~AETHOS2 発表~大阪最速インプレッション!

  • 公開:2025.10.3
  • 更新:2025.10.3

こんにちは、ターマック大好き藤木です。
本日、遂に第二世代となるAETHOS2が発表されましたね。

初代から5年の時を経て、ケーブル内装・一体型ハンドルというトレンドを取り入れ、見た目には大きく変わらなかった今作。
カタログスペックやSNSからは決して推し量れない、進化/真価をお伝えいたします。


去る10月1日、スペシャライズド京都にてAETHOS2の試乗会が開催されました。

バイクに乗る前に、まずは製品の開発経緯や秘話をしっかり頭に落とむ。
説明の中で大きく取り上げられたのは、AETHOS2の設計思想の根幹となる”フローステートデザイン”について。このあたりの話は長くなるため今回は割愛。詳しくは店頭にて👍

さてこの日は、全国的に雨模様。
そんな中でも京都は快晴となり、AETHOSのローンチをまるで祝福するかのようでした。

試走は約20kmの平坦と小さな峠を織り交ぜたコース。
走り出してまず感じたのは中速域での際立つ巡行性能。特に時速30km前後のサイクリングペースにおいて、驚くほど滑らかに伸びる加速感が特徴的だった。
ゼロスタートからの立ち上がりも俊敏で、車体の軽さがそのまま反応性に直結している。
高速域での鋭さは控えめながら、無理なく流れるような加速・減速が心地よく、ペースを整える楽しさがある。
ホイールベースの長さゆえか、小回り性能はやや抑えめだが、操作のもたつきは感じない。バイクとしての「軽やかさ」はしっかりと保たれている。

何より驚かされたのは、その乗り心地の良さだった。
路面からの突き上げはバイク全体でうまく受け流され、均等にいなされている。
思わず、目の前の凹凸に突っ込んでしまったほどだ。
あまりにもなめらかなその走行感は、もはや生き物のような感覚さえ抱かせた。

肝心の登りはというと、、、
5%以下の緩斜面での走りが印象的。まるでフレームの存在を忘れるかのように、軽快に、静かに伸びていく。シンプルな心地よさを感じさせるバイクはそう多くありません。
8%を超えると脚への反応は穏やかになり、レース機材のように「もっと踏め」と煽るような挙動はない。むしろあえて“踏ませない”設計思想を感じられた。
これは、初代AETHOSから引き継がれる「レースでの勝利ではなく、サイクリングという壮大な物語を楽しむ」哲学の体現といえる。

登りの後には当然下りが待っている。苦手とする私にとってAETHOS2は、前作を大きく上回るアドバンテージを得たと感じた。
バイク挙動を気にすることなく、自然にコーナーへ入り、流れるように旋回できる感覚は秀逸。
脚を止めても、しなやかにスピードが伸びていくが怖くない。
特筆すべきは、ダウンチューブからチェーンステーにかけての一体感だろう。単なるジオメトリ変更の話ではなく、バイクとしての完成度の高さを実感できた。


いかがだったでしょうか。
初代がローンチされた5年前、その設計思想や考え方は一部のコアライダーを除き、多くの理解を得たとは言い難かったと考えます。
しかしAETHOSが時の流れとともに、ロードバイクの定義を少しずつそして着実に打ち砕いてきたことは紛れもない事実です。
さらに今作は、インターナル構造と専用コックピットを採用したことで、間違いなく市場から受け入れる一台となりました。
これから多くのライダーを魅了することになると思います。

スペシャライズド箕面
〒562-0015
大阪府箕面市稲2丁目2-37
平面駐車場9台完備
営業時間 / 11時〜19時
定休日 / 水曜日・木曜日
TEL:072-710-7198
Mail:minoh@specialized-bikes.jp

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