全国にはサイクリングに適した〇〇イチのコースが様々あります。
関西近郊で有名どころといえば滋賀県の琵琶湖を一周するビワイチ、兵庫県の淡路島を一周するアワイチ、そしてそれに次ぐ一周コースが香川県の小豆島を一周する通称「マメイチ」です。
香川県の提唱するモデルコースは約80kmですがショートカット無しで島全周を巡ると120kmにもなります。
島の中央には寒霞渓という観光スポット、そしてサイクリスト的には歯応えのあるヒルクライムスポットもあり、観光にもトレーニングにも最適なコースです。
スペシャライズド住之江のスタッフは仕事中急に「そうだ、小豆島行こう」と思いつき、定休日をいかして愛車のRoubaix SL8とともにマメイチしてきました。
閉店間際は気もそぞろになりながらすぐに帰宅し、ロングライドの準備を整えて一路神戸へ自走。
小豆島への交通手段はフェリーのみ。深夜に神戸を出発し翌朝小豆島に着くフェリーがあるので今回はそれを利用しました。
フェリーの受付を行い乗船時間までうろうろ。
高松・小豆島へのフェリーはスポーツバイクを分解せずそのまま運んでくれます。
ホイールを外す必要がある輪行と違い、ライド前にバイクのセッティングをしなくていいのは本当に素敵です。
昂る気持ちを抑えながらフェリーに乗船。
しかしいざ乗船し個室に入って横になると、エンジン音を子守唄にいつの間にかぐっすり就寝していました。そして気がついたら日が登っていてあっという間に小豆島に到着。
予定の着岸時間よりは少し遅れましたが、旅行にこのようなイレギュラーはつきもの。
そんなこともあるよねと笑い飛ばしながら港すぐのコインロッカーにリュックなどの荷物を預け、軽装でライドスタートです。
朝の間に小豆島の南側をサクッと走り抜けます。
お醤油の醸造所や名物のオリーブ園など観光スポットがたくさんあります。
立ち寄りたい気持ちはあったのですが営業日や営業時間の関係で今回は泣く泣くスルーです。小豆島一周するんだと意気込んでなければじっくり立ち寄りたいスポットだらけ。
交通量の多い南側を抜けた後はひたすらに海岸線沿いを進みます。
小高い丘を駆け上がれば入江を見渡せ、少し遠くに目を移せば別の島やフェリーの往来も見ることができます。いかにも瀬戸内海の島に来たんだなという実感が湧きます。
波の音や風に揺れる木々、海鳥の鳴き声などいい意味で過度に観光地化されていなくて、小豆島をありのまま楽しめている…なんとも表現が難しいのですが”旅”をしている感じがとても良かったです。
ただしこちらの海岸線ルートは前述のモデルコースから外れているので若干道は荒め。路面の凹凸・枯れ枝枯葉・急勾配な登りくだりとバラエティに富んだ道をFuture Shock 3.3を搭載したRoubaix SL8 の恩恵を存分に受けながらペダルを回していきます。
全行程の約半分ほどの土庄町で小豆島名物のお素麺を食べて一息入れます。
一息入れた後は進路を変えて北上していきますが、ここからがサイクリングという意味ではある意味本番です。
小豆島の西から北は、それほど急な坂があるわけではありません。しかし1~2kmくらいの地味なのぼりと下りが連続するジェットコースターのようなルートを走ります。
頑張れば気合いで一気に行けますが、それが連続するのでまるでインターバルトレーニングをしているかのようです。
そこまで頑張るつもりはなかったので、WahooのSUMMIT Freeride(ルート登録していなくても今ライドしている登坂の距離や勾配が表示される機能)と睨めっこしながらマイペースで淡々と進みます。大阪城の石垣にも使用されたことで有名な石切場を横に見ながらただただひたすらに。
そうこうしているうちに予約していた帰りのフェリーの時間が近づきます。実は往路のフェリー、小豆島への到着が1時間くらい遅れていました。
頑張れば小豆島外周をフルで回れたかもしれませんが、走力とタイムリミットの関係で今回は一旦お預け。次回の楽しみにとっておきます。
そんなこんなでなんとかフェリーの時間にも間に合って 100km 1200m up の(ほぼ)小豆島一周 マメイチ完遂です。
この神戸へ帰るフェリーが新造船で中はとても綺麗だったし食べ物も施設も最高だったという話や、朝荷物を預けたコインロッカーが開かなくてめちゃくちゃ焦ったという話は、スペシャライズド住之江でスタッフにお尋ねください。
秋には 島中央の寒霞渓が紅葉で綺麗に色づくようです。今回はライドがメインでしたが、e-BikeのVado SLを相棒に観光・グルメをメインに据えて一泊、そんなのも楽しそうです。
暑さもひと段落してサイクリングに最高のシーズンになってきました。
ビワイチ・アワイチをはじめ関西からアクセスしやすい〇〇イチはさまざまあります。
中でも特に小旅行を味わえる小豆島一周 マメイチ、この秋いつものコースに飽きたらいかがでしょうか。
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