こんにちは、スペシャライズド熊本の平井です。
SPECIALIZEDから、またまた気になるE-Bikeが発表されました!その名も、【Vado 3 X 6.0】です。
今年4月に登場したVado 3 EVOに続いて、新たに登場したVado 3 X 6.0。
スペックをひとつずつ見ていくと、「なるほど、これは今までのVadoではないな……」と思わせる内容になっています。
フルサスペンション。
最大105Nmのトルクを発揮するモーター。
840Whの大容量バッテリー。
SRAM Eagle AXS。
ドロッパーシートポスト。
さらにGarminレーダーまで標準装備。
街乗りE-Bikeなのか?
E-MTBなのか?
今回は、そんなSPECIALIZEDの新しいフラッグシップE-Bike、Vado 3 X 6.0をご紹介します。
Contents
Vadoシリーズといえば、≪通勤・買い物・フィットネス・サイクリングなど、毎日の移動を楽しむためのE-Bike≫というイメージを持たれている方も多いと思います。
一方、今回のVado 3 X 6.0は少し違います。
コンセプトは、
「街の外まで広がる自由」
街中を快適に移動できる実用性はそのままに、舗装路が終わっても、そのまま先へ進んでいける。そんなバイクになっています。
そのための装備を見てみると、かなり本格的です。
まず一番目を引くのが、フルサスペンション。
フロントにはRockShox Psyloを搭載し、130mmトラベル。さらにリアにもRockShox Deluxe Selectを装備し、120mmトラベル。街乗り用E-Bikeとして考えると、かなり贅沢な仕様です。

道路の段差や荒れた舗装路はもちろん、そのまま未舗装路へ入っていくことも想定されています。
さらにタイヤは、Specialized Hemisphere 27.5×2.6が採用されており、かなりボリュームがあります。
前後サスペンションと27.5×2.6インチタイヤ。ここだけ見ると、もはやE-MTBに近いですよね。
しかし、Vado 3 Xが面白いのは、
「オフロードを走れるようにしたE-Bike」だけではない
というところです。
街中でも、このサスペンションと太いタイヤが段差や荒れた路面からの衝撃を吸収してくれます。
つまり、
速く走るためのサスペンションというより、どこを走っても快適にするためのサスペンション。
毎日の移動そのものを快適にするために、MTBの技術を持ってきた。そんな考え方のバイクです。
そしてVado 3 X 6.0の心臓部となるのが、Specialized 3.1モーター。
最大出力は、『810W』、最大トルクは、『105Nm』。かなりパワフルです。
この3.1モーターは、SPECIALIZEDのフルパワーE-MTB「Levo 4」にも採用されているシステムで、単純にパワーが大きいだけではなく、ペダリングに対して自然にアシストが加わる、「SuperNatural」なライドフィールが特徴です。

E-Bikeで重要なのは、数字上のパワーだけではありません。ペダルを踏んだ瞬間に急激にアシストされるのではなく、自分自身がものすごく脚力のあるライダーになったような感覚。
ここはSPECIALIZEDのTurboシリーズが長年こだわってきた部分ですね。
急な登り坂。
荷物を積んだ状態。
長距離ライド。
そんな場面でも105Nmという大きなトルクを使いながら、自然なフィーリングで走ることができます。
パワフルなモーターを搭載していても、「バッテリーがすぐなくなるんじゃない?」という心配がありますよね。
Vado 3 X 6.0には、840Whの大容量バッテリーを搭載しており、航続距離は条件によりますが、最長150km走行可能です。
これだけ走れると、使い方がかなり変わってきます。
毎日の通勤や買い物なら、頻繁に充電する必要を減らせます。休日なら、「今日はちょっと阿蘇方面まで行ってみよう」なんて使い方も面白そうですね。
E-Bikeだから坂道を必要以上に恐れる必要もない。そして840Whのバッテリーがあるから、距離に対する不安も少ない。
「どこまで行けるか」ではなく、「どこへ行こうか」を考えられる。
Vado 3 Xらしさがよく表れている部分だと思います。
ドライブトレインにも妥協がありません。
リアディレイラーには、SRAM S1000 Eagle AXSを搭載。贅沢に電動ワイヤレス変速です。カセットは、10-52Tの12速。かなりワイドなギアレンジですね。
Vado 3 Xはパワフルなモーターを搭載していますが、どんな坂道でもモーターだけに頼って走るわけではありません。
急勾配や未舗装路では、こうしたワイドレンジのギアが非常に役立ちます。
そしてAXSなので、変速操作も非常にシンプル。街中から山道まで、幅広いシチュエーションに対応できる構成になっています。
そして、ドロッパーシートポストまで標準装備されています。
MTBではお馴染みの装備ですが、Vado 3 Xではオフロードだけでなく日常でもかなり便利だと思います。
信号待ち・乗り降り・足をしっかり地面につきたいとき。
サドルを下げられることで、大きな車体でも扱いやすくなります。

特にVado 3 X 6.0は参考重量がMサイズで、約33.05kg。決して軽い自転車ではありません。だからこそ、停車時にサドルを下げて足つきを良くできるのは大きなメリットですね。
Vado 3 X 6.0で個人的にかなり気になるのが、新しいコックピット。
ハンドル周りには、2.2インチのカラータッチスクリーンを内蔵。バイクとディスプレイが一体になった非常にすっきりしたデザインです。
さらに、Quad Lockスマートフォンマウントも装備。しかも、ワイヤレス充電対応。スマートフォンを取り付けてナビを使いながら、そのまま充電することができます。
長距離ライドではスマートフォンのバッテリー消費も気になるので、これはかなり便利です。

バイク、スマートフォン、ディスプレイを、それぞれ別々に取り付けるのではなく、ひとつのコックピットとしてまとめている。この辺りは新世代のE-Bikeらしさを感じます。
そして驚いたのが、Garmin Active Car Detectionまで標準装備されている点。後方から接近する車両を検知し、ライダーに知らせてくれるシステムです。
Vado 3 Xは山の中だけを走るバイクではなく、むしろ日常的に道路を走る機会が多いバイク。だからこそ、こうした安全装備が最初から組み込まれているのは嬉しいポイントです。

さらにヘッドライトにはSUPERNOVA製ライトを採用。最大800ルーメンで、ハイビーム/ロービームにも対応しています。
リアライトにはブレーキ検知機能も搭載。ただ「ライトが付いている」のではなく、毎日の移動を安全にするための装備までしっかり考えられています。
そして高価なE-Bikeだからこそ気になるのが、盗難対策ではないでしょうか。
Vado 3 X 6.0は、デジタル・キーレスロックに対応しています。さらに、Apple「探す」機能も引き続きバイク本体に内蔵。スマートフォンなどと同じように、Appleの「探す」ネットワークを利用できます。
もちろん、これだけで物理的な鍵が不要になるという意味ではありません。出先ではしっかりしたロックとの併用はマストです。
それでも、「自転車そのものにセキュリティ機能が組み込まれている」というのは、これからのE-Bikeでは重要なポイントになってきそうです。
ここまで紹介すると、「かなり遊びに振ったE-Bikeなのかな?」と思うかもしれません。
しかし、Vado 3 Xは日常で使う装備もしっかりしています。リアキャリアは、最大25kgまで積載可能。他にもフェンダー、キックスタン、ベル、これらも標準装備です。

通勤バッグを積む。買い物した荷物を載せる。休日には荷物を積んで少し遠くまで走る。そのまま舗装路を離れて、ちょっとした未舗装路へ。
「日常」と「遊び」を別々の自転車にしなくていい。
これこそVado 3 Xの大きな魅力ではないでしょうか。
Vado 3 X 6.0は、単純に「高性能なE-Bikeが欲しい方」だけのバイクではないと思います。
例えば、
車で移動していた距離をE-Bikeに置き換えてみたい方。
通勤だけでなく、休日のサイクリングにも使いたい方。
舗装路だけではなく、林道や未舗装路にも入ってみたい方。
坂道や距離を気にせず、自転車で行動範囲を広げたい方。
そんな方には非常に面白い選択肢です。
特に熊本は、市街地を少し離れ、30分も走れば山や自然がたくさんあります。
普段は街中で使って、休日は阿蘇、天草方面へ。そんな使い方を想像すると、Vado 3 X 6.0のキャラクターが分かりやすいかもしれません。
もちろん、万能というわけではありません。
まず価格は、¥1,320,000(税込)。E-Cross(Vado)の中でもかなり高価格なモデルです。
そしてMサイズの参考重量は、約33.05kg。
階段で持ち上げたり、車へ頻繁に積み込んだりする使い方では、この重量は考慮する必要があります。また、27.5×2.6インチタイヤに前後サスペンションという構成なので、「舗装路だけを軽快に走りたい」という方には、Vado 2など別のモデルの方が合う場合もあります。
Vado 3 X 6.0は、
軽さを求めたE-Bikeではなく、快適性・走破性・パワー・航続距離・実用性を徹底的に盛り込んだE-Bike。
ここを理解して選ぶことが大切だと思います。
Vado 3 X 6.0を見ていて面白いのは、既存の自転車カテゴリーに当てはめにくいこと。
フルサスペンションだからMTB?キャリアとフェンダーが付いているからシティバイク?840Whバッテリーだからツーリングバイク?
答えは、【全部】なのかもしれません。
街を走る・買い物へ行く・通勤する・休日に遠くへ行く・山へ入る・荷物を積む。
そのすべてを、
「今日はどの自転車で行こう?」と考えず、一台でこなす。
Vado 3 X 6.0は、そんな新しいE-Bikeの使い方を提案しているように感じます。

最後にスペックを簡単にまとめます。
価格:¥1,320,000(税込)
カラー:Gloss Ruby Metallic / Gloss Gold Foil
サイズ:S / M / L
モーター:Specialized 3.1
最大出力:810W
最大トルク:105Nm
バッテリー:840Wh
航続距離:最長150km
フロントサスペンション:130mm
リアサスペンション:120mm
ドライブトレイン:SRAM S1000 Eagle AXS 12速
カセット:10-52T
タイヤ:27.5×2.6インチ
リアキャリア:最大積載25kg
参考重量:約33.05kg(Mサイズ)
さらに、タッチスクリーン、スマートフォンのワイヤレス充電、Garminレーダー、前後ライト、フェンダー、ドロッパーシートポスト、デジタルロック、Apple「探す」機能まで標準装備。
ここまで揃っているE-Bikeは、なかなかありません。
通勤を楽にするだけなら、ここまでの性能は必要ないかもしれません。でも、
「E-Bikeがあったら、今まで行かなかった場所まで行ってみたい」
そう思っている方にとっては、Vado 3 X 6.0はかなり魅力的な一台ではないでしょうか。
街中では快適な移動手段として。休日には、そのまま街の外へ。舗装路が終わっても、まだ先へ。
Vado 3 X 6.0なら、
「道を選んで走る」のではなく、「走りたい道を選ぶ」。
そんな楽しみ方ができそうです。
Vado 3 X 6.0について気になる方は、ぜひスペシャライズド熊本までお気軽にお問い合わせください。
皆様のご来店をお待ちしております!
◆Instagram◆
当店Instagramでは様々な情報を毎営業日アップしております。良ければチェック・フォローよろしくお願いします。Instagramへは下の画像をクリック↓↓
