店頭でバイクについての相談をお受けしていてよく耳にするのが「そんなガチに乗るわけじゃないけど、楽しくロードバイク乗りたいんだよね。」というもの。レース志向ではない多くの方がこのようにおっしゃられます。
そんな時によく名前の上がるバイクが Aethos(エートス) とRoubaix(ルーベ) SL8の2車種。
どちらもスペシャライズドの優れたカーボンロードバイクですが、どちらがどんな方に向いているのでしょうか?
それはロードバイクでどんな時間を過ごしたいかで自然と絞られてきます。
たとえば休日の朝から走り出して、まだ人通りの少ない道をクルージング。いつもより少し足を伸ばして最近噂のカフェへ。
あるいは1日かけて淡路島を一周。グルメも満喫して仲間と笑いながら帰ってくる。などなど。
Aethos と Roubaix SL8 そのどちらもできますが、今回は「ロングライド」というテーマで比べてみましょう。ちなみにTarmac SL8でロングライドを考えている方はこちらのブログも一読ください。
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Aethosの非常にわかりやすい特徴がなんと言ってもその車重の軽さです。
初めてのロードバイクに選んでいただくことの多いShimano 105 搭載の Sport グレードで参考重量7.8kg、スペシャライズドが技術の粋を尽くした S-Works グレードの完成車ならなんと参考重量で6.2kgと驚異的な軽さです。
ロングライドをした時に感じる「意外と坂が多いな…」というのもAethosの軽さがあれば坂道に構える気持ちが和らぎます。
活躍は坂だけでなく信号待ちからスタートする時も。
ペダルを回せばバイクがスッと加速して進んでくれるので、省エネでライドを楽しむことができます。
小さなことではありますが、休憩などでサイクルラックにかけるときも楽々です。
店頭で Aethos を持ち上げた方の口から「嘘っ、軽っ!」という驚きの言葉が溢れるたび我々もニコニコしています。
ロードバイクにまたがったとき「思ったよりサドルが高くてハンドルが遠くてなんだか怖いな」と驚く人は多いはず。
しかしAethosなら心配無用。初めて乗った気がしないほどライダーに寄り添ってくれる設計になっています。
思った通りのラインを描いてくれる自然なハンドリングが自信をくれるので、コーナリングやスピードに乗った下り坂でも安心して走れます。
こればかりはなかなか数値化できるものではないのでお伝えするのが難しいのですが、スペシャライズドの3Icons(Tarmac・Aethos・Roubaix)の中で最も人車一体感が強いバイクです。
スペシャライズド住之江には「Tarmac SL8よりもAethosの方が下り坂のタイムが良かった」というスタッフもいるくらいです。
バイクとの一体感が高まればライド中に無駄な力が抜けるので肩や腕の疲れが減ります。
これによって疲れにくくなれば「もう少し遠くに行ってみようかな」なんて心の余裕が生まれてチャレンジする気力も生まれます。
Aethosは各部にオーソドックスなパーツを使用し、近年(特にエアロを重視したバイクで)増えている専用部品に縛られない設計です。
乗り慣れたあとにステムやハンドルなどを交換して、もっと自分の好みにカスタマイズしていけます。
ロングライドで使用するのであれば、より振動吸収性の高いハンドルに交換したり各部を軽量なパーツに組み替えるといいでしょう。
そのままでも十分快適なのでカラーパーツを入れてみても面白いです。
カスタマイズによって「最初の1台」から「ずっと大事な相棒」へと一緒に成長してくれます。
見た目も奇をてらわないクラシックなスタイルのAethosだからこそ、流行に左右されず長く付き合っていけます。
Roubaix SL8 最大の特徴はコラム部に組み込まれた「Future Shock」というサスペンションシステム。
最大20mmストロークのFuture Shockが、小さな段差や路面のガタガタを吸収してくれるのでロングライドしていても手や肩が疲れにくいです。
ロングライドに出かけると今まで走ったことのない道を通ることもしばしばあります。
そんな時でも必要以上に路面状況を気にしなくていいのは、体力だけでなく気持ちの面でもとても楽になります。
近年はロードバイクでも30Cなど太いタイヤがスタンダードになりつつありますが、Roubaixは標準で32Cのタイヤを装備。そして最大40mmまでのタイヤに対応します。
太いタイヤはエアボリュームが増え振動吸収性が向上するので、前述のFuture Shockと合わせて自信と余裕を持ってライド可能です。振動吸収だけでなく、太いタイヤは接地面が増えるのでブレーキやコーナリングのときに安定感が増します。
もちろんタイヤが太く対パンク性能が高いのとトレードオフで若干重量は増えますが、快適に長時間ライドする・道中のトラブルを減らすという点では見逃せないポイントです。
走る距離が長くなるにつれて持っていくものが増えていきます。
トラブルに備えて携帯工具と予備のチューブ空気入れは当然。さらにチャレンジングなライドになると輪行袋や補給食など、どんどんと準備しなくてはいけない荷物が増えます。
しかし、これらをリュックやサイクルジャージのポケットにしまっておくのはなかなか大変です。
Roubaix SL8 なら3箇所のボトルケージマウントとトップチューブマウントを搭載しています。
ロードバイクとしての軽快さを残しつつしっかりと荷物を積載でき、それでいてライダーが携帯する荷物を最小限に抑えることができます。
単独でロングライドする方や、複数日に渡ってライドを検討している方にはたまらない装備です。
Aethos・Roubaix SL8どちらを選んでもロングライドは楽しくできますが、あえてシチュエーションで分けるのであればこのようになります。
軽さやシンプルさを重視 → 坂道もこなせてロードバイクらしい気持ちよさを楽しめる Aethos。
快適性や安心感を重視 → 長時間でも疲れにくく道を選ばない Roubaix SL8。
週末の朝にスッと走り出し気持ちのいい時間を長く過ごせる。そのための相棒をAethosとRoubaixの中から見つけてみてください。
スペシャライズド住之江ではどちらのバイクも試乗いただけます。
ぜひ気軽に試乗してどちらのバイクがご自身にフィットするかご確認ください。
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