3Dプリント加工のサドルは何が違う?S-Worksで比べてみた。

  • 公開:2025.02.19
  • 更新:2025.02.17

ライダーの多くが一度は経験する問題の1つに「サドルによる痛み」があるかと思います。今までいろいろ試してみたけれど、どのサドルが自分に合うかわからない。そのような方のために、ハイエンドクラスでは主流となりつつある3Dプリント加工、Mirrorシリーズについてご紹介いたします

Mirrorとは?

Mirrorとは、液状ポリマーを3D加工することで従来のフォームでは不可能なレベルで素材の密度を調整できる複雑なハニカム構造を実現させた技術です。これら14000本の線と7799個の点をつないだ特許出願中の特殊構造により、一人ひとりに適したフィット感をもたらしてくれます。

ラインアップ

現在スペシャライズドでは、3つのMirrorテクノロジーを採用したサドルがラインアップされています。最も人気のあるショートノーズタイプの”S-Works Power with Mirror”、ワールドツアーチームの要望を受け共同開発した”S-Works Phenom with Mirror”、レースなどの高強度でのシチュエーションを快適にするロングノーズタイプ”S-Works Romin Evo with Mirror”。これら3つの中からライドシチュエーションや体との相性など用途に合わせてお選びいただけます。

通常のSW Powerとの比較

それではMirrorテクノロジーを用いていない通常のS-Works Powerと比較した場合はどうでしょうか。快適性と重量の面から見ていきます。

快適性

通常のS-WORKS POWERは、バイクと身体が最も直接的に連結される、一番低いレベル1のパッティングを採用しています。一見痛みを感じないかと不安に思うかもしれませんが、座骨サポートは血流試験と圧力マッピング試験で効果が証明済です。そのため一日中走っていても快適です。

それに対し、S-Works Power with Mirrorは、14000本の線と7799個の点をつないだハニカム構造がライダーの体型を完璧に再現することで、坐骨を包み込みます。これが坐骨に安定させ、ポジションの改善などにも効果的です。

また手に取るとサドル座面の位置によって、硬さが異なることがわかります。
坐骨結節が当たる部分に関してはある程度の硬さを保ち、しっかりと坐骨を安定させます。
一方、血管や神経、デリケートゾーンが触れる中央部に関しては、神経や血流を阻害しないようにコンフォートに作られています。これにより、血流障害や神経圧迫を効果的に防いでいます。

これは従来のフォームでは実現できなかった技術であり、ただ柔らかいだけのサドルとは違った適切な圧力配置が行われています。これらが、Mirrorサドルのお尻の痛みの軽減と坐骨の安定といった快適性をもたらします。

重量

次に重量面を見ていきましょう。S-Works Powerが159g(143mm)、161g(155mm)なのに対して、S-Works Power with Mirrorが190g(143mm)、194g(155mm)とおよそ30gほどの重量差があります。やはり、重さに関しては軽量なポリウレタンパッティングを採用しているS-Works Powerに軍配が上がります。

お客様の声

こんな人におすすめ!!

快適性と重量面からMirrorサドルの特徴を見ていきました。
やはり快適性においては右に出る者がいないほど、完成度の高いサドルだと感じています。
特にただ柔らかいだけのサドルでなく、位置によって密度を変化させられるのが3Dプリント設計の一番の魅力といえます。重量面においては通常のS-Works Powerに比べて多少重くなりますが、昨今のワールドツアーチームのタイヤ幅の増大やバイクのコンプライアンスの向上を見ていると、長い距離を走るレースにおいても快適性の評価は上がっているでしょう。

軽さも重要だけれども長い距離を速く走るために、快適性も重視しているライダーにおすすめ。

レンタルサービス

今回紹介したS-Works Power with Mirrorや”S-Works Romin Evo with MirrorといったMirrorサドルを500円/1日からレンタルしていただけます。ぜひ、シーズンが始める前に最新技術のサドルを試してみませんか?

【関連記事】
S-Works Tarmac SL8 , Tarmac SL8 PRO完成車にPower Mirrorが付属してきた! グレードの差で何が違うの??


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