Wahoo ELEMNT ACEファーストインプレッション

  • 公開:2025.03.1
  • 更新:2025.03.11

昨年末に発売されたWahoo ELEMNT ACE。

初代ELEMNT から ELEMNT BOLT、ELEMNT BOLT V2と、歴代Wahooのサイクルコンピューターを愛用し続けてきた住之江スタッフが購入して約2ヶ月使ってみました。レースには出ずロングライドやポタリングがロードバイクの主な使用用途で、インプレッション内容は過去のELEMNTシリーズとの比較が主になります。

Wahoo ELEMNT ACE よかった点

ディスプレイの見やすさ

気がつくのは大きくなってさらに見やすくなったディスプレイです。

速度などのライドデータを見る時もそうですが、何よりマップを見る時に大活躍です。
画面解像度が上がったことで、今まで相当拡大しないと表示されなかった道路の情報がしっかり表示されます。一方通行などを表示してくれると、特に初めて走る道での安心感が違います。

後述の内容とも一部被りますが、これくらい画面の大きさ(3.8インチ)があるとタッチスクリーンでも誤操作も起こしにくくて良いです。

タッチスクリーン

今までの物理ボタンに慣れていたので多分使わないだろうと思っていましたが、いざ使ってみると非常に便利です。
ELEMNT BOLT V2ではページ送りが一方通行で、うっかりボタンを押しすぎたときに目的のページに辿り着くまでページ送りをもう一周しなくてはなりませんでした。しかしタッチスクリーンになったことでスマートフォンと同じように画面のスワイプでページが戻れます。
痒いところに手が届いた進化です。

そしてELEMNT ACEはタッチスクリーン非対応の冬用グローブでも反応するのが素晴らしい。厚手のグローブ+ひどい末端冷え性のスタッフが操作してもしっかりと動作します。誤タッチも起こりませんでした。
上記理由のためタッチスクリーンを諦めていたスタッフにとっては過去にないほどの感動です。

引き続き搭載されている物理ボタンと、タッチスクリーン、そして洗練されて使いやすい操作画面構成で何をするにしてもストレスを感じません。
ライド中の操作はもちろん、ライド前の画面設定もライド後のデータ精査も思い通りです。

大容量バッテリー

最大30時間駆動を謳うELEMNT ACE。 
Di2やライトをはじめとした要充電の機器が増えた昨今、その充電頻度が抑えられるのは非常に心強いです。
ちなみに、スタッフが先日ブルベに参加した時
・画面光度最低
・音声案内無し
・その他デフォルト設定
上記設定で18時間ライドして帰宅時の電池残量が48%でした。設定やライド環境次第ですが、実際には30時間以上のランタイムがありそうです。

GPSの補足速度&精度向上

地図を見ている時と、ライドのオートポーズ・オートスタートで非常にこれらを感じます。
ELEMNT BOLTだと止まっていても勝手にライドスタートすることがしばしばあったので、この改善は非常に嬉しいです。

ルート案内音声やシステム音などの音量調整ができるようになった 

以前までだと音に関して「鳴らす」か「鳴らさないか」の2択しかありませんでしたが、それに加えて音量も調節できるようになりました。

ルート案内はいらないけどスマートフォンからの通知は欲しい。ルート案内必要だけどグループライドだから控えめにしてほしい。そんな様々なニーズに応えてくれます。

少し話がそれますが、画面をダブルタップすることでベル音がなる機能が追加されました。
もちろん物理のベルを取り付けておくに越したことはなりませんが、ハンドル形状などに制限があってどうしても取り付けできないときの一つの解決方法かもしれません。

Wahoo ELEMNT ACE 惜しいと感じた点

重量

ELEMNT BLOT V2と比べると3倍近く、そして以前は大きいと言われていたELEMNT ROAMと比べても倍以上の重量です。
参考
ELEMNT ACE:208g
ELEMNT ROAM V2:93.5g
ELEMNT BOLT V2:68g

付属のコンピューターマウントとハンドルとの相性にもよりますが、路面の凹凸を乗り越えるとマウントごと少しお辞儀することがありました。特にくだり坂などスピードの上がっているタイミングに多い印象です。

起動時間

電源を入れてから実際に使えるようになるまで少し時間がかかります。これは過去のELEMNTシリーズも同様でしたが、ELEMNT ACEは特に顕著です。

実際に起動するまではかりましたが38秒ほど必要です。 ELEMNT BOLT V2で25秒だったので、高性能化したことが影響していそうです。
とはいえ、ボタンを押してすぐに走り出さなくてはいけない状況は少ないので慣れの範疇です。

ウインドダイナミクス

ELEMNT ACEのウリの一つであるウインドダイナミクス。
ライド中に追い風なのか向かい風なのか、他の人の後ろについていて風を受けていないだとか、空力についてリアルタイムで可視化できる機能です。

しかし惜しいことに現状それ以上でもそれ以下でもなく、今後のアップデートに期待です。

『バーチャルコーチ』のような機能が追加されて「今向かい風が強いからしっかり姿勢を低くしろ!」とかアドバイスが飛んでくると面白いですね。

総評

スタッフのようにレース以外の目的でサイクリングを楽しんでいて、多機能かつ直感的に操作できるサイクルコンピューターが欲しいという人にはぴったりのELEMNT ACE。そして色々設定を触ってカスタマイズしたい最新ガジェット好きのサイクリストにはおすすめです。


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