【2025年最新版】Roval ロードホイールまとめ

  • 公開:2025.02.14
  • 更新:2025.03.15

アップグレードの花形ともいえるホイール。
ロードバイクの場合、バイク全体のうちホイール(タイヤ・チューブ等を含む)がおよそ3割~4割の重量を占めます。
「ホイールを変えると走りが劇的に変わる」と言われている理由はそこにあります。

今回はスペシャライズドのコンポーネントブランド、Roval(ロヴァール)のロードホイールの全ラインナップについてご紹介します。

2025年2月現在、オンラインストアのロードホイールページには28アイテム存在していますが、フロントとリアがそれぞれ別のアイテムとして掲載されていたり、中には販売が終了しているものも含まれていますので、整理の意味も含めて分かりやすくまとめさせていただきました。

実際には下記の10モデルの中からお選びいただくことになります。
※リムブレーキ用のホイールは販売が終了しているため、ご紹介するのは全てディスクブレーキ用。
※全てチューブレスレディ仕様(チューブラーモデルはありません)。

皆様のホイール選びの参考になれば幸いです。

【エアロ重視】Rapide シリーズ

Rapide CLX Ⅱ 前後セット 352,000円(税込)

Rapide(ラピーデ)シリーズのハイエンドモデル。
他のシリーズでも共通ですが、「CLX」とついているものが最もグレードの高い商品です。
「Ⅱ」になってチューブレスに対応するようになりました。
この「Ⅱ」がないRapide CLXなどは、ほぼ完売しておりますが、前のモデル(クリンチャーオンリー)の商品ですのでご注意ください。

リムハイトが高く、空力と高速巡行性に優れたホイール。
リム形状はフロント/リアそれぞれの役割を考慮し、前後異形になっているというのが大きな特徴です。
フロントはリムハイト51mm/リム外幅35mmに対し、リアはリムハイト60mm/リム外幅30.7mmとなっており、フロントはより横風を受け流すことでハンドリングへの影響を抑えた設計になっています。
また、このRapideと後に紹介するAlpinistのCLXグレードには、ブラックロゴとホワイトロゴがラインナップされています。

レースバイクの Tarmac や Allez Sprint にはもちろん、Roubaix や Aethos などどんなバイクにも似合うホイール。高速域を楽しみたい方へ最もオススメです。

このホイールが付属する完成車:S-Works Tarmac SL8
詳細スペックはこちら

Rapide CL Ⅱ 前後セット 231,000円(税込)

Rapide(ラピーデ)シリーズのセカンドグレード。
Rapide CLX Ⅱとリムは共通で、違いはスポークとハブ(CLXはセラミックベアリングを使用)のみ。
価格を抑えつつもCLXに近い性能を発揮できる、コストパフォーマンスに優れたグレードです。

CLXとの重量差はわずか70g。価格差は121,000円。
ホワイトロゴに特段のこだわりがなければ、一番魅力的なスペックではないでしょうか。
現にRovalの中でも、最も売れているホイールの一つです。

このホイールが付属する完成車:Tarmac SL8 Pro
詳細スペックはこちら

Rapide C38 Disc 前後セット 135,300円(税込)

Rapide CL Ⅱに次ぐ、サードグレードといえるホイール。
こちらのホイールは前後セットのみの販売です。

名前の通り前後38mmのミドルハイトリムで、セット重量は1600g。
CL Ⅱと比べるとリムハイトは大幅に違いますが重量差は10g、価格差は95,700円(税込)。

実は私、スタッフ森個人が使用しているホイールでもあります。
もちろん上記に挙げたものや他にも良いホイールがあるのは間違いがありませんが、使用していて何の不満も感じませんし、何より価格面をあまり気にすることなくガンガン使っていけるホイールとしてとても気に入っています。38mmという高過ぎないリムハイトも扱い易く、バイクのドレスアップ効果としての存在感も〇。個人的には価格以上のパフォーマンスがあると思っています。

最初のアップグレードとしてはとてもオススメできるホイールです。

このホイールが付属する完成車:Tarmac SL8 Expert、Aethos Expertなど
詳細スペックはこちら

【軽量重視】Alpinist シリーズ

Alpinist CLX Ⅱ 前後セット 341,000円(税込)

その名の通りクライミングに最適なホイール、Alpinist(アルピニスト)。
CLXは前後セットで1,265gと超軽量です。リムハイトは33mmと扱いやすい設計。

その軽量性はクライミングだけではなく、信号が多い街中などストップアンドゴーのあるシーンでも漕ぎ出しの軽さで走りをサポートしてくれます。
バイクの振りも圧倒的に軽くなるので、テンポのよいダンシングが楽しめます。

ヒルクライムに臨む方や軽量化が目的の方へオススメできる最高のホイールです。

このホイールが付属する完成車:S-Works Aethos
詳細スペックはこちら

Alpinist CL Ⅱ 前後セット 214,500円(税込)

Alpinistのセカンドグレードです。
重量は1,375gでCLXから110gの増量、価格は126,500円の減量!です。

Rapideと同じく、CLXとの違いはハブとスポーク。リムは同じ。
CLXはエアロスポークで、CLは通常の丸スポークです。

リムハイトの高いホイールをメインに使用し、あくまでサブとして軽量ホイールを探している方や、最初のアップグレードとして思い切った軽量化をしたい方へは、コストパフォーマンスに優れたこちらのCLグレードがオススメです。

このホイールが付属する完成車:Aethos Pro
詳細スペックはこちら

Alpinist SLX Disc 前後セット 99,000円(税込)

Rovalのラインナップの中では最もお求めやすい価格かつ、Rovalのロード系で唯一のアルミリムホイール。
これ以外のホイールは全てカーボンリムです。
Roval以外のエントリーホイールがアッセンブルされているCompグレード以下の完成車にオススメできるアップグレードですね。

残念ながら生産は終了しており、残っているのはわずかなメーカー在庫分と、全国の取扱店在庫のみとなっております。

価格を抑えたアップグレードやサブホイールを考えている方にオススメです。

このホイールが付属する完成車:なし
詳細スペックはこちら

【乗り心地重視】Terra シリーズ

Terra CLX Ⅱ 前後セット 330,000円(税込)

Terra(テラ)シリーズは、Rovalの中のグラベル系ホイール。
ロード系ホイールのRapideやAlpinistはリム内幅が21mm(Alpinist SLXは20mm)ですが、Terraはリム内幅が25mmになっており、同じ幅のタイヤを履いた時により太くなるようなワイドリムになっています。

グラベルホイールと聞くと重そうなイメージがありますが、このTerra CLX Ⅱは驚くことにAlpinist CLX Ⅱと同じ1,265gなのです。

対応タイヤサイズが28C~であることと、タイヤの設置面を考えると、走りを含めた軽さの面でAlpinistに軍配が上がるのは確かですが、Terraの良さは軽量性をほとんど損ねず、ワイドなタイヤ幅による乗り心地の良さも両立している点。

グラベルタイヤとの組み合わせが最大限マッチするDivergeやCruxといったグラベルロードへは当たり前。加えて38Cまで対応のRoubaixや、30Cまで対応のAethosといったオンロード向けのバイクに対しても、乗り心地と軽量性、両方のアップグレードに大きく寄与してくれます。

速く走る事よりも快適性に重きを置く方、ロングライド好きの方。
オンロードでもオフロードでも関係なくオススメできる万能ホイールです。

このホイールが付属する完成車:S-Works Creo 2
詳細スペックはこちら

Terra CL 前後セット 184,800円(税込)

Terraのセカンドグレード。リムはCLX共通で、ハブとスポークのみコストダウンされたモデル。
前後セット販売のみ。

Terra CLのメリットは価格にも表れています。
Rapide C38の135,300円と、Alpinist CL Ⅱの214,500円の中間ぐらいの価格設定。
かつ重量は1,408gと、前者の1,600gよりも大幅に軽く、後者の1,375gに迫る軽量性をも併せ持ちます。

RapideやAlpinistの陰に隠れがちですが、Terraもアップグレードのロードホイールとして知る人ぞ知る良さがありますよ。スタッフ森が今一番欲しいホイールです!

このホイールが付属する完成車:Diverge Pro、Crux Proなど
詳細スペックはこちら

Terra C 前後セット 143,000円(税込)

Terraのサードグレードで、こちらも前後セット品のみ。
重量は1,610gと、価格面も併せて最初のアップグレードとしては最適ではないでしょうか。
お手頃なグラベルホイールをお求めの方へオススメです。

このホイールが付属する完成車:Roubaix Expert、Diverge Expert、Crux Expert、Creo 2 Expert
詳細スペックはこちら

【TT用】321 Disc Brake Rear 330,000円(税込)

タイムトライアル用のディスクホイールです。リアのみしか存在しません。
最もタイムを短縮することができる機材がこのディスクホイールとされています。

決して需要が多いわけではありませんが、生産量が少なく、タイムトライアルやトライアスロンで1秒でもタイムを縮めたい方にとっては喉から手が出るほどのレア商品です。

基本的には常時欠品しているため、次回入荷を待っているライバルとの取り合いになると考えていいでしょう。販売店でもいつ入荷するのかは分かりませんが、欲しい方はまずはお近くの取扱店にお問合せいただくことをオススメいたします。


以上、現時点で選ぶことができるロードホイールの全ラインナップをご紹介しました。

フリーボディは全てShimano用ですので、Sramの場合は別途XD-Rフリーボディ(27,500円税込)が必要になる点、予めご了承ください。

当店ではRapide CLX Ⅱ、Alpinist CL Ⅱの試乗ホイールをご用意しております。

ホイールのアップグレードについて、ぜひお気軽にご相談ください!


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