”チューブレスやめとけ”の真実

  • 公開:2025.10.26
  • 更新:2025.10.26

こんにちは、ターマック大好き藤木です!

今日はタイトルの通りチューブレスレディ(以下チューブレス/TLR)に関するお話です。
ロードバイク歴こそ長い私ですが、チューブレスに手を出したのは、今から約3年前。
それまではチューブラーかクリンチャーのみで、なんとなく面倒そうというイメージだけで敬遠していました。

そんな私をチューブレスの世界に引き込んだのが、ZIPP 404 FIRECREST
ZIPPはチューブレス専用設計ということもあり、半ば不可抗力でのデビュー(笑)。
しかし使ってみると、その快適さにすぐ虜になりました。


チューブレスで感じた3つのメリット

  1. 空気圧の微調整が楽しい
    空気圧を少し変えるだけで、乗り味やグリップが劇的に変化。セッティングの奥深さを実感。
  2. ウェットコンディションでの安心感
    シーラント効果と低圧運用により、雨天でも安定したグリップ性能を発揮。
  3. タイヤ変形やグリップ限界を“体で感じられる”
    路面との一体感が増し、走る楽しさが一段上がる。

その後、現在のRAPIDE CLX IIに乗り換えつつ、チューブレス仕様を継続。
タイヤはスペシャライズドのRapidAir Racing Only↓を愛用。通勤からライドまで使い倒していました。


3か月連続のパンクで気づいた現実

丸3年近く順風満帆だったチューブレス生活に、ある日トラブルが。
3か月連続でリアタイヤがパンク。しかもシーラントでは塞がらない傷ばかり…
結果、RapidAirを3本ダメにしかなり痛い出費に…。

また出費以外にもっと大変だったのはパンク修理。
通勤途中に慌てながら・シーラントまみれになりながらのパンク修理はほんとに辛かったです。
もちろんバイクもシーラントまみれで洗車必須。

”チューブレスやめとけ”という検索ワードが頭にふと浮かび、一時的にチューブド仕様へ戻す決断をしました。


チューブドで走って感じた“違和感”

装着して最初に感じたのは「重さ」ではなく、回転の抵抗感。
あまり知られていませんが、インナーチューブがタイヤ内部で擦れることで摩擦抵抗が生まれています。
実際にそれを感じることはないと考えていましたが、3年間チューブレスに馴染んだ身体にはハッキリとわかりました。
平坦ではもたつきを、登りでは重量増をはっきり体感しました。

確かにチューブドはパンク修理が簡単ですが、それ以外のメリットは少ないように思います。
チューブレスという構造が、いかに走りの効率化を高めているのか実感しました。


結論:手間よりも“走る質”を選ぶ

チューブレスは確かに手間がかかります。
しかし、その手間を補って余りある走りの快感と自由度があります。
路面を感じ、空気圧で遊び、軽快にサイクリングを楽しむ。

パンクの教訓を踏まえつつ、私はまたチューブレスに戻るつもりです。
今後はレースタイヤにこだわらず、通勤に最適なタイヤやシーラントを見直しながら、“快適さと信頼性の両立”を探していこうと思います。

  • facebook
  • x(Twitter)
  • copy クリップボードにコピーしました。

記事検索

カテゴリ

関連記事

人気記事