スポーツバイクに乗り慣れてきた。
少し遠くまでライドできるようになったなら、次のステップはチェーンクリーニングに決まりです。
愛車をピカピカにすれば気分もあがるしペダルも軽い。
この”軽い”は比喩表現というだけでなく、実際に汚れたチェーンと綺麗に清掃したチェーンとでなんと12Wも駆動抵抗が違うという実験もあります。
パワーメーターを導入しているライダーの皆様は、今12Wという数字を目にしてさぞ驚いていることでしょう。
参考: https://velo.outsideonline.com/2020/05/how-many-watts-does-a-dirty-chain-steal/
とりあえず注油しておけばいいんでしょ?という声も聞こえてきますが、汚れが詰まったところに注油しても浸透せずさらに汚れが悪化します。注油の前にまずはチェーンのクリーニングからです。
Contents
様々な自転車用ケミカルがありますが、今回使用するのは
Wako’s チェーンクリーナー
Wako’s フォーミングマルチクリーナー
Wako’s チェーンルブ
の3つです。
その他ケミカル飛散防止にウェスや捨てる予定のタオル、手の汚れ防止にメンテナンスグローブなども用意いただくと作業が捗ります。
チェーンクリーナーのノズルを起こし、チェーンへ満遍なく吹きかけます。
ただし吹きかける向きには注意しましょう。ディスクブレーキの車体だとブレーキローターに飛び散る恐れがあります。事前にブレーキローターカバーをかけておくのも一つです。
付属のブラシを使ってチェーンの間にある汚れをかき出します。チェーンの間の汚れが浮いて外へ出てきやすいように、チェーンのローラーを回しながらブラッシングします。
ここに汚れが残っていると注油しても効果が薄いのでこのブラッシングをしっかりと行いましょう。
この工程が実はチェーンクリーニングにおいて最も大事な工程です。ここを念入りにできるかで仕上がりが大きく変わります。
ブラッシングが終わったら一旦浮いてきた汚れを拭き取ります。
フォーミングマルチクリーナーをチェーンにたっぷり吹きかけ内部に残った汚れやチェーンクリーナーの残りを押し出します。
最初は泡状ですが汚れとくっつくと徐々に小さくなっていきます。
フォーミングマルチクリーナーの泡が小さくなってきたら拭き取りのタイミングです。
綺麗なウェスをチェーンに当てがい、クランクを回してチェーンの汚れを拭き取ります。内部の汚れがなくなるよう、チェーンのローラーを回転させてあげるのがコツです。
洗浄後はしっかりと注油を行ないます。
使用するチェーンルブにもよりますが、塗布して内部に浸透するまで15~20分程度は放置してください。
その後軽く不要なルブを拭き取りましょう。そうすることでチェーンルブが十分に性能を発揮しますし、チェーンステーやホイールへの飛散も防げます。
チェーンに付着していた砂や、スプロケットと接触し削れた鉄粉などが綺麗さっぱり取れています。
チェーンクリーニングはチェーンルブを浸透させる工程を省くとおよそ20~30分程度で作業が完了します。
スポーツバイクのセルフメンテナンスの中では必要な時間が短く、かつその効果がライドに与える影響が大きい部類のメンテナンスです。
梅雨の時期・酷暑・厳冬期など、バイクに乗れないな〜と思ったら次回のライドに向けてチェーンのクリーニングはいかがでしょうか?
紹介したケミカルは全てスペシャライズド住之江店頭に並んでおりますので、ぜひ足をお運びください。
6月21日(土)にスペシャライズド住之江でチェーンクリーニングだけでなく、スプロケットも含むドライブトレイン全体をクリーニングする講座を行います。
場所の関係で定員は3名と限られますのでお申し込みはお早めに。
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