関西近郊〇〇イチ 全部走ってきました!

  • 公開:2024.10.28
  • 更新:2024.10.28

小豆島へマメイチライドに行ったことがきっかけで、急にロングライド熱が再燃したスペシャライズド住之江の某スタッフ。
そしてジャック・ウルトラサイクリストの日本縦断チャレンジを見ていたことでその熱が加速し、気がついたら9月から10月の約1ヶ月間にアワイチ(淡路島一周)とビワイチ(琵琶湖一周)を走っていました。

関西近郊で有名な〇〇イチを3つ全てライドしたスタッフが独断と偏見で、それぞれのライドコースを4つのポイントに絞って5段階でまとめました。
・コースの難易度(走行距離や獲得標高)
・ライド環境(路面の綺麗さや交通量など)
・サイクリスト向け休憩・サポート施設の充実度
・グルメ

ロングライドに絶好のシーズン、ライドコース選定の参考にどうぞ。
ちなみにロングライドの時は平均25km/h前後でライドするスタッフの感想です。

アワイチ(淡路島一周)

コース難易度 ☆☆☆☆

走行距離約150km 獲得標高約1000m

平地も上りもバランスよくあって、スタッフのような一般サイクリスト目線では少し走り応えのあるライドコース。楽しむにもトレーニングにも最適です。
しかし季節やライドしている時間によっては風の影響を大きく受けるので、単純な数字では見えない部分で難易度が上がることもあります。

南あわじ市を抜けていくショートカットコースを使えば 走行距離120km 獲得標高600mとなり、程よい難易度となります。

ライド環境 ☆☆☆☆

路面がしっかり整備されていて非常にライドしやすいです。
淡路島を走っている車やオートバイもサイクリストに慣れているのか、とても気を遣って走行してくれます。

ただし一点初めてライドに行く方への注意として、島の南側に補給ができる場所があまりないというのが挙げられます。補給場所を事前にチェックしておきましょう。

サイクリスト向け休憩・サポート施設の充実度 ☆☆☆☆☆

島の各所にサイクリストフレンドリーな施設がたくさんあります。ポンプの貸し出しが行われていたり、施設によってはバイクの整備スペースを設けてある場所まで。
飲食店にまでサイクルラックの用意があり安心して食事を楽しめますし、スポーツバイクを輪行袋に入れずにそのまま部屋まで持って入れる宿泊施設もあります。一泊二日などでじっくり淡路島を楽しみたい方にもオススメです。

グルメ ☆☆☆☆☆

名産の玉ねぎを筆頭に山のものから海のものまでなんでもあります。
どこのお店に入っても美味しいので、普段ロングライドの時はコンビニにしか入らないスタッフも流石に誘惑には勝てませんでした。

うっかりするとライドでの消費カロリーより摂取カロリーの方が高くなる可能性も十二分にあります。

ビワイチ(琵琶湖一周)

コース難易度 ☆☆☆

走行距離約200km 獲得標高約500m

単純なライド距離は3つの中で最も長いですが、他のコースと違ってアップダウンがほとんどなくフラットなのが特徴。ロードバイクにある程度親しんでいる方なら、定期的に休憩と補給をとっていれば時間はかかっても、完走するのはそこまで難しくないのではないでしょうか。

北湖一周に限定すればライド距離は約150kmと短くなり、ロードバイクでの初めてのロングライドにはうってつけです。

湖西線や東海道本線など電車がビワイチコース近くをしっかり走っているので、万が一何かトラブルが起きても輪行袋さえ持っていれば簡単にエスケープできます。

ライド環境 ☆☆☆☆

道幅が広く路面も綺麗。信号機の設置間隔も比較的長く、ストップアンドゴーが少なくて非常にライドしやすいです。

こちらもアワイチと同じく車やオートバイはロードバイク慣れしている印象です。時々大きなトラックが横を走り抜けていくので、車道を走る上級コースは少し注意が必要です。
初めての方はフェンスでガードされた歩行者/自転車道を通りましょう。

サイクリスト向け休憩・サポート施設の充実度 ☆☆☆☆☆

ここまで自転車が大歓迎されているコースも珍しいのではないでしょうか。さすが国土交通省の指定するナショナルルート。

〇〇イチや〇〇自転車道にはブルーのラインが引かれていることが多いですが、ビワイチはほとんど途切れることなくコース一周全てにラインが引かれています。
右左折が必要な場所には、その標識が数十メートル前から何度か出てくるので「絶対に迷わせずにビワイチしてもらうんだ」という気概をひしひし感じます。

湖岸に休憩できる簡易的な公園やベンチが配されていますし、ルート沿いの各施設にはサイクルラックが設置してあることも多いです。

グルメ ☆☆☆

美味しいお店やご当地グルメなどもあるのですが、若干ビワイチルートから外れた場所にある印象です。
地面に引いてあるルートに沿って走っていたら見つけられない場所ばかり。グルメを楽しむライドなら、事前にしっかりと行きたいお店をピックアップしておく必要があります。

しかしそれ以上にコンビニがいい位置にありすぎるのでそちらを頼ってしまいがち。ダイエット目的のライドという観点ではありかもしれません。

マメイチ(小豆島一周)

コース難易度 ☆☆☆☆

走行距離約100km 獲得標高約1200m

ルートによって大きく表情が変わるマメイチ。
ショートカットすれば走行距離約60km 獲得標高約800m、寒霞渓という風光明媚なヒルクライムスポットをコースに組み込めば、距離も獲得標高も延々と積み重ねられます。
島の外周を回るコースを走ると海岸線特有の小さなアップダウンが続きます。後半にかけてジリジリ脚に効いてくるので、なかなかに走り応えがあります。

ライドコースとは直接関係ないですが、大阪を中心とした関西からだとフェリーでしか行けない(そして便も多くない)のがアクセス面で少しネックです。

ライド環境 ☆☆☆

他二つのルートと比べると若干道幅は狭く路面の凹凸もあります。とはいえ一般的なサイクリングコースと同程度。
島の南を通る観光バスにだけ注意していれば、全体的な交通量はそれほど多くないので比較的安心してライドできます。

サイクリスト向け休憩・サポート施設の充実度 ☆☆☆

定期的にライドイベントを開催されていることもありサイクリストにも理解のある雰囲気です。

島の南側には様々なサイクリストフレンドリーな施設がありますが、島の北側に行くと補給できる場所が限られます。さほど長い距離ではないので一気に駆け抜けられなくはないですが、心配なら事前に用意をしておく必要があります。

グルメ ☆☆☆☆☆

オリーブ・お醤油・お素麺、様々な名産品がある小豆島。瀬戸内海に浮かぶ島ですので前述の名産品に加え海鮮もありスイーツも完備。

誘惑は島の中だけでなく往復のフェリーの中でも。小豆島は香川と神戸の中継地でもあるため、船内には香川のうどんやスペシャルなドリンクなど様々あり目移りしてしまいます。ライド終わりで気が緩んでいるとお財布の紐まで緩んでしまい、相当な自制心がなければ 消費カロリー < 摂取カロリー になることうけ合いです。

まとめ

関西近郊で比較的気軽に行ける〇〇イチ、3コースを実際に走ったスタッフが紹介しました。

どのコースもただ走る以上の楽しさがあるので、ロードバイクを手に入れたからにはぜひ走っていただきたいコースです。ルート選定をはじめ、走力や寄り道の時間などの参考になれば幸いです。

もっと詳しく知りたい方はぜひスペシャライズド住之江のスタッフへお声かけください。


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