My Specialized Vol,8 Roubaix SL8 Comp Roubaixはロングライドだけじゃない。１台で多彩に遊び尽くす。

スペシャライズド社員や店舗スタッフなどによる、愛車紹介シリーズ[My Specialized]。
独創性あふれるカスタマイズから目に見えない小さなこだわり、そしてライダーそれぞれのライフスタイルにおけるバイクの魅力を、ご紹介します！
第8回はスペシャライズド北海道エクスペリエンスセンター曽我部さんのRoubaix SL8 Compを紹介します。
ロードレースをメインに楽しんでいるライダーがなぜRoubaixを選択したか。
ぜひご一読ください。

・Roubaix Compを選んだ理由は？

ロードレースをメインに楽しんできた自分としては、当初の選択肢にRoubaixは入っていませんでした。
レースや、スピードを出してのロングライドをメインの用途として考えていた為、Tarmac、AethosやAllez Sprintを考えていました。
Roubaixはプロカテゴリのクラシックレースでこそ使用されていますが、アマチュアのロードレース会場で見かける事は全くありませんでした。

そんな中で迎えたのがTarmac SL8の試乗会やローンチイベントです。
TarmacのS-WorksとProグレードに試乗して「やっぱりこれだな」とTarmac熱は完全に高まってました。
冬の間に用意をして来シーズンはTarmac SL8でレースを。と思っていた矢先に行われたのがRoubaix SL8を使用しての函館300kmライドでした。

そこでの体験はこれまで自分がRoubaixに抱いていた印象を大きく変えました。
Future ShockやAfter Shockから与えられるメリットは非常に大きなもので、300kmの長距離ライドにおいては最善の選択肢でした。
300km走行する道中に驚いたのが、急加速などの自身がロードレースに求める機能に関しても非常に高い性能をもっている点でした。

Future Shockがある事でハンドルは上下に可動域がある為、スプリント時の感覚は正直慣れるのに時間を要します。
しかし、動いている実感はあれど意外にも出力の低下は大きなものではありませんでした。
もちろん生粋のロードレーサーとして開発されているTarmacシリーズの方がRoubaixよりも多くのロードレースに向いているのは明白です。
しかし自分のようなホビーレベルのレースでは、その差はパーツ選択やバイクの個性の範疇に収まるものだとおもっています。

「ロードレースにRoubaixは向かないかも」。そんな考えが自分の中で取り除かれてからは、快適性を生かしてロングライドをたのしんだり、タイヤクリアランスを生かしてグラベルライドに使用したりと、1台で様々な楽しみ方ができる夢のようなバイクと考えるようになり、最終的にはRoubaixを選択するに至りました。

・Roubaixを選んで良かったと思えるポイントは？

もともとやりたかったロードレース、300kmライドで楽しさを知ってしまったロングライド、それまではレンタルバイクで楽しんだグラベルライドイベント。
自分が求める多くのライドを1台の愛車でこなせるバイクはRoubaixだけだと思っています。
Divergeを選べばロードレースは難しいですし、Tarmacではグラベルライドは楽しめませんからね。

・Roubaix Compのカスタムポイントを教えてください！

ロードレースを1番の目的としているのでホイールをRapide CLX Ⅱに変更して、タイヤサイズを細くしています。
これだけでぐっと機敏さが増し、ロードレーサーに変身してくれます。
北海道内のクリテリウムやロードレースをこのバイクで走っていますが、慣れてしまえばメリットばかりです。

SUPACAZのチタン製ボトルケージ「Ti FLY CAGE」も保持力、ルックス共に気に入っています。

・こだわりのポイントを教えてください！

Future Shockのセッティングはいろいろ試しましたね。
自身でのセッティングは少々難しいFuture Shockですが、スペーサーの脱着やトップカバーの入れ替えでハンドルの高さの変更をは幅広く行うことができます。
コラムカットしてしまうわけではないので、一度下げても改めて高くセッティングする事が可能です。
採用されているFuture Shock3.2は、硬さの違うスプリングを入れ替える事で硬さの調節が可能です。

意外と使われていないのが赤いプリロードスペーサーという部品です。
スプリングをはじめから少し押し込んだ状態にすることで、バネレートを調節することができます。
実はこれがかなり効きます。

もちろん一般的なサイズのステムも使用可能なので、ポジションの自由度が高い点も気に入っています。
Future Shock採用のバイクに乗っているライダーは是非セッティングにもこだわってみてください。

・これからやりたいカスタマイズやグレードアップはありますか？

基本オンロードで使用していますが、タイヤクリアランスのキャパシティ的にはグラベルも遊べてしまうバイクです。
グラベル用のタイヤ「Pathfinder」を履いた車輪を1セット用意して、気分によって楽しみたいです。
過去にオートバイの「カフェレーサー」のルックスにあこがれていた時期があったのですが、なんとなく雰囲気を寄せてみたいですのもあります。

・最後に読者の方に伝えたいことがあればお願いします。

仲間達とのサイクリングが楽しい、ゆっくり遠くまで走りたい、たまにはスピードを出して軽快に走りたい、ハードな路面でも、たまには不整地も。
Roubaixはロードレースでもオフロードツーリングでも幅広くこなしてくれる楽しいバイクです。
スペシャライズドには様々なジャンルの楽しいバイクが揃っていますので必ずピッタリな1台があるはずです。

どこをどのように走りたいか、ぜひ一度考えてみてください。
おのずと求める性能が浮かんでくると思います。
そして考える楽しい時間をぜひスタッフに共有してください。
バイクやカスタムの選択肢を提案し、時にはメンテナンスやフィッティング、一緒にライドイベントに出かけたり、素敵なライダージャーニーをお手伝いさせていただきます。

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