最近ロードバイクやグラベルバイクでも搭載するモデルも増えているUDH(ユニバーサルディレーラーハンガー)
MTBではすでに普及しているハンガーの規格ですが、実際のところこのUDHは他のハンガーと何が違うのでしょうか。
UDHはコンポーネントメーカーのSRAMが様々あるディレーラーハンガーを共通化させようと提唱した規格です。
ご存知の方も多いと思いますが、変速機とフレームを繋ぐディレーラーハンガーは車種やメーカーによって形状が異なる場合が多いです。(スペシャライズドのロードバイクはディスクブレーキ化を果たして以降はかなりのモデルで共通のハンガーを使用するようになっています)
リムブレーキのディレーラーハンガーだとスプロケットの丁数によって選択するものが変わるなんてこともありました。
そのような様々ある乱立した規格をある程度統一していこうというのがUDHです。
一昔前にあった様々なBBの規格が溢れていたのが、どんどんと収束しつつあるのに近い動きかもしれません。
ちなみにUDHの提唱はSRAMですが、シマノやカンパニョーロのコンポーネントも問題なく取り付け可能です。
UDH対応フレームであれば、MTBでもグラベルでも同じディレーラーハンガーを使いまわせます。
Stumpjumper 15とCruxの2台持ちしている人がいたとすると、予備として置いておくディレーラーハンガーは一つで十分です。
バイクメーカーが違う人と一緒にライドしていて万が一誰かがハンガーを曲げてしまった場合でも、UDH対応フレーム同士なら一つハンガーを持っていれば柔軟に対処することが可能です。
フレームを挟み込むようにして取り付けるUDHですが、フレーム内側のパーツ形状が独特です。
これはハードなライド中にチェーンがトップギアから外れてしまった場合でも、チェーンがギアとディレーラーハンガーの間に挟まることによってフレームを傷つけにくいようにこのような形となっています。
通常のディレーラーハンガーも、ディレーラーに大きな力がかかった際に曲がるもしくは折れることでフレームを保護する役割があります。しかしUDHはそれに加えて大きな力がかかった際に、若干ではありますが後ろ方向にズレて衝撃を逃がしてくれる構造になっています。
岩や木の枝などとディレーラーがぶつかってしまった、または落車などで大きな力がディレーラーにかかった、そんな場合でも無理しなければホイールやフレームを守ってくれます。
MTBやグラベルバイクではかなりスタンダードになっているUDH。スペシャライズドでは最近モデルチェンジした Crux がUDHに対応しました。
最新のグラベルコンポーネント RED XPLR AXS を使用するためにはフレームはUDH対応していることが必須となっていますので、バラ完・アップデートを検討する際の一つの要素となってきそうです。
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