ace Di2
RED eTap AXS
Ultegra Di2
RED eTap AXS
Rival eTap AXS
ホイール Roval Rapide CLX II Roval Rapide CL II Roval C38
重量 6.6kg(Di2)
6.8kg(eTap)
7.2kg(Di2)
7.4kg(eTap)
7.7kg
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