落ち葉が多くなるこのシーズン。
北広島を通る自転車道路エルフィンロードでも濡れた落ち葉が堆積し、スリップしやすい状態となっています。せっかく気持ちの良い時期にライドしようとして、スリップなどで愛車が傷ついてしまったり、怪我をしてしまうとテンションが下がりますよね。
そこで今回は、落ち葉の多い秋のスリップ対策をご紹介いたします。
Contents
まず滑りやすい路面はどの様なものでしょうか。
前提として、濡れた路面はどの様な素材であっても滑りやすいいです。
特に北海道の10月下旬から11月は、朝、夕方の急な気温低下により路面が凍ってしまう恐れもあるので、十分に注意しましょう。
乾いている路面でも、スリップする恐れはあります。
それは、砂や砂利など小さな異物がコンクリートの上に堆積している様なコンディションです。
路面に何か落ちていたりする場合も同様にスリップする恐れがあります。
横断歩道の白線やマンホールなどはトラクションが抜けやすくなるため、スリップしやいです。
特に濡れている場合はより滑りやすく、レースシーンでもこのようなシチュエーションでの落車が多く見られます。
では、スリップを未然に防ぐためにはどのような対策をすれば良いでしょうか。
路面との接地面を増やすことでトラクションのかけられる面積が増え、スリップしずらくなります。
夏場のコンディションに比べて、春・秋は砂や砂利、落ち葉といった道路上の障害物などが多く見られるため、シーズンに合わせてタイヤサイズを変えることも効果的です。
ロードバイク向け”S-WORKS MONDO 2BLISS READY T2/T5 32C”
耐久性と耐パンク性能に優れておりそれに加え32Cと太めのタイヤながら軽快な転がりが特徴。一年を通して北海道のオールコンディションに対応する、エンデュランスロードタイヤです。
グラベルバイク向け”TRACER PRO 2BLISS READY 47C”
オールラウンドなトレッドが採用されており、このトレッドは低いタイヤ圧でも安定を保ちます。舗装道路では滑らかに転がり、グラベルや草地といったトリッキーな場所に乗り入れた時にはグリップ力を発揮します。また、GRIPTONコンパウンドは気温が氷点下でもしなやかで、濡れた木の根の上でも驚くほど滑りません。
同じタイヤを使い続けるとタイヤのトレッド面が摩耗し、グリップ性能も徐々に低下していきます。
基本的にタイヤの交換時期の目安は、3000km~5000kmと言われています。表面部のインジケーターを確認しましょう。そこまで距離を走行していないタイヤでも経年劣化により、表面にひび割れが見られる場合があります。そうすると正常にグリップしない恐れがあるため、交換をおすすめいたします。
また、出発前の空気圧管理も重要です。タイヤサイドとホイールに記載のある適正空気圧の範囲を目安に、空気を入れましょう。空気圧は低い方がグリップ力は上がりますが、その分リム打ちなどパンクの原因にもなりますので注意が必要です。自身の空気圧が定まっていない方は、Sram”タイヤ空気圧ガイド”を使ってみてはいかがでしょうか。タイヤの適正空気圧よりも低い数値が出た時は、タイヤもしくはリム側の数値内に収まるようで設定しましょう。
ここまでタイヤなどギアの仕様について説明してきましたが、
何より一番重要なのは、慎重な運転を心がけることが大切です。
いくら道具をスリップしにくい仕様にしても、運転のやり方一つでスリップしてしまう危険性があります。特に、スリップをする際には事前動作が大きく関係していることがほとんどです。
例えば、急な立ち漕ぎや、カービング、ブレーキングなど突発的な動作を行うことにより、地面へのトラクションが抜けてしまったり、予期せぬ方向へと荷重されてしまいスリップします。滑りやすい路面コンディションの場合は、いつもよりも慎重な運転を心がけ、未然にスリップ事故を防ぐことが大切です。
今回ご紹介したタイヤは、店頭にて販売しております。
みなさんも落ち葉などでスリップが多くなるこの時期は、正しい知識と慎重な運転で安全にライドを楽しみましょう。
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