フルサスペンションのMTB(マウンテンバイク)のメンテナンスの中でも、一見地味だけど実はバイクの寿命と走りにとって重要な「リンク周りのグリスアップ」についてご紹介します。
「サスペンションのオーバーホールは気にするけど、フレームのリンク(ピボット)部分はあんまり……」という方、実は意外と多いんです。
でも、ここを気にすることはとても大事です。
理由は大きく3つあります。
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いくら高価なサスペンションを入れていても、それを支える関節(リンク)が錆びて固まっていたら意味がありません。リンク部分には、ライダーの体重や路面からの入力が常に掛かっています。ここに定期的に新しいグリスが入っていると、以下のような変化が起きます。
「最近、なんだか乗り心地がゴツゴツするな?」と思ったら、サス本体ではなくリンクのグリス切れが原因かもしれません。

MTBは泥だらけになったり、洗車で水をかけたりと過酷な環境で使われますよね。
実はグリスには「潤滑」だけでなく「水や泥の侵入を防ぐ壁」としての重要な役割があります。 グリスが切れた状態で洗車をすると、隙間から水がベアリング内部に入り込み、あっという間に錆びてしまいます。
たっぷりのグリスで満たしておくことは、最良の防水対策なんです。

もしベアリングが錆びついて「固着(動かない状態)」してしまうと、サスが動こうとする力で、回らなくなったベアリングの外側と、フレーム(またはシャフト)が擦れ合ってしまい、フレーム本体の穴が削れて広がってしまうことがあるんです。
こうなると、ベアリング交換だけでは直りません。最悪の場合、「フレーム交換」という非常に痛い出費になってしまいます。
そうならないためにも定期的にグリスアップをしましょう!

「異音がする」「動きが渋い」と感じてからでは、すでにダメージが入っていることもあります。
気になった方はぜひ一度ご相談ください。
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