パワーメーター活用できてますか?

  • 公開:2025.06.18
  • 更新:2025.06.18

近年一般のロードバイクユーザーにも馴染み深くなってきた”パワーメーター”ですが、買ったはいいものの活用できていないという方も多いのではないでしょうか。今回はそんなパワーメーターの簡単な使い方を紹介します。

パワーメーターとは

ペダルを回す時の力を計測するアイテムです。ケイデンス(足の回転数)×トルク(ペダルを介してクランクに回す力)で求められる数値がパワーになります。天候や勾配などの外部要因にほとんど影響を受けず、また心拍のように日によって数値が変わることがないため、トレーニングの指標として用いやすいのが特徴です。

パワーメーターでできること

パワー(Wワット)をリアルタイムで可視化できるだけではなく、負荷や疲労度も可視化します。パワーメーターによっては左右バランスやペダリング効率を可視化することも可能です。またそのデータを活用することで効率的なトレーニング、コンディション管理、ペース管理、他者との比較(場合による)が可能になります。

活用方法

まずは自分の中での指標を作るために「FTP(1時間持続可能な最大パワー)」を測定します。最近は様々なメソッドがあるのですが、最もメジャーな方法です。そこで導き出したFTPを基に自らのゾーンを叩き出します。

FTP測定方法

20分全力走をしてその平均ワット数の95%がFTPになります。(厳密に測りたい方は1時間の全力走で測るのがより正確です)測定環境はインドアトレーナーもしくは外でペダルを止めずに20分走れる環境(登り坂など)が望ましいです。

コンディション管理

TSS(トレーニングストレススコア)という体にかかる負荷を数値化したものがあります。TSSはFTPで1時間漕ぎ続けた負荷を100TSSとして考えます。例えばその日のトレーニングが300TSSとなった場合、1時間全力走3本分の負荷に相当する。といった具合にどれだけの負荷がかかったかが知れるため、コンディション管理に役立ちます。

ペース管理

行きの追い風で頑張りすぎて帰りの向かい風で力が残ってない、、、なんて経験をされたことありませんか?FTPを測ると「今日はFTPの〇〇%で走る。」といった具合にペースメイクができます。1日をライドを通して一定のペースで漕ぎ続けられるので、途中で力尽きることがありません。

ヒルクライムでの応用

ヒルクライムは体重が軽い方が有利と聞いたことがありませんか?登り坂での速さはパワー(W)を体重で割ったパワーウエイトレシオ(w/kg)で決まります。いくら出せるパワーが高くても体重が重いとパワーウエイトレシオは下がります。またその逆も然りで出せるパワーが低くても体重が軽いとパワーウエイトレシオは上がります。そのためヒルクライムは体重の軽さが活きる競技です。

パワーメーターの種類

クランク型、スパイダー型、ペダル型など様々なメーカーからパワーメーターが出ています。お客様のニーズに合わせて提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。


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