試乗車でご用意させていただいているAETHOS PROの54サイズを乗ってきました!カスタマイズしてみたらめっちゃ走るバイクに変身!?
今回のインプレッションは先入観や他の方のインプレッションを完全に無視した、AETHOS PROを他モデルと比較したスタッフ剣持の素直な感想です。これを読んで少しでも興味の湧いた方は是非ご試乗しにいらしてください!!
結論は、最後にまとまってるので長ったらしい文章はスキップしてもらっても大丈夫です。剣持のインプレッションにご興味ありましたら長いうえに拙い文章ですが、是非読んでみてください。途中途中の青(端末によっては赤だったり紫だったりします)文字の部分はメーカーの商品説明ページへリンクしています。是非クリックして確認してみてください。
インプレッションの前にスタッフ剣持とスタッフ剣持が普段乗っているロードバイクをご紹介。スタッフ剣持:1998年生まれ、身長:180cm、体重:66kg、脚質:(自称)パンチャー、好きな食べ物:ラーメン・焼き肉・寿司・ピザ、趣味:ロードバイク・マウンテンバイク・車・お買い物・カフェ巡り・最近カメラ壊しました・トレランや登山に興味あり。
普段乗っているロードバイクはTARMAC SL7 PRO、ALLEZ SPRINT DISC(カスタムペイント)。どちらもレーシングバイクでとにかくライダーのパワーを余すことなくスピードに変え、レースで勝つことを最大の目標に作られている。TARMAC SL7 PROは完成車重量7.5kg(多少のカスタムあり)サイズは56 、ALLEZ SPRINT DISCは8.6kg(カスタム多数)サイズは56といった具合。
それではAETHOS PROのインプレッション、
まず第一印象、“めっちゃオシャレ、可愛い”。パステルカラーや透き通ったカラー、角度で色の変わるカラーとどのカラーもこだわり抜かれており、他のSPECIALIZEDによくあるダウンチューブにブランドロゴをドーン!
イベント会場やレース会場にいくと遠くからでも一目でSPECIALIZEDだとわかる、ルイ・ヴ○トンで例えるとモノグラムのような、どっから見てもわかるデザイン。同じルイ・ヴ○トンでもダミエやタイガ、エピは一見ルイ・ヴ○トン感は薄いが、わかる人にはわかる感じがオシャレ、それがSPECIALIZEDだとAETHOS。
わかりにくくて申し訳ないけど、たぶんそんな感じ、少なくとも自分にはそう感じた。ぱっと見のインパクトは強くないが、実はSPECIALIZEDなんです、実はS-WORKSなんです、みたいな、そういったさり気なさもオシャレでかわいい。
実際乗ってみて最初に感じたのが、“漕ぎ出しめっちゃ軽い”。
違和感を覚えるほど。完成車重量7kg程のAETHOS PRO、6kg程のS-WORKS AETHOSどちらも乗ったことがあるが”漕ぎ出しが本当に軽い”。リムハイト33mmながら前後1,365gと超軽量なALPINIST CLやもっと軽い1,248gのALPINIST CLXも相まってめっちゃ漕ぎ出しが本当に軽い。
そこからの加速性能も申し分なく、”時速30km/hまでの速度域であればTARMAC SL7 PROより楽“。ここからの伸びや瞬発力はTARMAC SL7に軍配が上がる、その後の高速度域での速度維持やスプリントにおいては圧倒的にTARMAC SL7が速い。
RAPIDEホイールがめちゃくちゃよくできているので高速度域ではホイールの差もかなり大きく感じる。なので自分のTARMAC SL7 PROのホイールと交換して乗ってみた。
すると同じバイクなのか疑うほど速度維持がしやすくなった。時速35km/hを超えてもしっかり加速し、維持も楽。スプリントはTARMAC SL7と比べるとやはりパワーが抜けていく感覚が残る。
続いて、軽量ロードバイクにありがちな剛性不足やコーナリング時の不安定さに関してチェックしてみた、スプリントや高速度域での伸びは無いと言ったが、”低速度域(例えば急坂での加速や、〜25km/hでの加速性能)ではしっかりと加速してくれ剛性不足は全くと言っていいほど感じない”。
急坂での加速はTARMAC SL7とは違った気持ちよさがあり、何より”ダンシング時の振りが軽くめちゃくちゃ気持ち良い”。TARMAC SL7が踏むとグワっと加速するのに対し、AETHOSは”回すとスルスルと気持ち良く加速してくれる”。
そしてコーナリング、特に下りでのコーナリング時におこりがちな”軽量バイク特有のふらつきは全くない”。この点はTARMAC SL7もかなり優れており、よく狙ったラインをトレースできると表現するが、本当に思い描いたコーナリングができる。
TARMAC SL7に関しては思い通りのラインを思ったより速いスピードでクリアしてしまう。とにかく速い。AETHOSは、”速いスピードというよりは思い通りのスピードで思い通りのラインをクリアできる”。
自分で”スピードコントロールがしやすく思うがままに操れる”感じ、ディスクブレーキの恩恵もあり、下り坂でのブレーキングも怖くないのでいつも以上に下りを楽しめる。これはスペシャライズドのロードバイク全般に言えることだが、しっかり芯を感じられてコーナリングが気持ちいい。
そして乗り心地に関して、しなりがどうのとかたわみとか衝撃吸収がどうとかっていうのは正直自分にはよくわからないが、驚くほど”乗り心地がいい”と感じた。
普段TARMAC SL7 PROとかALLEZ SPRINT DISCに乗っているからそう感じるんでしょと思われるかもしれないので、以前短期間だがS-WORKS ROUBAIXを借りたことがあるので、ROUBAIXと比較してみた。
比べると単純な乗り心地の良さはFUTURESHOCKとPAVEシートポストを備えたROUBAIXが圧倒的に良いが、ROUBAIXは乗り心地の良さと同時にしっかりとしたしなりを感じる。
しなりを効かして乗り心地を最高に良くしている。悪く言うと踏み込んだ際にパワーロスを感じる。シッティングで踏んでいる時はかなり軽快に進んでくれてエンデュランスバイクとは思えないほど速く、TARMAC SL7の速さに近いものを感じた。
実際エアロ性能も優れており、これがパリ・ルーヴェというレースで優勝するために作ったレーシングバイクなのか!!という印象だったが、ダンシングするともたついて進まない。登りに関しては、登れるけど軽快さはない、ぶっちゃけ他と比べて速くはない(*ROUBAIXにはより速さに拘った、レーシーなジオメトリーのROUBAIX TEAMが存在します)。
AETHOSでは乗り心地はどうか、軽快に登れ、芯のあるバイクなのになぜか乗り心地がいい。乗り心地がいいというより”体へのダメージが少ない”。ROUBAIXと大きく違うのは荒れた路面ではTARMAC SL7やALLEZ SPRINT DISCよりは優しいが路面のギャップやアスファルトのひびが割としっかり体に伝わってくる。
シーンに例えると、ロングライドで山を越えたり、荒れていない綺麗な道路を走るシーンではAETHOSが得意、平坦基調だったり少し荒れた路面を走るシーンではROUBAIXの方が得意。ただ、はっきり言えるのはどちらもロングライドを確実に楽しんでいただける。
自分のTARMAC SL7 PROでロングライドへ行くと疲労が数日抜けない、ALLEZ SPRINT DISCでは脚じゃないところが痛くなったりする(これは自分にも問題があるかも)、AETHOS PROやS-WORKS ROUBAIXでロングライドへ行っても疲労感はかなり薄く、次の日もまた楽しく走れる。
ただ、アベレージスピードはTARMAC SL7 PROが圧倒的に速い、時間で言うと100kmをTARMAC SL7 PROでは3時間で走れるとするとAETHOSでは3時間半、ROUBAIXでは同じくらいの感覚で踏んでも4時間近くかかるイメージ。
もちろんその日のコンディションや天気によって左右されるので一概には言い切れない。自分が車が大好きなので車で乗り心地を例えると、メルセデス・ベ○ツで言うとコンフォートモードがROUBAIX、スポーツモードがAETHOS、スポーツ+もしくはレースモードがTARMAC SL7って感じ。
車種グレードで例えるならMaybachがROUBAIX、S-ClassがAETHOS、AMGがTARMAC SL7、例えが下手でごめんなさい。
総括すると、AETHOS PROはロングライドから信号の多い街中、ヒルクライムと幅広いニーズに応えた新しいスタイルのオールラウンドロードバイク。ホイールを変えれば、高速度域での巡航も楽になり、レースバイクとしても十分使える。
では、どんな人におすすめか…
超軽量、信号の多い都会のストップアンドゴーが気持ちよく感じる。登りはもちろん、下りも楽しめ、乗り心地も良く長距離ライドにもぴったりなニュージャンルロードバイク。
・自転車はスタイルやファッションの一部、バッグやスニーカーであって主役は自分、さり気ないオシャレさ、可愛さが好き。
・信号などのストップアンドゴーをストレスなく走りたい。
・レースで勝つ‼︎タイムを縮める‼︎ではなく、純粋なライドの楽しさや気持ち良さを求めてる。
・35km/hに満たない速度域のレースで勝負したい。RAPIDE履けば高速度域のレースにも対応できちゃう。
・登りをもっと楽しく登りたい。
・ロングライドが好き、チャレンジしたい。
こんな方々におすすめです。
せっかくなので、他モデルもどんな方にお勧めかご紹介。
世界選手権優勝!空力と軽さ、剛性のバランスに優れた最強オールラウンドレーシングバイク。
・レースで勝ちたい。クリテリウムやヒルクライムレース、エンデューロ、ロードレースからトライアスロンまでなんでもできちゃう。
・ライバルに勝ちたい。
・ワイヤーフル内装、とにかくめっちゃカッコいい。
軽さと剛性、乗り心地のバランスに優れた癖がなくカスタムで自分に合わせられる、優等生オールラウンドバイク。
・正直どのロードバイク買っていいかわからない。
・まだどんな乗り方したいか決まってない。
・ヒルクライムからロングライド、時にはレースまでとりあえずなんでも楽しんでみたい、トライしてみたい。
乗り心地重視、長距離ライドもへっちゃら軽さより快適さを重視した身体へ優しいエンデュランスバイク。
・ロングライドが好き、チャレンジしたい。
・ちょっと道が悪いところへも行ってみよう。
・前傾姿勢がキツすぎないロードバイク探してる。
・ギミックたくさん搭載されたロードバイクに乗ってみたい。
太めのタイヤを装備、未舗装路もへっちゃら上位モデルには収納まで備えられた乗り心地重視なグラベルロードバイク。
・グラベルを冒険したい。
・のんびりロングライド。
・キャンプとかアウトドアが好き。
・ギミックたくさん搭載されたロードバイクに乗ってみたい。
・ロードバイク持ってるから一味違うロードバイクを探してる。
ハンドリングの良さと空力、剛性に優れたアルミレーシングバイク。
・クリテリウムやエンデューロ、平坦基調なレースで勝ちたい。
・レースへチャレンジしてみたい。
・スプリント大好き、ゴリゴリ踏み倒したい。
・ロングライドっていうよりは、短めの距離を気持ちよく走りたい。
ざっくりこんな感じ、ALLEZ SPRINTでブルべへ挑戦されているお客様を知っていますし、ROUBAIXに乗ってレースで優勝経験のある友人もいます。あくまで、比較したらこっちが向いてるよという話です。自分のスタイルにあったモデルを選んでいただきたいのが本音ですが、”カッコいい”、”かわいい”、”オシャレ”、”色が気に入った”、”名前が気に入った”、”あの選手が乗ってた”などなど選び方は自由!あなたはどのモデルを選びますか?
*ご試乗の際には事前にご予約が必要です。
RAPIDEホイール履かせてみたいという方は、スタッフ剣持までご相談ください。
また、ご試乗当日は身分証明書、ヘルメットをご持参ください。ロードバイクでお越しの方はサドル高さ等調整いたしますので、店内へバイクの方お持ちください。ペダルに関しては、SHIMANO、LOOK、フラットペダルであれば貸し出し用ございます。併せてご利用ください。
車体選びやカスタムのご相談お待ちしています!!
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