MTBライドでは、チューブレス仕様でライドを楽しまれているライダーが多くなっています。
タイヤの空気圧を低くすることでグリップ力も向上し路面状況もつかみやすくなります。
今回はチューブレスでの低い空気圧でも、デメリットになってしまうリム打ちでのホイールへのダメージを激減させるタイヤインサートのご紹介です。
今回ご紹介するのは、イタリアブランドTubolightのタイヤインサート、新商品の「ディアマナ」です。
そもそもタイヤインサートとは?
どのように使用して、どんな効果があるのでしょうか。
タイヤインサートとはタイヤをチューブレスで使用する際に、タイヤ内のリム側に入れるクッション材です。
MTBのタイヤを低い空気圧で使用した際にリム打ち(勢いよく障害物を超えた時にタイヤが変形してリムと地面がぶつかり合う)からリムを保護しダメージを軽減してくれます。
その他にもタイヤの両サイドがタイヤインサートによってサポートされている為、低い空気圧で使用してもタイヤがねじれてリムからタイヤが外れる心配が無くなります。
タイヤインサート「ディアマナ」の上面には驚くべき加工がされています。
上面がディンプル加工(ゴルフボールの表面のような凸凹した表面処理)からヒントを得て、タイヤが障害物を乗り越える際にタイヤが変形してその後に戻ろうとします。
元に戻ろうとする際に、タイヤ内部の空気の流れを整え、急激にタイヤ形状が元に戻ることを抑えます。
それによりタイヤの圧縮された状態を保ちながら地面に接地させることが可能でトラクションが向上します。
また、どの種類のシーラントを入れた際にも、タイヤインサートがシーラントを吸収することが無くタイヤの中でシーラントが機能するようにもなっています。
リム側のインサートがリムの溝にしっかりと付くので取り付けも楽にできます。
インサート特有の専用バルブも必要なく、ホイールブランドの専用バルブを使えるので、バルブ根本の気密性も損なう事が少なく、エア漏れの原因が少なくなるのはメリットですね。
今回はお客様のS-Works Epic Hardtailに取り付けいたしました。
これでリム打ちの心配も少なくライドが楽しくなりますね。
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