北の地獄300kmを走破したからわかる。新型Roubaix SL8(ルーベ SL8)対談。その魅力を解き明かします。

北の地獄300kmを走破したからわかる。新型Roubaix SL8(ルーベ SL8)対談。その魅力を解き明かします。

北海道のさらなる魅力やチャレンジングなライド体験を来年以降提供していくため、
夏季営業の締めくくりとしてスペシャライズド北海道エクスペリエンスセンター(以下HXC)のある北広島市から函館まで約300kmを1日で走破するというクレイジーな「“北”の地獄」が実行されました。 
最長距離の自己ベスト更新に挑んだスペシャライズドスタッフたちの物語はコチラをお読みください。
ライドを走破した4名がライドの感想、またNew Roubaix SL8(ルーベ SL8)の性能を語ります。

HXC-函館300kmを走破したライダー達

HXC浅尾:今回の北の地獄300kmライド、皆さん完走おめでとうございます!そしてお疲れ様でした。それではライドを振り返りながら対談を進めたいと思います。

それでは皆さん、自己紹介をお願いします。

株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの阿部さん、今回のMVPライダー

阿部:はい、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの阿部と申します。本格的にスポーツバイクに乗り始めたのは今年からで、普段はスペシャライズド Crux Expertを使っています。300kmを走り切る前のライド最長距離は70kmでした。

HXC浅尾:挑戦心が凄いです。。これまでの大会参加歴などありますか?

阿部:今年一つだけ参加したのが唯一の経験で、秋のニセコグラベル60kmミドルクラスを走りました!

HXC浅尾:ちなみに順位は?

阿部:二位でした!そういう大会じゃないのは理解しつつ、一人だったので飛ばしてみました(笑)

HXC浅尾:凄すぎます、今年の春から始めた方とは思えない。
それでは300kmのほぼ先頭を走られた松橋さん、自己紹介をお願い致します。

Rhythm JAPANの松橋さん、オーストラリアでのレース経験を持たれるなど今メンバー1の走力の持ち主。

松橋:Rhythm JAPANの松橋です。
自転車歴は大学生時代から始め、今で10年位です。普段はスペシャライズド Diverge Expert とRibble Enduranceに乗っています。

HXC曽我部:ちなみに松橋さんはレースなど走られていましたか?

松橋:昔はオーストラリアでアマチュアレースを走っていました。去年から道内のアマチュアレースに出るようになりまして、6回出場し3回優勝できました。また長野の白馬で行われたグラエンデューロというグラベルのレースに出て、エイジカテゴリーで3位でした。

一同:すごい、、、ちなみにオーストラリアのレースはどうでした?

松橋:オーストラリア時代のレースはクリテリウムがメインでした。一回勝ってカテゴリーを上げてから巡航スピードが速すぎたり、コーナーの立ち上がりがみんな強すぎて蹂躙されました(笑)
日本のレースで体験したことないパワー域を強要されて、展開に絡むことなく序盤で直ぐ離れることもありましたよ。。

阿部:この話だけで一個企画作れそう、、、
HXCの曽我部さん&浅尾さんも自己紹介お願いします。

スペシャライズド北海道エクスペリエンスセンター副店長の曽我部

HXC曽我部:スペシャライズド北海道エクスペリエンスセンター(HXC)副店長の曽我部です。
ロードバイク歴は12年で、JBCFのE1クラス(詳細はコチラ)で走っていました。また一年前までUCIコンチネンタルロードレースチームのスタッフを5年間やっていました。
メカニックだったりマッサー(マッサージサポート)だったり監督代理だったり。
小学生のロードバイククラブの立ち上げなんかもして、ロードバイク関連でいろいろな事に携わってきました。

スペシャライズド北海道エクスペリエンスセンター店長の浅尾

HXC浅尾:同じくスペシャライズド北海道エクスペリエンスセンターの浅尾です。
僕は13才のころからロードバイクに乗っているので、15年程ですね。同じくE1クラスで走っていました。
20歳まではロードレースに打ち込んで、ツールド沖縄や広島森林公園などのアップダウンがあるコースを走るのが得意でした。
最近は月の走行距離が平均100-200km程度、主に通勤でTurboモデルのVadoに乗っています。

それでは北の地獄300km走破の感想を皆さんお願いします。

深夜2時、小雨に打たれながらペダルを回す。体の芯まで襲ってくる寒さと戦うライダー達。

阿部:はい、もっと地獄地獄してるのかと思ったんですけど、身体的な疲労はそこまで強くなく、長いはあったけど意外と快適に走れたなと感じました。
普段のライドの延長線上にあったと思います。

浅尾:集団走行が初めて、300km完走後のライダーの感想とは思えないです(笑)

阿部:色々な気の使い方はありましたよ(笑)位置取りや邪魔にならないようにだとか配慮が多くて、心のアンテナが大変でした。。
ちなみに苫小牧市内で曽我部さんの引きが終わった後、板垣さん(スペシャライズドスタッフ)の引きが始まった50-70km地点の20kmはもう、、、夜明けを見れずに終わるかなと思いました。
ここが一番の地獄でした。あんな序盤に地獄を感じるとは思わなかったです。

HXC浅尾:板垣さんから地獄が始まったストーリー、絶対入れますね(笑)

阿部:板垣さんが引くたびに「止めろ」と思っていました。「お前は引くな」と。
松橋さんお願いだから前を引いてと(笑)。絶望してました。

スペシャライズドスタッフ板垣の鬼引がこの後始まる。

HXC浅尾:僕も同感です。松橋さんのペースは絶妙で、板垣さんのペースは地獄でした。あの時間は永遠に感じられました。本当に地獄でした。。
僕は今まで260kmが最長で、走ったのは約10年ほど前です。最近は休日ポタリング程度のライドを嗜んでいます。
走り始めてからも雨や横風、板垣さんの牽引や辛い坂道、雪虫の大群など様々な地獄の試練が待ち受けていて、体力の限界を200km地点の長万部で一度迎えました。
だけど一緒に走る皆さんがいてくれて、諦めることを許してくれなくて、その背中を追いかけ続けることで諦めずに函館までペダルを回しきることができました。けどきつかったです。。

HXC曽我部:松橋さんは如何でしたか?

松橋さんのフォームには無駄が無い

松橋:300kmクラスのロングライドはなんどか行っていて、達成自体はできると思っていたんですけど、300kmが簡単だと感じたことは一度もなくて、例にもれず凄い大変なライドでした。
でも快適性の高いS-Works Roubaix SL8で、バイクの選択としては合っていたなと感じます。
リリースされた時はFuture Shockとか太いタイヤとか、正直ロード乗る上で必要ないのではと思っていたのですが、
今回のライドを経験して200kmを越えた辺りから、その恩恵をすごく感じられて良かったです。曽我部さんはどうでしたか?

HXC曽我部:260kmくらいはトレーニングで走っていた経験や、事前準備として200km走った感覚から「走り切れるか不安」というのは無く、どこまで厳しい体験になるかという若干ナーバスな気持ちでいました。
当日が近づくにつれ天候や気温が好転していくのを見ながら、なんとなく「これならいけるかなぁ」なんて気持ちになっていましたが、
松橋さんの参加が決定したことによる「ペースの高速化による苦痛」が不安要素に追加されました。

快調に先頭を牽引する板垣

最も当日ペースを破壊に来たのは松橋さんでは無く板垣さんでしたが、、、
ライド中はほとんどお二人が先頭固定だったのですが、「集団走行の所作」がとても気持ちよく、ペースは速かったですが気持ちよく走行できました。
生かさず殺さず、僕にはとても良いトレーニングになりました。

HXC浅尾:トレーニング(笑)僕は快適ゆるゆるロングライド想定だったのであらゆる場面で裏切られました。。

HXC曽我部:個人的な当初の予想では平均速度は25kmを下回るペースで走り、休憩時間(停止時間)は合計4時間程度と考えていました。
結果としては平均速度は29km程となり、正直300kmにしてはハイペースで、休憩は少々長めにとりました。
それでも予想していた到着時刻よりはかなり早いですが、、、

先頭固定のお二人のフィジカルには頭が上がりませんが、
今回のハイライトMVPはやはり最大走行距離70km(数週間前)の阿部さんが300kmをしっかりついて完走したということでした。
初心者サイクリストが目指す壁として50km、100km超えたら初心者卒業!みたいななんとなくの雰囲気がありますが、いきなり300kmですからね。
一緒にサイクリングする中でフィジカルは感じてましたが、ここまでとは思っていませんでした。
元気バロメーターは阿部さんが一番残っていたかもしれないですね。
いろんな刺激をもらったので冬の間もしっかりトレーニングに励めそうです。

今回乗られたバイクのスペックを教えて下さい。

HXC曽我部:今回のバイクは全てHXCのレンタルバイク、また試乗車で用意したものになりますのでこちらで説明しますね。
皆さんの個性を尊重する一味違った仕様のバイクたちです。

HXC 曽我部仕様:Roubaix Comp 105 Di2 Rapide CLX Ⅱ

曽我部仕様:Roubaix SL8 COMP Roval Rapide CLX Ⅱ

Roubaix SL8 COMP ホイールをRoval Rapide CLX IIに、タイヤをS-Works Turboの30cに交換、サドルをPower Pro Mirrorにして走りました。
狙いとしてはバイクが安定感と乗り心地の優れたバイクなので、損ねない程度に巡行性能を高く、サドルも距離を見据えてクッション性のあるものを選びました。
平坦基調で距離のあるライドはRapideが最高でした。ShimanoのDi2仕様105がアッセンブルされているバイクなので、変速によるストレスも全くありません。
新型Roubaixはタイヤ幅のクリアランスが非常に広い為、上位グレードになるとTerraがアッセンブルされていますが、
基本オンロードライダーの自分としてはCOMPグレードにRapideをはかせるのが、コスパ的にも一番パッケージとして夢が広がります。


阿部仕様 : Roubaix SL8 COMP roval Alpinist CLX Ⅱ

阿部仕様:Roubaix SL8 COMP roval Alpinist CLX Ⅱ

完成車スペックのRoubaix Compに超軽量モデルのAlpinist CLX Ⅱ を、タイヤにはS-Works Mondo 32Cを装着しました。
阿部さんはまだロード初心者でもあるので強風時のハンドリング対策にローハイトを選択、
苦手意識のある上り坂も軽快に越えて頂けるようAlpinist CLXをアッセンブルしました。
またあらゆる雨の路面コンディションに置いて耐パンク性能と速さを兼ね備え、また細かな路面のギャップを気にしなくてよい
S-Works Mondo 32Cを選択して北の地獄に挑戦して頂きました。


松橋仕様: S-Works Roubaix SL8 roval Terra CLX Ⅱ

松橋仕様:S-Works Roubaix SL8 roval Terra CLX Ⅱ

普段から超ロングライド/グラベルライドを走られレースなども戦績を上げられている松橋さんには、玄人ライダーの為の最高峰 S-Works Roubaix SL8に乗って頂きました。
最新のFutur Shock3.3を搭載、After Shockテクノロジーと合わさることでハンドルバーとサドルに伝わる振動を最大53%和らげます。
何よりS-Worksの剛性感を感じられるレーシングスペックでありながら、同クラス最軽量のマシンとなっています。


浅尾仕様 : Roubaix Expert roval Terra C 完成車スペック

浅尾仕様:Roubaix Expert roval Terra C 完成車スペック

なるべく足に疲労が残らず、且つRoubaixの性能を一つ上で感じたい為Expetの完成車スペックで挑戦しました。
S-Works Mondo 32Cの安定感とワンクリックのシンプルな操作のRival e-Tapがお気に入りです。
リムハイト33mmにより強風時や横風のハンドリング性能は残しつつ、
信号時のストップ&ゴーではリム外周の重さを感じさせない走りが函館ライドを支えてくれました。

最もバイク性能を感じたシチュエーションを教えて下さい。

ステム下に内蔵されるFuture Shock

阿部:Future Shockの効果が絶大で、北海道の路面は冬にアスファルトがひび割れてしまうことがあって、直さないと溝になったり穴になったり、直しても盛り上がった舗装になったりでどうしても起伏が非常に多いのですが、そういったところに入るときに、Cruxだったら避けようかなと思うところもまぁまぁ良いだろうと思ってそのまま突っ込めるのが凄い楽でした。
変な気遣いなく走り続けられる感じがしました。
また腕や手がしびれることもなく、ずっと走れました。
やっぱりFutur Shockが無ければ、ライン選びも毎回違うし気を遣うし、手がしびれたりもあっただろうなと感じています。
後はCruxに比べると安定感というか、前に進もう進もうというロードバイクらしさを感じましたね。

松橋:そうですね、夜中の走行もあって路面状況が良く見えない中で走るタイミングで、路面状況をあまり気にせずドンドン突っ込めるというのは、
Future Shockのおかげでできました。
そこが普段もっと神経使うんですけど、その疲れがだいぶ無かったかなと思います。

北海道の道は阿部さんに説明頂いたように荒れているんですけど、リアのトラクションのカカリが凄く良くてパワーが逃げないでちゃんと推進力になってる。
結構堅く進むように作られているバイクだとそこで跳ねてしまって、
パワーで現れない疲労が溜まったりするので300kmとかチャレンジングなライドではRoubaixの選択が正解だったと思います。

HXC浅尾:曽我部さんは如何でしたか?

HXC曽我部:そうですね、前にライダーがいる時って基本ピッタリつきたくなるのですが、溝などがあるラフな路面だとそれがリスクに直結するので車間距離の余裕を広めにとります。
しかし溝に入っても挙動の乱れがとても少なく安心して車間調整ができました。
タイヤ幅の問題だけではなく、この路面追従性の高さはFuture Shockがないと成しえない性能だと思います。
単に乗り心地が良いだけのバイクではないですね。

HXC浅尾:僕も曽我部さん、松橋さんと同じ意見になるのですが、特にスタート時は雨&路面ウェット&夜中と走ることに若干恐怖心を感じる状況でしたが、
ハンドリングがぶれたりハンドルから手が離れるような衝撃はほとんど感じなかったので、安心して暗闇の悪路を走ることが出来ました。
前の車輪から跳ね上がる水しぶきにも苦しみましたが、バイクの挙動に安心感を持てたことは凄く大きかったです。
300km達成した際の体全体の疲労感はありましたが、以前ロードバイクに乗っていた際にロングで感じていた手のしびれなどは皆無でした。

Roubaix SL8の走りはどうでしたか?

阿部:快適にロードバイクに乗りたいならRoubaix SL8が最良の選択肢だと思っています。レースとか、自分の過去の記録1分1秒でも迫りたいと思ってるのではないのなら、
普段は朝起きてコーヒー飲んでからちょっと走るか。で走るライダーに、とても気持ちのいいロードバイクなんじゃないかと思いました。

HXC浅尾:次の400km挑戦はTarmacではなくRoubaixと言うことですね(笑)

阿部:選ぶなら間違いなくそうなると思いますが、400kmにはエントリーしない。
ロングライドは楽しいですけど、300km以上やる必要性を感じない。
これに100km足して何が起きるかといったら、辛さが増えるだけなんじゃないかと思っています。。。

一同:苦笑

松橋:スペシャライズドが言っているように最もスムーズな一台と言って過言は無いと思います。
エアロロードや軽量に振ったバイクよりはレース性能は落ちると思いますけど、それでも凄く高いレベルでまとまっているので、普通のロードバイクとして持つにも良い一台かなと感じます。
タイムやレースを競うならTarmacやAethosに軍配が上がりますけど、そうではない多くのサイクリストにとって良いバイクかなと思います。
個人的には40mmタイヤまで入るので、グラベルバイクとして相当速いんじゃないかと。
今回はオンロードのライドでしたけどグラベルで使ったときに市場で出回っているバイクの中で最速の一台なのではと可能性を感じました、想像ですけど(笑)

浅尾:僕がHXCでホイールを交換してグラベルを走った際はすごく速くて、軽やかな加速が楽しかったです。
曽我部さんはどうでしたか?

HXC曽我部:「Roubaixじゃなきゃ走り切れなかった」というつもりはありません。僕はTarmacでもそれくらいできます。
でも今回は間違いなくBESTな選択肢でした。
300kmを完走した後、みんなで談笑しながら撮影や打ち上げまでやれる体力を残せるバイクはなかなか無いと思います。
函館の目的地到着の直前に心のレーススイッチを入り直しちゃう方もいたくらいですから。。。
実際スプリントのかかりもとてもよく、ハンドルが動くので慣れが必要ですが、レースバイクを謳われているのもよくわかります。

浅尾:僕は体力を持続させてくれる、また心に安心感をくれる走りであることは間違いないと思います。
何より前月総走行距離が200km未満の僕が300kmを10時間ちょっとで走り切れた理由の中でも、
Roubaix SL8のバイク性能は間違いなく大きくて、他のバイクでの完走は難しかったなと思っています。
28年間本州で暮らしていた僕にとって北海道の道路はとてもデンジャーで、ラインを選びつづけることに神経の疲労を多く感じますが、
致命的な衝撃を緩和してくれるRoubaixの性能には感動しました。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、ロングライドを行うライダーには是非一度ライドで試して頂きたいなと思います。

ネガティブはどうでしたか?

松橋:純正ハンドルのライズが1.5cmほどあってハンドルが高すぎる気がしました。S-Worksグレードを買うライダーにとっては高すぎる気がしましたね。
最近のバイクはケーブル内装が主流ですが、Future Shockがあるから仕方ないけど外に出ているところは個人的に好きではないと思いました。
見た目はもっとクリーンに出来るかなと。

阿部:私はRoubaix COMPを選んだのですが、完成車スペックだとカーボンホイールじゃない点でしょうか。

一同:それは是非別途ご用意をお願いします(笑)もしくはExpert以上を選択頂ければ解決ですね(笑)

阿部:ごもっともです(笑)
個人的にはあまり種類を乗ったことはない為比較対象が少ないのですが、不満な点は無かったです。

曽我部:以前群馬県嬬恋村で行われたテストイベントにおいて試乗した際はリア側のAfter Shockテクノロジーが、
自身の体重ではしなりすぎてペダリングに違和感があったのですが、今回は逆にしなりをあまり感じなかったので驚きました。
これはサドルのレールをクランプする位置に応じて変わってくると思っています。
テストイベントの際はサドルはレール中心をクランプしており、座る位置がクランプより後ろにあった為しっかりしなった。
今回はかなりレール後端をクランプしており、クランプ真上、もしくは少し前に座っており、あまりしならなかったと考えています。
どれだけしなりを発生させたいかは個人差がありますが、場合によってはゼロオフセットの使用が改善策になると思いますね。
あとはFuture Shockのスプリングテンションがもう一段階やわらかいものでもよかったかも。
話が脱線しましたが、セッティングできる部分が多すぎていろいろ試してみたくなってしまうのもネガティブといえばネガティブですかね。

浅尾:確かにセッティングの要素が多いが故に、少し悩みを感じるライダーもいるかもですね。
レーシングバイクとしての軽快さ、緩急への対応力といった性能はNew Tarmac SL8などと乗り比べるとやはり異なる感想になりますが、
北の地獄の機材選択としてはネガティブを感じませんでした。
僕自身が最近はあまりロードバイクに乗っていなくて、感度センサーが高くないのが申し訳ないのですが、
個人的には色々なバックグラウンドを持ったライダーに乗って頂き感想を教えて頂きたいなと思いました。

もしRoubaix SL8を手にいれたらどんな楽しみ方に挑戦しますか?

阿部日常乗るバイクがRoubaix一択になっちゃいそうな気がします。
CruxはありますがRoubaixの方が速く走れるバイクなので、普段家の周りのオンロードを走るのはRoubaixになるし、オフロードを走るときも松橋さんが言っていたように太いタイヤを履かせていけるなと。
ホイールを二個持ちにして付け替えながらオフロード/オンロードを走ると思いますね。

松橋:もしGetしたら38mmのタイヤを履かせて、ほぼ純グラベルバイクとして使うと思います。
もしあれば来年のアンバウンドとか出ようと思っていますが、それに最適なバイクになると思います。

曽我部:今回の企画に向けたロング強化月間の中で少しロングの楽しみに目覚めた感じはします。
後今回の装備に追加で、エクステンションバーをつけてまずは単独で300kmくらいはやりたいですね。
ブルべにはまる方達の感覚も少しは知れたのかもしれません。

浅尾:阿部さん/松橋さんと被りますが僕もロードバイクとして通勤や週末ライドに使いつつ、
たまにグラベルタイヤをインストールして森林浴ライドを楽しむと思います。
千歳には下り基調直線約10kmというとんでもなく気持ちいいグラベルロードがあるので、
Roubaixのロードバイクらしい加速感を感じるがままにペダルを踏み倒したいですね。
完成車購入時併せてハンドルをTerra Road Barに変更させて下さい(笑)

終わりに


今回の談義もそれぞれの意見が飛び交い、300kmを走破した後の熱量そのままに盛り上がりました。
スタート時の雨模様や暗闇の水しぶき、スタート100kmまでのハイペース、呼吸を苦しませる雪虫など様々な壁がございましたが、それぞれの挑戦を達成することができた北の地獄は忘れられないライドとなりました。
是非今回の北の地獄を参考に、皆様もロングライドを楽しんで頂ければと幸いです。

▼ ”北”の地獄 本編はこちらから

今回のライドで使用したバイクやホイールは下記を参考下さい。

S-Works Roubaix SL8 Sram Red e-Tap roval Terra CLX Ⅱ完成車

Roubaix SL8 COMP

Roubaix Expert Roval Terra C 完成車

Roval Rapide CLX Ⅱ ホイール

Roval ALPINIST CLX Ⅱホイール

Roubaixに関してはコチラをご覧ください。

Roubaix SL8 地獄シリーズ 特設ページ へ