CRUX5 をロードタイヤで乗る

  • 公開:2026.09.14
  • 更新:2026.09.14

■ 検証 ■
グラベルバイクにロードタイヤを履かせてロードバイク的に乗るのはアリ?

👉️ 結論:アリよりのアリ


背景

モデルチェンジしてエアロロードバイク顔負けの風貌になったCRUX 5。もうタイヤをロード用に変えたらロードバイクとして走れるんじゃないか?とすら思えます。

手持ちのバイク全部手放してCRUX +ホイール2セット(グラベル用&ロード用)を用意すれば事足りるんじゃないか?というお客様もいました。

そこで高岡がCRUX5にロードタイヤを履かせて走ってみました。
使ったホイールは、Roval Terra CLX II+Mondo 32c (TLR)です。

見た目

55mmまで許容するフレームに32mmのタイヤを装着すると、さすがにスカスカ感は否めません。
ほんとのロードバイクみたいに28cとか30cとかを装着するのはNGです。(理由は後述)
あくまでもオールロードの代替として考えて、タイヤは”太いロードタイヤ”で行きましょう。

まぁ見た目は慣れるでしょう。
ただもう少し太い、35もしくは40cくらいの軽めのロードタイヤの方がBetterです。

ライドフィール

ロードバイクと同等というわけにはいきません。

特徴:
安定性高くゆったり乗るのに向いている反面俊敏性に欠ける。
区間タイム(速度)ではロードバイクより劣るが、圧倒的に快適。
理由は大きく3つ、①ホイールベースが長い、②BBが低い、③タイヤが太い。

①サイズ54でホイールベースを比較すると
Tarmacが986mmに対してCRUXが1026mm。実に40mm(4cm)違います。約4%です。これだけ違うと、全力ダッシュした時のソリッド感はかなり違います。

②サイズ54でBB位置を比較すると
Tarmacが72mmに対してCRUXが78mm。実に6mm違います。この差は非常に大きいです。
重心低くて安定性は高いけど俊敏性に欠けます。コーナーの切り返しはダルく、コーナー立ち上がりの素早い踏み出しでペダルヒットしやすいです。
つまりクリテリウム的な走りには向きません。グラベルバイクをそういう目的で使う人はいないでしょうが。もしやろうとしていたら、止めたほうが良いです。

グラベルバイクのBBハイトはグラベル用の太いタイヤを前提として設定されているので、ロード用タイヤを履かせるとだいぶ低重心になります。
これはゆったりサイクリングするにはとても良い味付けとなります。

③せっかくグラベルバイクをロード的に乗るなら、普通のロードバイクでは入らないような35とか38とか40mmのタイヤを履かせたいですね。
そうすることによりレースを想定したロードバイクでは味わえない圧倒的な快適性を手に入れることができます。

オススメセットアップ

タイヤ

ロード用の35〜40cのタイヤが良いでしょう。
32cを履いて走ってみましたが、もうちょっとオールロードに寄せたセッティングの方が面白いと感じました。どうせ軽快性やスピードではロードバイクに敵わないので、ロードバイクと同じタイヤにするのではなく太いタイヤで圧倒的快適性を手に入れましょう。
転がり抵抗の損失はありません。

またCRUXは47mm程度のタイヤを想定して設計されているようです。それに対して28や30mmのタイヤを履かせてしまうと、車高だけでなくトレール値への影響も大きくなりすぎてハンドリングに影響してきます。

ロード用の太いタイヤとしては、GravelKing Rの35c/40cとか、Vittoria CORSA PRO CONTROLの38c/42cあたりが面白そうです。
(高岡もまだ試していないので今後試用予定)

ギア

一般的なグラベルバイクにはフロント40T前後が付いていますが、ロード兼用でいくならフロントは大きめの46とか48Tとかが良いと思います。見た目も良いし。
ローギアでのギア比1.0は欲しいので、SRAM XPLR の46TとかMTB用のローギア51Tとか52Tとかがあると良いですね。

シングルでそこまで大きなローギアを求めると超ワイドレンジのスプロケットとなるので、12sと13sの違いは大きいです。

13速のグラベル用コンポSRAM XPLRがオススメです。

ペダル

オールロードバイクとして走るのならロード用ペダルも良いです。

グラベルバイクにロード用ペダルを付けるのも、ロードバイクにオフロード用ペダルを付けるのも、アリだと思います。
より快適と思える方を選べば良いと思います。

まとめ

オフロードを走る目的で作られたグラベルバイクを舗装路のライドに使うのも全然アリです。

舗装路を軽快に、長く、快適に楽しめる乗り物になります。
ただレース用として開発されたロードバイクと同じような性能には当然なりません。

ロードレース、ヒルクライム、クリテリウム、などのレースでも使えるか(その使用が適切か)と聞かれればNOです。

普通のロードバイクでは入らないような太いスリックタイヤ(ロード用タイヤ)を履かせてスーパー快適ロードサイクリングを楽しむのも一興です。

スペシャライズド自由が丘 高岡

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