こんにちは、ターマック大好き藤木です。
AETHOS2の発表以降、おかげさまで非常に多くのお問い合わせをいただいております。
スペックやテクノロジーに関しては、すでに詳しい情報が公開されており、先日は大阪エリアで最速のインプレッション記事を公開、店頭でも多くのお客様に直接ご案内させていただいております。
今回は、そうした情報とは少し趣を変えて、別の視点からAETHOS2についてお話ししてみたいと思います↓
先日ふと、AETHOS2を通じて「モノの価値」について考える機会がありました
AETHOS2を購入するということには、どんな価値や意味があるのか…
私なりに真剣に向き合い、考えてみました。
ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです。
私も早いもので、中学生からロードバイクに乗り始めまもなく17年目を迎えるわけですが、これまで沢山のバイクと機材を購入し楽しんできました。
だけれども初めて買ったカーボンフレームも、先輩から譲ってもらった79デュラも、バイトでお金を貯めて手に入れた初代RED eTapも、カラーオーダーしたフレームも、
それらほとんどのモノは、今手元に残っていません。
昔の写真を見ていると、ふと”モノの儚さ”を感じ物思いにふけてしまいます。
モノの価値とは一体何なのでしょうか?
金額なのか、使った年月なのか、得られた体験なのか、手元に残り続けることなのか、
若いころは何も考えず、買っては増えて、売ってはまた買っての繰り返し。
しかし30歳を目前にし、考え方も変わりました。
結婚したことも要因ですが、自分に本当に必要なものだけを買う。使えるものは長く使う。
つまらないけど、堅実だし将来を考えなければと思う今日この頃。
若かりし頃、ガーミンウォッチ4つ オークリー6本はさすがに愚かだったかもしれない(笑)
ここ3年ほどでしょうか。
自転車仲間やお客様との会話の中で、永遠のテーマのように繰り返される話題があります。
「自転車、ほんと高くなったよね」
「10年前はもっと安かったよ。105の完成車が〇〇円でさ~」
そんな会話が、まるでお決まりの挨拶のように交わされます。
擦り倒されたこの話題は、擦っても擦っても消えることはなく…
それもそのはず、経済成長が低迷する日本は90年代からその平均年収は横ばいといわれています。
物価だけ上がる一方で、高く感じるのは至極当然。
ある日のニュースでは、「食べたいものを買うのではなく、安いものを買って食べます」とインタビューに答えている場面がありました。
みんな生きていくのに必死です。趣味嗜好品はますます縁遠くなる一方。
きっと今多くの人が、私と同じように”モノ価値”を考え直しているはずです。
ちなみに、スペシャライズドジャパンの値付けを計算したところ※一ドル約125円でした。
これは本当に企業努力の賜物といえます。※SW AETHOS2完成車で計算
さて昨今の事情を踏まえると、趣味嗜好品を選ぶとき、「いずれ買い替えるもの」よりも、「それなりに良質で、長く付き合えるもの」に価値を感じる人が増えているのではと考えます。
ですので、変わらない価値を持つものにこそ、安心感と満足感を見出せるのではないでしょうか。AETHOS2は、そんな価値観に寄り添ってくれるバイクと考えます。
初代から大きく変わることなく、ノーマルという言葉が最もしっくりくる一台。
オールドスクールなフレーム形状は、クロモリロードのような普遍的な美しさを感じさせます。
最新のエアロ形状やレーススペックといった要素に、流されることのない魅力がAETHOSの持つ価値です。
AETHOS2を買うということ =それは、不変の価値と“生涯のライド体験”を手に入れるということ。
昨今の不況、そして止まらない物価の高騰。
必要なモノを厳選せざるを得ない時代だからこそ、私たちはモノの本当の価値について、改めて向き合う必要があると思います。
一時的な流行や目新しさだけではなく、長く使えて心から愛せることも大切です。
たとえ高価であっても、年月をかけてその購入体験の価値が“深まっていく”モノこそ、今の時代に選ばれるべきだと私は考えます。
そしてAETHOS2は、まさにそうしたバイクの象徴です。
AETHOS2を選ぶということは、単なるスポーツバイクの購入ではありません。
10年先も、変わらずあなたのそばにあり続ける“最高の相棒”を迎え入れること。
走るほどに馴染み、歳月とともに味わいを増し、自分だけの1台になっていく。
あなたの“人生”という壮大な物語の隣に、AETHOSが寄り添い続ける。
そんな未来を想像し、AETHOSには確かな意味と価値が宿っていると多くの方に共感いただければ幸いです。
いかだったでしょうか?
昨今の経済事情のみならず、ロードバイク人口が少しずつ減っている今だからこそ、これからサイクリングを始める方には、一過性ではなく、長く付き合える1台を選んでほしいと切に願います。
ぜひAETHOS2をご検討ください。
<最後に>
こんなセンシティブな記事を書いた私ですが、レースバイクとモデルチェンジが大好物なロードバイク野郎でございます!
スペシャライズドさん、そしてシマノさん、TARMAC SL9 と新型デュラ期待してまっせ!!!