サイクリングが楽しい理由を考察!

  • 公開:2024.10.27
  • 更新:2024.10.27

皆さん、こんにちは。
草や土の上を走るグラベルの爽快感、
日々の通勤を自転車で行うと感じられるスッキリ感にはサイクリングの楽しさが詰まっていると感じます。
心なしか通勤をバイクで行ってる期間、仕事スタート時に脳が冴えているような気がします。

なぜこれほど私たちが愛するサイクリングが楽しいのかをふと思い、色々な情報を調べてみました。
是非豆知識程度にご参考頂ければ幸いです。

幸福感とサイクリング

サイクリングの何を楽しいとするかは十人十色ですが、
多くのライダーがペダルを回すことに心地よさを感じられてるのではと思います。
そして気分が暗いときでも、ライドを行っている瞬間は不思議とそういった気分を忘れていたりします。
そんな幸福感ともいえる、サイクリングの影響を研究された論文を2つご紹介致します。

ScienceDirectに掲載された2019年「Psychosocial benefits and positive mood related to habitual bicycle use」の報告には、習慣的なサイクリングが及ぼすポジティブな心理社会的行動との関連性がまとめてありました。
同研究者達はオーストラリアのブリスベンに住む1,131人を対象に定期的なサイクリングに関連して気分や自尊心のレベルを測定。
その結果、定期的にサイクリングを行う人は行わない人よりも自己概念がより肯定的で、自己実現度が高く、全体的な気分も肯定的であることがわかったようです。

もう一つ、ご紹介させて下さい。
The effect of cycling on cognitive function and well-being in older adults」で発表された内容では、50歳から83歳までの高齢者100人の認知機能に対する屋外サイクリングの影響を調査されていました。
100人のうち、26人はサイクリングをせず、36人は屋外でサイクリングし、38人は電動自転車E-BIKEを使用。
結果として、E-BIKEと従来の自転車のライダーの両方で、認知機能と幸福感の改善が見られ、心身ともに健康に良い影響を与える可能性が見られたようです。

特にE-BIKEグループと自転車利用者の両方が、実行機能と幸福感の指標において同じ効果があることが示された点は面白いなと感じました。
E-BIKEは通常の自転車よりも身体的な負担が少なく、参加者にとって来た道を戻れなくなる心配をせずに長い距離を移動でき、より短い時間でより長い距離をカバーできます。
運動量が少なく見えるE-BIKEですが、サイクリングのやりがいを気軽に感じることで継続的な運動に繋がった点が伺えます。

森林浴気分を味わえる札幌-北広島を結ぶエルフィンロード。

ストレスとサイクリング

僕がサイクリングに出かけたくなる時、例えば一人の時間を作りたい時や気分を変えたい時など様々な理由があります。
知らないうちにストレスを溜めていたのかもしれません。
そんな気分の際にサイクリングに出かけたことで、心がスッキリした経験が数多くあります。
今回サイクリングとストレスに関して調べた際に下記の論文を見つけました。ご紹介させて下さい。

A clinical study of the efficacy of a single session of individual exercise for depressive patients, assessed by the change in saliva free cortisol level」では、うつ病の被験者がエアロバイクをこぐ前と後のストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを測定されたようです。
15分程度のペダリングによりコルチゾールのレベルは低下し、うつ病の症状に関する主観的な報告に改善が見られたそうです。

室内サイクリングにおける運動がコルチゾール濃度を低下させた事例はとても興味深いものでした。
ストレスを軽減させたい時、室内ローラーに乗ることも効果的かもしれません。
ペダリング自体にストレス軽減の効果が見られるようですが、個人的には外を走り、変わる景色を眺めながら自然の空気をお腹一杯呼吸したい所です。
サイクリングの楽しみ方は人それぞれですね。

スペシャライズド北海道の冬季に行ったローラー練習会の一場面。
皆さん良い表情です。

スペシャライズドとOUTRIDE

サイクリングがライダーに与えるポジティブな影響をみてきました。
スペシャライズドでは、人間の脳に与える影響について研究を行い、サイクリングを通して子どもたちの認知、精神的、身体的健康を支援している非営利の団体OUTRIDEをサポートしています。
スペシャライズド創業者であるマイク・シンヤードは2015年にスペシャライズド基金を設立。
同基金は2019年にスペシャライズドから離れ、501c3 非営利組織のOUTRIDEになりました。

最初の研究では、マサチューセッツ州のミドルスクール2校に通う11歳から14歳までの47名の生徒を対象に、サイクリングが注意持続時間に及ぼす影響を調べました。
生徒たちは1ヶ月間にわたり、通学前に屋外で1日30分のライドを週5日行ないました。この研究では、実施前後や実施中の認知的、感情的、社会的変化だけでなく、バランスや身体的変化も調べました。

その結果は明白でした。
子どもたちはライドを始めてから、脳が活性化され、注意持続時間が伸び、気分が高揚するなどの良い方向に変化し、そしてもちろん、体力向上とBMI値の改善もみられました。さらに良いことに、この結果が現れたのは、たった1度のライド後からでした。

これらの研究結果から、サイクリングがライダーへ与えるポジティブな影響が伺えます。
サイクリングって凄いなと改めて感じます。

終わり

サイクリングの楽しい理由がまた一つ分かった気がします。
ストレスを減らしてくれて、且つポジティブな気分になる感覚はとても共感できます。
ちなみに当店スタッフのサイクリング動機は下記のようなものがありましたのでご紹介させてください。

スタッフ浅尾
・脳がクリアに、スッキリする
・とにかく楽しい
・肌を撫でる風が大好き
スタッフ曽我部
・サイクリング大好き
・ライドのことだけを考えられる
・自分だけのリフレッシュ時間
スタッフ佐々木
・仕事上ライドの機会が多い ※もちろん楽しんでます
・運動不足解消になる

サイクリングの楽しさ、根っこの部分には心と体がサイクリングを求める理由がある気がします。
もちろん走ること、技術が向上すること、体力が高まることすべてに楽しい理由が隠れている為、一言で言い表せない魅力が様々ございます。
是非あなただけのサイクリングの楽しみ方、私たちにも教えて下さい。
皆さんもサイクリングを楽しみながら続けていきましょう!


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