スポーツバイクで使用するコイン電池まとめ

  • 公開:2025.05.10
  • 更新:2025.06.10

スポーツバイクは近年驚くほどハイテクに進化しています。電動変速や無線通信が当たり前と言っても良いでしょう。
その裏側で見過ごされがちなのが「コイン電池」の存在です。

意外と見落としがちなこのコインバッテリーの消耗ですが、実際にはバイクのパフォーマンスに直結する大事な要素です。

SRAM AXS、Shimano Di2、パワーメーターやサイクルコンピューターなど──
多くのパーツが、意外にも小さな電池ひとつで動いています。

困るのは「どこにどの電池を使えばいいの?」という点。一見するとどれも違いがないように見えるコイン電池。
ここではスペシャライズド 住之江で取り扱っている主要な電動・無線機器について、どの電池を使用するかを一覧で紹介します。

主な使用電池と対応機器一覧

CR2032(最もよく使われるボタン電池)

SRAM AXSシリーズ(コントロールレバー・AXS PODコントローラー・パワーメーター)
・4iiii パワーメーター
・CATEYE サイクルコンピューター(一部モデル)

様々な箇所で使用されているCR2032は、サイクリストにとって最も馴染みのあるコイン電池ではないでしょうか。
コンビニやドラッグストアでも入手しやすく予備として携帯しておくと安心です。

CR1632(やや小さめのボタン電池)

Shimano Di2 STIレバー(R8100系など)
スペシャライズド E-BikeのTCU(液晶タイプのMaster Mind TCUはメインバッテリーから電源を供給しています)

こちらもコンビニやホームセンターで取り扱いがあり、比較的入手が容易です。

LR44/SR44(ガーミンVector用)

Garmin Vector3(ペダル型パワーメーター)

現行モデルのGarmin Rallyは充電タイプですが、先代のGarmin Vector3にはLR44またはSR44のコイン電池を使用します。
パワーメーターの数値が正しく表示されなくなったときはこの電池の消耗を確認しましょう。

単4形リチウム電池

SRAM Rival AXS パワーメーター

SRAM Rival AXSパワーメーターにはリチウム単4電池を使用します。
重要なのは、アルカリ単4電池は使用しないことです。アルカリ電池は腐食や液漏れを起こす可能性があり、パワーメーターの電子機器にダメージを与える危険性があります。

電池交換の目安と注意点

交換の目安

多くのコイン型電池は、約2年程度が寿命の目安です。
使用状況や気温によって異なることもありますが、2年を目安に定期的に交換することをおすすめします。

サイクルコンピューターとの連携

電池が弱ってくるとセンサーとの接続が切れやすくなります。
事前にセンサー類とペアリングしおいて、サイクルコンピューターにコイン電池残量が少ない警告が出るよう設定しておきましょう。
突然の切断トラブルを防ぐためにも早めの電池交換がベストです。

交換時のポイント

ご自身で交換する際は以下のことに注意しながら交換してください。

・電池の極性(+/-)に注意して正しく装着
・防水性能維持のため、パッキンの劣化を確認
・小型ドライバーや専用工具を用意しておく

コンビニで買えるという安心感

CR2032やCR1632などのコイン型電池は、最近では多くのコンビニや家電量販店で取り扱いがあります。
旅先や出先で「やばい、電池が切れた…」となっても、落ち着いて近くのコンビニを探せば対応できることが多いのです。

「遠征先でCR2032が切れたけど、コンビニで見つかって助かった!」という体験談を多数聞いています。もし余裕があれば事前に使っている電池の型番を把握しておきましょう。

ちなみに

全くの余談ですが、コイン電池の名前には全て意味があります。

1番めの文字に電気化学系を表す英字(L=アルカリ、S=酸化銀、P=空気亜鉛、C=二酸化マンガンリチウム、無=マンガン)
2番目に形状を表す英字(R=円周、F=平面、S=直方体)
3番目の数値には寸法を意味する2桁のコード(41=外径7.9mm/高さ3.6mm、43=外径11.6mm/高さ4.2mm、44=外径11.6mm/高さ5.4mm)
もしくは数値が4桁の場合は前2桁が外径を、後2桁が高さを意味します(単位はmm)

つまりよく使うCR2032は”二酸化マンガンリチウムの円筒型で外径20mm/高さ3.2mm”ということらしいです。だからなんだということではないですが、電池も様々な規格がありますね。

まとめ:バイクの“見えない電源”を意識しましょう

スポーツバイクの無線電動変速化が進む今、「コイン電池」はまさに縁の下の力持ち。

各種アプリやサイクルコンピューターを上手に使って電池残量を確認しておきましょう。半年に一回程度の頻度で大丈夫です。
「これってどの電池?」「交換方法が分からない」という方は、スペシャライズド住之江のメカニックスタッフまでお気軽にお声がけください。

電池交換ひとつであなたのバイクはもっと快適にもっと信頼できる相棒になります。
安全で楽しいライドのため、「そういえばコイン電池の残量なんて見たことがないな…」と思ったあなたは今一度チェックしてみましょう。


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