ライド中のパンクもこれで安心！持っておきたいアイテムのご紹介

こんにちは。店長の平井です。

先月のBEACH LINE BICYCLEとの合同ライドイベントでは、久しぶりにお会いする方も多く楽しい時間を過ごせました。大きなトラブルも無く安全にライドを行えていますのも、ご参加いただいております皆様のご協力あっての事とスタッフ一同感謝しております。

さて、ライド中のトラブルと言えば真っ先に思い浮かぶのが「パンク」ではないでしょうか。リム打ちや小石などを踏んだりと、気をつけていても100%回避するのは難しいですよね。そこで今回は、そんなパンクをした時の必需品＆あったら重宝するアイテムを私が使用しているものを中心にご紹介します。

Contents

1 タイヤレバー
- 1.1 Muc-off / RIM STIX REFILL
- 1.2 Panaracer / タイヤレバー
2 携帯用空気入れ
- 2.1 ミニポンプタイプ
- 2.2 CO2ボンベタイプ
3 交換用チューブ
4 パッチ
- 4.1 チューブ用
- 4.2 タイヤ用
5 携帯用工具
- 5.1 crankbrothers / マルチ17
- 5.2 Wolf Tooth / 8-Bit Pliers
6 GOD FACT CLEANER
7 収納アイテム
8 まとめ

タイヤレバー

これはホイールからタイヤを外す際に必要になります。中には手で外される強者もいらっしゃいますが、チューブレスタイヤなどは中々外れなかったりするので、準備はしておきましょう。そんなタイヤレバーもいくつかありますので、私が実際に使用しているものを2点ご紹介します。

Muc-off / RIM STIX REFILL

特徴は何と言ってもレバー本体の厚みです。その厚さはなんと10mmと折れにくいため硬いタイヤにもしっかり使えるタイヤレバーです。また、滑り止め加工が施されたデザインになっており、ツメの裏側の部分がスプーンの様に弧を描いているためリムにかかる負担も軽減されるように設計されています。

レバー中央にはバルブコア抜きもあり、スポークにひっかける際も左右どちらでも対応できるようになっております。マウンテンバイクやグラベルバイクに乗ってらっしゃる方や、以前レバーを折ってしまった経験がある方にもおすすめです。

カラーバリエーションもブラック、グリーン、ピンクからお選びいただけます。

定価：￥1,298（税込）

Panaracer / タイヤレバー

ビードをひっかける「ツメ」の両端に丸みを持たせる事で、チューブが傷つきにくい形状となっております。作業効率が良いようにスポークにレバーを引っかけておく「溝」も広くなっているのでエアロスポークでも使用可能です。

以前から使用しているタイヤレバーですが、新品時よりも少し使い込んでいくと角がとれて、よりタイヤを外すのが楽に感じます。Muc-offほどの頑丈さはありませんが、ボディが薄い分「RAPIDE CLX Ⅱ」などのディープリムに使用する時は、Muc-offではなくこちらを使います。

定価：￥597（税込）

携帯用空気入れ

ミニポンプタイプ

フロアポンプを小さくしたタイプです。手押しタイプが主流で、空気圧を測りながら入れれるものもあります。

メリット：失敗する可能性が低く、初めてでも操作が難しくありません。ボトルケージボルトを使ってフレームに固定しているものが多いので、持ち運ぶのも苦になりません。

注意点：ポンプの大きさによって1回で入る空気の量は異なりますが、高圧まで空気を入れる際には重労働になります。

写真はLEZYEN ROAD DRIVE L 定価：￥6,930（税込）

CO2ボンベタイプ

専用の接続パーツにCO2ボンベをつなげて空気（二酸化炭素）を補充するタイプ。接続パーツとボンベが別々になるものが多く、コンパクトにまとめられます。空気圧を測れるケージがついたものもあります。

メリット：
コンパクトにまとめられてジャージの後ろポケットやサドルバックに収納できるので、持ち運びが楽です。ガスの力で補充するので、早く済みます。

注意点：
ガスの補充中はボンベのボディが冷たくなりますので、低温やけどに注意が必要です。また、CO2なのでエア抜けが早く、翌日には抜けてしまいますので、あくまでも出先から帰ってくるために使用してください。その後、空気を適正に入れてください。また、ガスの内容量が数種類ありますので、お使いのタイヤに合った内容量のボンベをお選びください。

出先で素早く修理をしたい方はCO2ボンベのタイプがおすすめです。しかし、私自身失敗した経験や、あると思っていたはずのボンベが無かったりしたこともあります。
今は携帯用ポンプ、CO2ボンベどちらも用意してライドに出かけています。”備えあれば患いなし”です。

写真はTOPEAK Air Booster_G2 定価：￥6,820（税込）、CO2ボンベ TOPEAK CO2 カートリッジ 16g 定価：￥1,320（税込）/2本セット

交換用チューブ

パッチで修理をする方法もありますが、穴が大きかったりすると中々修理で対応するのが難しい場合もあります。そんな時は新しいチューブに変えましょう。予備のチューブを購入する時はバルブの種類や長さ、チューブのサイズをしっかり確かめて購入してください。

予備のチューブはサドルバッグやツールケースに入れて持ち運ぶと思いますが、そんな時、箱のままだと入れにくいということでチューブをそのまま入れていませんか。そのまま入れていると、タイヤレバーや携帯工具などでチューブの表面が傷ついたりします。また、ゴム製品ですので酸化していく恐れもあるため、ラップで包んだりして空気を遮断しましょう。チューブが劣化する原因としては紫外線や先述した酸化、長期間重ねていたことによるゴム同士の癒着などがあります。

そんな問題を一発で解消してくれるのがスペシャライズドの「TURBO ULTRALIGHT TUBE」です。

このチューブは最初から袋に入っていてタルク（タイヤパウダー）が施してありますので、後は紫外線に触れないようにすれば問題ありません。手間いらずで楽ですね。　　

定価：￥1,430（税込）〜

※サイズ、バルブ長などによって金額が変わります。

パッチ

よくママチャリなどの一般車でもパンク修理をする際にはこの方法が用いられます。穴が開いている箇所にパッチ（シールのようなもの）を張り付けて穴を塞ぐ方法です。ロードバイクなどは空気圧が高圧になるため、店頭で修理を受ける際にはあまりおすすめしませんが、出先で替えのチューブが無い場合などは応急処置として対応することもあります。

チューブ用

穴の開いている箇所を塞ぐパッチです。ノリなどの接着物は不要のものが多く、ヤスリでチューブを少しけずり、貼り付けます。貼り付ける際に、私はタイヤレバーを利用しています。意外と便利ですよ。

定価：￥440（税込）

タイヤ用

サイドカットや大き目の穴がタイヤにも空いていると、替えのチューブを入れても隙間に挟まり破裂する可能性もあります。そこで登場するのがタイヤ用のパッチです。タイヤの内側から貼り付け穴を塞いでくれます。

使用頻度は多くないのですが、これで助かった経験が数回あります💦

定価：￥561（税込）

携帯用工具

昨今ディスクブレーキ化に伴い、ホイールの固定が「スルーアクスル」に変わってきています。レバーが付いているスルーアクスルやクイックレバーは工具の必要がありませんが、六角レンチで外すタイプのスルーアクスルをご使用の場合は、六角レンチが必要になります。もちろん、六角レンチのみを持っていても良いのですが、せっかくなら他にも使える工具が揃っている携帯工具はいかがですか。

crankbrothers / マルチ17

こちらは私が使用している携帯工具です。六角レンチが2〜8mmまで揃っており、ほぼ全てのパーツに対応でき、トルクスのT25やチェーンツールまで備える優れものです。

定価：￥4,901（税込）

Wolf Tooth / 8-Bit Pliers

こちらは今気になっているツールの１つです。六角レンチはマルチ17と同じく2〜8mmを揃え、トルクスはT10とT25を完備しています。またミッシング脱着ツールがあり、ミッシングリンク自体もボディ内に収納できる優れものです。昨今ミッシングリンクのチェーンが増えており、出先のトラブルにも対応できます。

※9速、10速、11速、12速のミッシングリンクとチェーンに対応（カンパニョーロ製12速チェーン、Wipperman社のConnex Linksには対応不可)

定価：11,110（税込）

GOD FACT CLEANER

これはパンク修理の時だけでは無く、ライドのお供に1枚は持っておきたいアイテムです。水や石鹸無しでグリス汚れなども綺麗にできる優れものです。パンクの対応をすると、タイヤやホイールの汚れ、脱着時にチェーンを触ったりと手が汚れるシーンがありますよね。もちろん、パンク以外でも不慮のチェーントラブルの時に、素早く簡単に手を綺麗にしてくれるアイテムです。

1箱12枚入りで個別包装されているので、持ち運びも便利です。もちろんサイクリングだけでなくBBQやアウトドアにも使える優れものですよ。

定価：￥990（税込）

収納アイテム

サドルバッグ

サドル下に取り付けるバックで見かけたことがある方も多いかと思います。コンパクトなものから16Lほどの大きなものまで様々あります。必要最低限のものでバイクの見た目を損なわないようにするのか、何があっても大丈夫なように荷物を持っていくのか、それぞれのライドスタイルによって選択肢が変わります。

定価：ORTLIEB/シートパック M：￥20,680（税込）/写真1枚目、TOPEAK/エアロウェッジパック (ストラップマウント) S：￥2,970（税込）/写真2・3枚目、SPECIALIZED/ROAD BANDIT STRAP：￥4,235（税込）/写真4・5枚目

ツールボックス

ボトルケージを利用してツールをコンパクトに収めることができるアイテムです。上部を開けるタイプと両開きになるタイプがあり、それぞれに合ったものを選択してください。ボトルケージに収まる大きさなので、見た目もスッキリします。

定価：ELITE / BYASI 400cm3 ストレージボトル：￥1,200（税込）/1枚目、LEZYNE / FLOW TOOL CADDY PRO：￥4,840（税込）

その他のバッグ

トップチューブバッグやハンドルバッグ、フレームバッグなど比較的内容量が多いものが多いのが特徴です。ブルベやツーリングをされている方に多く使用されていますが、今からの時期ウィンドブレーカーやダウンジャケットなどを収納するのにもおすすめですし、夏場出先で観光したい方などはサンダルを入れている方もいらっしゃます。