『Crux』超軽量グラベルバイクは全人類がターゲットか?

  • 公開:2025.12.22
  • 更新:2025.12.22

※これはレースインプレや、メーカー発表をなぞった評価記事ではありません。
実際にCruxを購入し、普段のライドで乗ってみた中で感じたことを、正直に書いています。

グラベルバイクなのに軽い

正直に言うと、今回スペシャライズドのCruxを選んだ一番の理由は、とても分かりやすいです。
軽量バイクが好き。それに尽きます(笑)

これまでロードバイクに乗ってきて、バイクの性能を判断する基準のど真ん中に、常に「軽さ」がありました。
踏み出した瞬間の反応、ダンシングしたときの気持ちよさ、バイクを持ったときの直感的な感覚。そういった部分に楽しさを感じてきたタイプです。

その一方で、グラベルバイクに対しては、正直なところ少し距離を置いていました。
「遊びの幅は広そうだけど、走りは重たそう」
そんなイメージがあったからです。

このバイクは、その先入観をいい意味で裏切ってくれました。


通勤というリアル

もうひとつ、Cruxを選んだ理由があります。

それは、河川敷を通勤で走るための、タフで信頼できるバイクが欲しかったという、とても現実的な理由です。

舗装はされているけれど、砂や小石が浮いていたり、雨の後は路面状況が一変したり。
ロードバイクで走れなくはないものの、タイヤやリムへの気遣いが常に頭の片隅にありました。

河川敷を通るルートを日々の通勤で使っています。舗装路だけでなく砂利や荒れた路面が混じるこの道では、スピードや軽さだけを重視したバイクだと少し気を遣う場面もありました。だからこそ、タフで安心感がありつつ、走りが重くならないバイクが欲しかった。その相反する条件を、無理なく満たしてくれる一台だと感じています。こうした路面でも、気負わず走れる安心感があります。

通勤路を走っていると、ふと視界の端に現れるんです。
**「あ、入っていけそうだな」**と感じる瞬間が。
ワイドタイヤによる安定感と、フレームのしっかり感があるからこそ、通勤という“毎日の足”として使うイメージが自然に湧きました。

速さだけでなく、気楽さと安心感。
このバランスが取れている点も、CRUXを選ぶ後押しになっています。


構えなくていい楽しさ

グラベルを走ってみて感じたのは、ロードとは違うリラックス感でした。

ウェアも走り方も、そこまで気張らなくていい。
「この道、行ってみようかな」と思ったら、そのまま入っていける気楽さがあります。

ロードバイクのように、速度や平均ペースを常に意識しなくてもいい。
ただ走ること自体を楽しめる感覚は、久しぶりでした。

最近は、通勤や街乗りだけでなく、未舗装路を目的にグラベルを楽しむ方も確実に増えています。
そうした“ちゃんと走るグラベル”のニーズに、真っ直ぐ応える方向性のバイクだと感じました。


手に取ってすぐ分かる、Cruxの軽さ

最初に触ったとき、一番印象に残ったのはフロント周りの軽さです。

バイク全体が軽いのはもちろんですが、特にハンドル周りが軽快で、持ち上げた瞬間に「おっ」と思わされます。

S-Works Crux(FACT12rフレーム)は、組み上がりで7㎏ジャストという驚異の軽さ。これはロードバイクの軽量モデルと並べても、まったく見劣りしない数字です。
グラベルバイク=重量級、というイメージは完全になくなりました。


走りは想像以上に軽快

実際に走らせてみると、その印象はさらに強くなります。

踏み込んだ分だけ素直に前へ進み、反応は良いのに尖りすぎていない。
力をかけるとスッと加速し、流すと落ち着いて走ってくれる。

「グラベルだからこんなものだろう」という妥協を、一切感じませんでした。

走る前は「これはグラベルなのか、それともシクロクロス寄りなのか」と考えていましたが、実際に走ってみると、そんな区分けはどうでもよくなります。
単純に、“よく走るバイク”です。


ロードバイクからの違和感が少ない理由

Cruxに乗っていて感じたのは、ロードバイクからの自然なつながりでした。

軽量なロードバイクに慣れている方なら、このフィーリングはすぐ理解できると思います。
無理に乗り味を変えられた感じがなく、操作が直感的です。

個人的には、Aethosに近い感覚を覚えました。
軽さをベースに、バイクを自分で操っている感じが強いところが似ています。


扱いやすさにつながるジオメトリー

ジオメトリーは、ホイールベースも長く安定感重視ですが、重たい印象はありません。

それは、やはりベースにある軽さのおかげだと思います。
細かい加減速や、リズムよく走る場面での反応がとても良く、結果として扱いやすさにつながっています。

多少テクニカルな路面でも、バイクに振り回される感じがなく自分で操っている感覚が楽しすぎます。


まとめ|Cruxのターゲットは、全人類

このバイクに乗ってみて、最後にたどり着いた結論があります。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、Cruxのターゲットは全人類だと思っています(笑)。

軽量バイクが好きな人には、その反応の良さと走りの軽快さが素直に刺さる。
安定感を求める人には、クセのないハンドリングと安心感がある。
これからグラベルを始めたい人にとっても、構えずに乗れて、ちゃんと走れる。

特定のジャンルや乗り方に縛られないのに、決して退屈ではない。
誰が乗っても「走りやすい」「楽しい」と感じられる、このバランス感覚こそがCRUXの一番の魅力です。

ロードバイクの軽快さが好き。
でも、同じ道・同じ遊び方に少し飽きてきた。

そんな方にとって、Cruxはとても自然な次の一台になるはずです。

当店では、ロードバイクからの乗り換え相談はもちろん、走り方や使い方に合わせたCruxの組み方もご提案しています。
「自分もこの“全人類”に含まれるのか?」
ぜひ一度、気軽に試しに来てください。


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