こんにちは、スペシャライズド熊本の平井です。
ロードバイクの走りを大きく変えてくれるパーツのひとつが、「タイヤ」です。先日アップした「タイヤサイズのブログ」の反響をいただき、自分でも予想以上に驚いています。
ホイールやコンポーネントと比べると比較的手軽に交換できるパーツですが、実際に交換してみると、
「こんなに走りが変わるの?」
と驚かれる方も少なくありません。
転がりの軽さはもちろん、グリップ、乗り心地、耐パンク性、そしてコーナリングでの安心感。
タイヤによってバイクの印象はかなり変わります。
そして現在、SPECIALIZEDのロードタイヤには、それぞれ異なる特徴を持ったモデルがラインナップされています。
今回は代表的な4モデル、
RapidAir
Cotton
Turbo
Mondo
を比較しながら、
「結局、自分にはどのタイヤがおすすめ?」
というところをご紹介していきます!
Contents
まずはSPECIALIZEDのロードレースタイヤの中でも、とにかく「速さ」を追求したのが【RapidAir TLR】です。
RapidAirの最大の特徴は、
軽い、速い、そして高いハンドリング性能。
現行RapidAir TLRは700×26Cで約220g、28Cでも約230gと非常に軽量。昨今注目の≪30c≫が無いのは少し残念ですが、今後のラインナップに期待したいところです。
さらに転がり抵抗だけでなく空気抵抗まで考えて開発されており、SPECIALIZEDが舗装路最速のレースタイヤとして位置付けるモデルです。
「レースで少しでもタイムを縮めたい」
「ヒルクライムで軽量化したい」
「Tarmacの速さを最大限に引き出したい」
そんな方には、まずRapidAirがおすすめです。
特にRoval RapideやAlpinistとの組み合わせは魅力的ですね。

・レースやヒルクライムに参加する方
・とにかく速さと軽さを優先したい方
・決戦用タイヤを探している方
一方で注意したいのは、RapidAirはあくまでもレースで最高の性能を発揮することを最優先したタイヤだということ。
毎日のトレーニングや耐久性、荒れた路面での安心感まで含めて一本でこなしたいのであれば、後ほど紹介するTurboやMondoの方が使いやすいでしょう。
続いては、【Cotton】。
最近のブログでもご紹介しましたが、SPECIALIZEDのコットンタイヤは非常にしなやかな320TPIのコットンケーシングを採用しています。
このタイヤの魅力はスペックだけではなかなか伝わりません。実際に乗ったときの、「路面を滑らかに捉えて進んでいく感覚」が大きな魅力です。
細かな路面の凹凸に対してタイヤがしなやかに変形することで、グリップだけでなく、非常に滑らかな乗り心地を実現しています。
それでいて、もちろんレースタイヤ。
GRIPTON T2/T5デュアルコンパウンドを採用し、転がりの軽さやコーナリング性能もしっかり追求されています。現在はチューブレスレディのCotton TLRもラインナップされているため、コットンケーシングならではの走行感をチューブレスでも楽しめるようになりました。
タイヤサイズも26c~32cまでラインナップされているのも好印象です。個人的には1番好きなタイヤです。

・タイヤの「走行感」にこだわりたい方
・グリップと乗り心地を重視したい方
・レースでも使える上質なタイヤを探している方
注意点としては、Cottonは性能を最優先したハイエンドタイヤです。
価格も高めですし、日々の通勤や耐久性だけを最優先するような使い方には少しもったいないかもしれません。
「せっかく良いロードバイクに乗るなら、タイヤまで走行感にこだわりたい」
そんな方にぜひ一度使っていただきたいタイヤです。
続いては、【S-Works Turbo TLR】。
個人的に、「どれを選んだらいいか分からない」という方に一番おすすめしやすいのがTurboです。
RapidAirほどレース性能だけに振り切らず、Mondoほど耐久性重視でもない。
≪速さ・グリップ・耐パンク性・重量≫
そのすべてを高いレベルでバランスさせています。
現行S-Works Turbo TLRはGRIPTON T2/T5デュアルコンパウンドと120TPIケーシングを採用。
さらに耐パンク性ストリップも備えているので、レースから普段のトレーニングまで一本で使えるのが大きな魅力です。
「普段のサイクリングも楽しみたいけど、イベントやレースにも出てみたい」
という方には非常に使いやすいタイヤだと思います。

・普段のライドからレースまで一本でこなしたい方
・速さも耐久性も妥協したくない方
・初めてハイグレードタイヤへ交換する方
逆に、「決戦用としてとにかく軽さと速さを追求したい」という場合はRapidAir。
「もっとしなやかな走行感が欲しい」という場合はCotton。
目的がはっきりしてくると、他のモデルの方が魅力的に感じるかもしれません。
それでも、
「ロードバイク用タイヤとして総合力の高い一本が欲しい」
というのであれば、Turboは非常におすすめです。
最後は、【Mondo TLR】。
RapidAirやCottonとは少し方向性が違い、ロングライドや荒れた路面でも安心して走れるエンデュランスタイヤとして開発されています。
現行Mondo TLRは700×28C・32C・35Cをラインナップ。
120TPIの3層ケーシングに耐パンク性ストリップを組み合わせ、タフさを高めています。しかし、「耐久性重視だから走りが重い」というわけではありません。
GRIPTON T2/T5デュアルコンパウンドを採用しているので、舗装路を気持ちよく走りながら、荒れた舗装路やハードパックのグラベルまで対応できます。
例えばRoubaixで、「今日はどこまで走ろう?」とルートを決めずに一日走る。
そんな使い方にはMondoがかなり面白いと思います。

・ロングライドを楽しみたい方
・パンクへの安心感を重視したい方
・荒れた舗装路も気にせず走りたい方
・Roubaixなどのエンデュランスロードに乗っている方
RapidAirなどと比較すれば重量は増えます。
そのため純粋なレース性能や軽量性を最優先する方にはあまり向きません。
その代わり、
「速く走れること」だけでなく「安心して遠くまで走れること」
を重視するなら、Mondoは非常に魅力的な選択肢です。
ここまで4種類をご紹介しましたが、「まだ迷う!」という方もいらっしゃると思います。
ものすごく簡単にまとめると、
RapidAir → 速さ・軽さを最優先
Cotton → しなやかな走行感・グリップを重視
Turbo → 速さ・耐久性・使いやすさのバランス
Mondo → 耐久性・安心感・ロングライド
という選び方になります。
例えばTarmacでレースに出るならRapidAir。
Tarmacの走行感をさらに上質にしたいならCotton。
普段のトレーニングからイベントまで一本で楽しむならTurbo。
ロングライドを安心して楽しむならMondo。
同じSPECIALIZEDのロードタイヤでも、目的によっておすすめはかなり変わってきます。
タイヤ選びで大切なのは、自分がどんな走り方をするか。だと思います。
レースに出ない方が、必ずしも最軽量のRapidAirを選ぶ必要はありません。
逆にレース当日の数秒を争う方なら、耐久性を優先して重いタイヤを選ぶよりRapidAirの性能を活かした方が良いでしょう。
ロングライドが中心なら、多少重量が増えてもMondoの安心感が大きなメリットになります。
そしてタイヤのしなやかさや路面との接地感そのものを楽しみたいならCotton。
その中間を幅広くカバーしてくれるのがTurboです。


「何が一番良いタイヤか」ではなく、「自分に何が一番合うタイヤか」
ここを考えて選んでみると、タイヤ交換がもっと面白くなると思います。
ロードバイクのカスタムというと、
ホイール。
ハンドル。
コンポーネント。
など、大きなパーツに目が行きがちです。
しかし、実際に路面と接しているのはタイヤだけです。
タイヤを交換するだけでも、転がりの軽さや乗り心地、コーナリングの安心感など、バイクの印象は大きく変わります。
「今よりもっと軽快に走りたい」
「ロングライドをもっと快適にしたい」
「レースに向けて少しでも速くしたい」
そんなときは、ホイールなどの大きなカスタムをする前にタイヤを見直してみるのもおすすめです。
スペシャライズド熊本では、バイクや走り方に合わせたタイヤ選びはもちろん、チューブレス化や適正なタイヤ幅・空気圧についてもご相談いただけます。
「Tarmacならどれがおすすめ?」
「28Cと30C、どっちがいい?」
「自分のホイールでチューブレスにできる?」
などなど。
タイヤ選びで迷われている方は、ぜひお気軽にスタッフまでご相談ください。
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