Vブレーキクロスバイクのセミオーバーホールを承りました。

  • 公開：2024.01.10
  • 更新：2024.07.3

今回の車体と施工内容について

今回は、スペシャライズドのクロスバイク「2008 Sirrus Sport」のセミオーバーホールをご依頼いただきました。
通学に使用されているとのことで保守部品の消耗具合が多く見受けられました。
来春から気持ちよく乗りだすため点検、パーツ交換、清掃を兼ねてセミオーバーホールをご依頼いただきました。
それでは各パーツの修理内容についてみてみましょう。

ハンドル周りについて

ワイヤーは定期的な交換が推奨されます。錆びや汚れにより動きが悪くなったり、ワイヤーが切れてしまうこともあります。
今回はハンドルをカスタムされている関係でブレーキとシフトワイヤーが長く、また見た目が不格好であったため、ワイヤー交換の際に長さを整えさせていただきました。
セミオーバーホール以上をご依頼いただくとワイヤー代込でワイヤー交換をするので大変お得です。

Before
After

                                            　　　　　    

ブレーキ周りについて

Vブレーキは部品点数が少なく、メンテナンスが容易で制動力が高いこともあり、これまで多くのクロスバイクに採用されています。
高い頻度で使用するクロスバイクの場合、気が付かない内にブレーキシューはすり減っていることもしばしばあります。
ブレーキ周りの汚れを除去し、ブレーキシューを新品にすることでスムーズなブレーキの効きを取り戻すことができます。

Before
After

ドライブトレインについて

定期的にドライブトレインを洗浄する事で保守部品を長持ちさせます。
今回はチェーンとスプロケットが交換目安に達していた為、交換させていただきました。

Before
After

クランク、ペダル、前後ディレイラー、ブレーキは取り外し洗浄します。
分解することで、消耗具合の確認や思わぬ破損を発見する事もあります。
必要に応じて交換・修理することで自転車の寿命を延ばすことに繋がります。

Before
After

フレームについて

付着した汚れや塩分、泥などは使えば使うほど蓄積されるので、フレームにダメージを与える可能性があります。洗車をすることで定期的に汚れを落とし、フレームやパーツを保護することができます。
汚れが溜まりやすい車体の隙間をブラシを使い分け綺麗にします。
綺麗にしておくとバイクが壊れにくく長期的なメンテナンスに繋がります。

全体について

洗浄後、各パーツを取り付け、ブレーキと変速を調整し、全体のトルクチェックをして完成になります。
お持ち込みの際と比べて見違えるような綺麗な仕上がりになりました

セミオーバーホール後の車体

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