ショートからロングへ|スペシャライズド京都トライアスロンチーム|佐渡国際トライアスロンAタイプへ3年間の挑戦

  • 公開:2026.09.18
  • 更新:2026.09.16

スペシャライズド京都トライアスロンチームが活動を始めて3年。

最初はショートディスタンスから始まった私たちの挑戦は、ミドルディスタンスを経て、ついに国内最長クラスのロングディスタンス「佐渡国際トライアスロンAタイプ」へとたどり着きました。

トライアスロンは、スイム・バイク・ランという3種目を一人でこなす競技です。

しかし、この3年間を振り返ってみると、決して一人で戦ってきたわけではありません。

仲間に背中を押され、時には助けられ、うまくいかない経験を乗り越えながら、自分たちの可能性を少しずつ広げてきました。

そして私自身にとって今回の佐渡は、単なるロングトライアスロンへの挑戦ではありませんでした。

10年前に出場した佐渡への再挑戦。

46歳になった自分が、もう一度どこまでできるのか。

さらに、長良川で経験したスイムのパニックによって生まれた「泳ぐことへの恐怖」を乗り越える挑戦でもありました。

今回は、その3年間の歩みと、2026年の佐渡Aタイプまでの道のりを振り返ります。

1年目。まずはやってみよう!「トライアスロンに挑戦」

スペシャライズド京都トライアスロンチームの活動が始まったのは3年前。

最初からロングディスタンスを目指していたわけではありません。

まずは、京都・南丹で開催された「京都丹波トライアスロン」からスタートしました。

距離はスイム1.5km、バイク42km、ラン10kmというスタンダードディスタンス。

「まずはトライアスロンを経験してみよう」

そんなところから始まったチームでした。

ところが、最初のレースからトライアスロンの厳しさを経験することになります。

大会当日は暑さが厳しく、「厳重警戒」レベルとなったことで、安全面を考慮してランは10kmから5kmへ短縮されました。(個人的にはランが苦手なので、心の中でガッツポーズしてました。)

トライアスロンは、練習してきたことだけではなく、その日の天候や気温、風、水温など、自然環境そのものと戦う競技なのだと実感しました。

そして、その数か月後。

今度は「LAKE BIWA TRIATHLON」に挑戦しました。

こちらはスイム1.9km、バイク80km、ラン20kmのミドルディスタンス。

距離も一気に伸びました。

ところが、この大会でも天候に翻弄されます。

強風と高波の影響によってスイムが中止。

急遽デュアスロンへ変更され、「ラン3km→バイク80km→ラン20km」という、予定していたものとは全く違うレースになりました。

初年度から、暑さ、風、高波、そしてコース変更。

思い描いていた「トライアスロン」とは少し違ったスタートでした。

しかし、今振り返ると、この経験がチームにとって大きな意味を持っていました。

自然条件によって、何が起こるかわからない。

予定通りにいかないとき、自分たちはどう対応するのか。

それを1年目から経験できたからです。

2年目。仲間も増え、ミドルディスタンスへ

2年目は、長良川ミドルトライアスロン102へ。

スイム2km、バイク80km、ラン20km。

1年目よりも距離の長いレースを経験し、少しずつ「完走する」だけではなく、「どうレースを組み立てるか」を考えるようになりました。

ペース配分。

補給。

バイクからランへのつなぎ。

そして、スイムでどの位置からスタートするのか。

距離が伸びれば、一つのミスが後半に大きく響きます。

ミドルディスタンスは、単純な体力だけではなく、レース全体をマネジメントする力が必要になる。

チームとしても、少しずつロングディスタンスに近づいていきました。

しかし、その過程で私自身にとって大きな出来事がありました。

長良川で起きた、スイムのパニック

長良川ミドルトライアスロン秋大会。

このレースで、私はスイムスタート直後にパニックになりました。

スタートして泳ぎ始めたものの、周囲の選手との距離や水中での状況に圧倒され、突然、思うように泳げなくなってしまったのです。

「泳がなければ」と思っているのに、身体が動かない。

心拍がどんどん上がっていく。

一度コースの端まで移動して、呼吸を整える。

そして、もう一度泳ぎ始める。

ところが、しばらくすると再びパニックになる。

足の着く浅瀬まで何とか泳ぎ、立ち尽くす。心拍がおかしい。吐きそうというより、心臓が爆発しそう。泳ぎ出しても、息が上手くできず、また止まる。

呼吸を整える。

そして泳ぎ始める。

その繰り返しでした。

泳力そのものというより、バトルや水中の環境に対する恐怖心によって呼吸と心拍が乱れ、泳ぎ続けることが難しくなるという経験でした。

そして、この経験はレースが終わってからも残りました。

それまで普通にできていたスイムスタートが怖くなった。

「次も同じことが起きたらどうしよう」

そう考えるようになりました。プールでも泳ぐことがトラウマに。

次に待っているのは佐渡Aタイプ。

スイム4km。

長良川の2kmでもパニックになった自分にとって、4kmという距離は決して簡単なものではありませんでした。

3年目。まさかの「佐渡国際トライアスロンAタイプ」へ

そして3年目。

チームとして、ついに「佐渡国際トライアスロンAタイプ」に挑戦することになりました。

佐渡Aタイプは、スイム4km、バイク190km、ラン42.195km。

合計236kmを超えるロングディスタンスです。

ただ、実は私自身、この年に佐渡へ出場することは、もともと予定していたわけではありませんでした。

新潟ゆかりのメンバーに佐渡という日本最長のトライアスロンをおすすめしてました。個人的には一番感動したトライスロンの大会です!是非エントリーしてください!と、背中を押していました。。。

正規エントリー期間が過ぎて、追加募集の発表。

きっかけはチームメンバーからの声でした。

「せっかくだから一緒に佐渡に出ましょう!」

今から?準備はちょっと厳しいかも。

でも行動しないと、何も変わらない日常。

仲間に背中を押され、追加募集の枠に申し込みました。

そして、出場が決定。

そこから準備が始まりました。

3か月という短い期間の中で、自身のトレーニングを組立、ロングディスタンスに向けて準備を進めることになりました。

正直、簡単な挑戦ではありませんでした。

だからこそ、今回の佐渡は、

「完璧に準備して挑むレース」ではなく、「今の自分たちに何ができるのかを試す挑戦」

だったと思います。

佐渡に向けて、まず取り組んだのが「減量」

今回、10年前に出場した際の大きな違いの一つが体重でした。

2016年、36歳で佐渡に出場したときの体重は約75kg。

一方、今回の佐渡挑戦を意識した時期には、体重は85kgまで増えていました。

10年で約10kg。

このままでは、ロングディスタンスを戦ううえで身体への負担も大きい。

そこで、トレーニングと並行して減量にも取り組みました。

最終的に、85kgから78kgまで減量。

約7kgの減量です。

食事を少し見直し、お酒の量もなるべく意識し、練習量を増やして、目標体重を目指しました。単純に体重を落とすことだけを目的にしたわけではありません。

190kmのバイクを走り、その後にフルマラソンを走る。

そのためには、まずは体重だけでも当時の体に戻したい!そんな無謀な欲が。自分の体を見直す良いきっかけになりました!

ロングのトライアスロンでは耐久力がポイント。できるだけ身体への負担を減らしながら、必要なパワーと持久力を維持することが重要です。

残念ながら10年前の75kgにはまだ届きませんでした。

それでも、85kgから78kgまで落とせたことで、身体の軽さは明らかに変わりました。体も変わり少し自信も沸いてきました。

今回の佐渡に向けては、

「強くなる」だけではなく、「余分なものを落として、動ける身体を作る」

ことも大きなテーマになりました。

今回のトレーニング

佐渡に向けたトレーニングは、特別なことを毎日行ったわけではありません。

基本となったのは、日常の生活の中にトレーニングを組み込むことでした。

平日の夜はスイムをして、自転車通勤で帰宅。

そして、出勤前にランニングを3km。

休日には、まとまった時間を使ってロングライドやランニングを行いました。

特に休日は、

● ロングライド 190㎞

●ランニング 3時間走

など、長時間身体を動かし続けるトレーニングを取り入れました。

ロングトライアスロンでは、一回の練習で劇的に強くなるわけではありません。

仕事をしながら、平日の夜に泳ぐ。

仕事前に3km走る。

休日には長い距離を走る。

そしてロングライドを行う。

そうした一つ一つの積み重ねが、最終的に佐渡の236kmという距離につながっていきました。

また、単純な距離だけではなく、長時間動き続ける身体を作ることを意識しました。

3時間走もその一つです。

苦手なランニング。。。長時間走り続けたときに身体がどうなるのか。

脚がどう疲れるのか。

補給や水分をどう取るのか。

そうした経験を、レース前にできるだけ積み重ねました。

10年ぶりの佐渡

そして、私自身にとって佐渡には、もう一つ大きな意味がありました。

10年前。佐渡Aタイプに出場し、トライアスロンに燃え尽きました。

当時36歳。

今回は46歳。

10年という時間を経て、もう一度同じ舞台に戻ってきました。

2016年の記録は、

● スイム:1時間09分

● バイク:5時間45分

● ラン:4時間07分

● 体重:約75kg

年代別1位でした。

やり切った末に、スイムとランニングはおやすみしてました。

そして2026年。

体重は78kg。

年齢は46歳。

10年経って、自分はどこまでやれるのか。

今回の佐渡は、その答えを確かめるレースでもありました。

そして2026年、佐渡へ

2026年9月6日。佐渡国際トライアスロンAタイプ。

スタート前には、もちろん不安がありました。

特にスイム。

長良川での経験が頭に残っています。

「またパニックになったらどうしよう」

その気持ちは消えていませんでした。

しかし、今回のスイムでは、心強い仲間からアドバイスをいただきました!

その具体的な作戦は

スイム攻略。「速く泳ぐ」より「パニックにならない」

今回のスイムで最も意識したのは、スタート位置とライン取りでした。

私はあえてアウトコースを選びました。

最短距離を泳ぐのであれば、もっと内側を通ったほうがいい。

しかし、今回はそれを選びませんでした。

大外を回れば、その分、多少遠回りになります。

それでも、

「他の選手とのバトルを避け、自分のペースを守る」

ことを最優先にしました。

長良川でパニックになった経験から、今回は最初から自分が落ち着いて泳げる環境を作ることを意識しました。

最初のターンも、できるだけ大外から回る。

最短ラインにはこだわらない。

他の選手と接触する可能性をできるだけ減らす。

タイムを少し犠牲にしてでも、安心して泳げるラインを選択しました。

1周目。「大丈夫かもしれない」

スタート。

やはり緊張はありました。

長良川の記憶があります。

しかし、今回は事前に決めた通り、アウトコースを泳ぎました。

周囲の選手を気にしすぎない。

無理に集団に入らない。

接触しそうになったら避ける。

呼吸が乱れたらペースを落とす。

そして何より、焦らない。

大外を回りながら、自分のリズムで泳ぎ続けました。

すると、1周目を泳いでいるうちに、少しずつ身体が水に慣れてきました。

呼吸も大きく乱れない。

心拍もコントロールできている。

そして何より、

パニックにならない。

これは私にとって、とても大きなことでした。

2周目。「少し集団に入ってみよう」

1周目を終えたところで、少し気持ちに余裕が生まれました。

そこで2周目からは、次のステップに挑戦しました。

完全に単独で泳ぐのではなく、集団の後ろにつく。

もちろん、無理に集団の真ん中へ入るわけではありません。

前の選手との距離を保ちながら、その後ろについていく。

長良川では怖く感じていた状況です。

しかし今回は、少しずつ水中の環境にも慣れてきたことで、パニックになることなく泳ぎ続けることができました。

長良川では、

「集団が怖い」

「呼吸が乱れる」

「止まらないと泳げない」

という状態でした。

それが佐渡では、

「大外なら大丈夫」

「少し慣れてきたから、集団の後ろについてみよう」

と、自分で状況を判断できるようになっていました。

そして、最後まで泳ぎ切りました。

結果、スイムは40分。

順位は255位でした。

数字だけを見れば、決して速いスイムではありません。

しかし、自分自身にとって、この40分には非常に大きな意味がありました。

長良川で失ったスイムへの自信を、佐渡で取り戻すことができた。

それが今回のスイムで得た、一番大きな成果です。

「克服した」のではなく、「コントロールできるようになった」

今回の経験から学んだことがあります。

恐怖や苦手意識は、無理やり消そうとする必要はないのかもしれません。

私は今回、スイムへの恐怖が完全になくなったわけではありません。

スタート前には不安がありました。

でも、その不安に対して、

「どうすればパニックにならないのか」

を考えました。

アウトコースを選ぶ。

大外からターンする。

バトルを避ける。

必要ならペースを落とす。

そして、慣れてきたら少しずつ集団に近づく。

つまり、

「苦手だから避ける」のではなく、「苦手なものを自分でコントロールできる形に変える」

ことができたのだと思います。

これは今回の佐渡における、私自身の最大の収穫でした。

得意のバイクパート!機材頼りの10年後のパフォーマンスは?

190kmのバイク。ここで自分の強みを出す

スイムを終え、次は190kmのバイク。

ここからは自分の得意分野です。

今回は160mmクランクという新しいセッティングにも挑戦しました。

これまで使用してきたクランク長から変更し、ハイハンズポジションにも挑戦。ロングディスタンスでのポジションやエアロフォーム、ペダリングを試す意味もありました。

10年の機材進化!最新の機材とフィッティング理論とエアロを全て取り入れました!

そして迎えた190km。

当日は非常に風が強く、風速約9m/sという厳しいコンディションでした。

それでも、ここでは比較的安定して走ることができました。

結果は、

5時間48分38秒。

バイク順位は20位。

2016年の5時間45分に対して、10年後の2026年は5時間48分38秒。

わずか数分の差でした。

もちろん、2016年と2026年では天候が大きく違います。

2016年は最高気温33.6℃、風速2.4m/s。

一方、2026年は強風という全く違う条件でした。

そのため、単純にタイムだけを比較することはできません。

それでも46歳になった自分が、190kmを5時間48分台で走り、バイク順位20位に入れたことは、大きな自信になりました。

それに前回はバイクパートに体力を全振りし、今回は余力を残してのT2へ。補給もばっちりとることができました!

最後のランニング42㎞!しかし突然の体調不良、、、

バイクを終え、最後はフルマラソン。

ここが今回の最大の課題でした。

結果は、

5時間09分28秒。

ラン順位は259位。

そして、走っている途中から胃腸のトラブルに苦しみました。

バイクでは、

● エナジージェル12個

● エナジーグミ1個

などを摂取。

ランでも補給を行いましたが、途中から胃腸の問題が続き、それ以上の栄養を十分に入れることが難しくなりました。

エイドでは水やアクエリアス、コーラ、お茶などを取るものの、その後に胃腸の問題が出る。

長時間の運動では、単純に「たくさん補給すればいい」というわけではありません。

何を、どのタイミングで、どれだけ摂るのか。

そして、それをバイクからランまでどうつなげるのか。

今回のレースで、そこが大きな課題として残りました。

10年前と今回。変わったもの、変わらなかったもの

2016年と2026年。

10年という時間を経て、同じ佐渡Aタイプに戻ってきました。

2016年(2026年)

|年齢   |36歳   (46歳)
|体重   |約75kg (約78kg)     
|スイム  |1:09 (0:40※)
|バイク  |5:45:36 (5:48:38)
|ラン   |4:07:01 (5:09:28)
|総合順位 |8位   (119位)
|バイクアップ順位|3位(20位)

※2026年はスイムが4kmから2kmへ短縮されたため、単純比較はできません。

10年前と比べて、バイクはほぼ同等のタイムで走ることができました。

一方、ランでは大きく差が出ました。

そして体重についても、今回は85kgから77kgまで減量。

10年前の75kgには及ばないものの、46歳で77kgまで戻して佐渡に挑戦できたことは、一つの成果でした。

もちろん、年齢だけが結果を左右するわけではありません。

トレーニング内容、レース展開、補給、天候、コンディションなど、さまざまな要因があります。

今回の結果を単純に「10年前より遅くなった」と考えるのではなく、

「まだ伸ばせる部分が明確になった」

と捉えています。

そして達成感よりも悔しい気持ち。もっと改善できたんじゃないか。

自分の可能性や限界に挑戦できるよう、もっと準備をしておけばよかったという後悔。

今回の成功と失敗

今回の佐渡を振り返って、成功したことと失敗したことを整理してみます。

成功したこと

① スイムのパニックを乗り越えた

今回、一番大きかったのはここです。

長良川でパニックになった経験から、スイムへの恐怖心がありました。

それに対して、スタート位置、ライン取り、集団との距離などを事前に考え、実際のレースで実践しました。

そして最後まで泳ぎ切ることができました。

② 190kmを強風の中で走り切れた

バイクは5時間48分38秒、順位20位。

強風という厳しい条件の中でも、自分の強みを出すことができました。

③ 85kgから77kgまで減量できた

10年前の75kgには届かなかったものの、ロングディスタンスに向けて約8kgの減量。

トレーニングと並行して身体を絞り、77kgでレースに臨めたことも今回の準備の一つの成果でした。

今年の健康診断が楽しみです(笑)

④ 160mmクランクという新しい挑戦

ロングディスタンスの本番で新しい機材セッティングを試すこと自体にもリスクはありました。

しかし、自分の身体やポジションを考えた上で挑戦し、新しい可能性を確認できました。

⑤ 短い準備期間でも佐渡Aタイプに挑戦できた

そもそも出場予定ではなかった佐渡。

仲間に背中を押され、追加募集に申し込み、そこから準備。

決して十分とは言えない期間でしたが、最終的には佐渡Aタイプのスタートラインに立ち、完走することができました。

⑥ チームとして3年間で大きく成長できた

ショートから始まり、天候によるレース変更を経験し、ミドルへ進み、そしてロングへ。

距離だけではなく、レースに対する考え方や対応力も少しずつ積み上がってきました。

一方で、失敗したこともたくさんあります。

今回の佐渡は、成功だけではありません。

むしろ、次につながる課題が明確になったレースでした。

最大の課題はラン。

5時間09分28秒という結果は、10年前の4時間07分と比べても大きな差があります。

そして、胃腸トラブルによって十分な補給ができなかったこと。

これは来年に向けて必ず改善しなければなりません。

また、190kmのバイクを走った後に42.195kmを走り切るためには、単純なマラソンの走力だけではなく、

「バイクで脚を残す能力」

「バイクからランへスムーズにつなげる能力」

「長時間運動中でも補給を受け入れられる身体」

が必要です。

今回の佐渡は、そのことを改めて教えてくれました。

そしてトライアスリートの競技力が圧倒的に向上していました。優勝タイムも大幅に短縮され、バイクは機材やエアロ理論、ランはシューズ、補給の理論も何もかもが新しくなっていました。

このことから上位を目指すには、来年の目標が

そして、今回のレースを終えて、次の目標ができました。

佐渡のランで3時間を切る!

42.195kmを3時間以内。

これは簡単な目標ではありません。

しかし、だからこそ挑戦する価値があると思っています。

今回の5時間09分28秒から、3時間へ。

もちろん、単純に2時間以上縮めればいいという話ではありません。

スイム、バイクを終えた状態で走るフルマラソン。

そのためには、

● ランそのものの走力

● バイクで脚を残す能力

● バイクからランへの移行

● 補給戦略

● 体重管理

● フォーム

● 故障しない身体づくり

すべてを見直す必要があります。

今回の佐渡で見つかった課題を、一つずつ潰していく。

それが来年に向けてのテーマです。

3年間で変わったのは、距離だけではない

成長を続ける最高の仲間|スペシャライズド京都トライアスロンチーム

振り返ってみると、この3年間でチームが経験したことは、単純に「ショート→ミドル→ロング」と距離が伸びただけではありません。

1年目は、トライアスロンという競技への挑戦をしました。

2年目は、ミドルディスタンスでレースマネジメントを学びました。

そして3年目。日本最長のトライアスロンにメンバーで挑戦。

佐渡という大舞台で、強風、スイム短縮、190kmのバイク、フルマラソンという過酷な環境に挑みました。

ランニングパートではすれ違うたびにお互い声を掛け合い、勇気が出ました!お互いにボロボロになりながら、しゃがれた声で「あと何周?」「最後まで頑張ろう!」

素直に勇気が出ました!

その中で、私自身はスイムへの恐怖とも向き合いました。

長良川でパニックになった。

だからこそ、佐渡では「どうすればパニックにならないのか」を考えた。

大外を泳ぐ。

遠回りする。

集団を避ける。

そして、慣れてきたら少しずつ集団へ近づいてみる。

結果として、完璧なスイムではなかったかもしれません。

でも、

「怖いからやめる」から「怖いけれど、自分でコントロールして挑戦する」へ。

この変化は、私自身にとって非常に大きなものでした。

またこの経験をこれからのトライアスリートへとつなぐことができます。

そして我々は人の可能性を呼び覚ます

スペシャライズドが掲げる「Human Potential Awakening」。

人の可能性を呼び覚ます。

今回の3年間の活動を振り返ると、この言葉の意味を少しだけ実感できたように思います。

最初から「佐渡Aタイプを完走する」と決めていたわけではありません。

最初はショート。

そこからミドル。

そして仲間に背中を押され、気がつけば佐渡Aタイプのスタートラインに立っていました。

途中では、思い通りにいかないこともありました。

スイムでパニックになった。

体重が増えてしまった。

そこから7kg減量した。

今回の佐渡でも、ランでは大きな課題を残しました。

それでも、そこで終わらせない。

できなかったことを次の課題に変える。

怖かったことから逃げずに、どうすればできるようになるのかを考える。

そして、仲間と一緒にもう一度挑戦する。

それが、この3年間で私たちが学んだことだと思います。

そして、また次の挑戦へ

2026年の佐渡Aタイプ。

スイム2km、バイク190km、ラン42.195km。

総合順位は119位。

バイク20位。

ラン5時間09分28秒。

数字だけを見れば、まだまだ課題の多いレースです。

でも、だからこそ面白い。

10年前の自分を超えられなかった部分もあれば、10年前とほぼ変わらない力を発揮できた部分もある。

そして、10年前にはなかった「チーム」という存在があります。

一人だったら、今回の佐渡に出場していなかったかもしれません。

仲間がいたから挑戦できた。

仲間がいたから、長良川での失敗を乗り越えて、もう一度スイムに向き合うことができた。

そして、佐渡までたどり着くことができた。

だから、今回の佐渡は「完走した」という結果だけではなく、

「人は、環境と仲間と挑戦によって、まだまだ変わることができる」

ということを、自分自身で経験できた3年間だったと思います。

次の目標は、佐渡のラン3時間切り。

今回見つかった課題を一つずつクリアして、もう一度佐渡のスタートラインに立ちたいと思います。

ショートから始まったスペシャライズド京都トライアスロンチームの挑戦は、まだ終わりません。

Human Potential Awakening.

人の可能性は、まだまだ呼び覚ますことができる。

私たちはこれからも、自転車を通じて、そしてトライアスロンを通じて、その可能性に挑戦していきます。


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