新たなショートサドル”S-Works Power Evo Mirror”は何が違う?

  • 公開:2025.08.10
  • 更新:2025.08.10

S-Works Power with Mirrorの登場から4年。

スペシャライズドがテストしたサドルの中で最も快適なパフォーマンスモデルとして、”S-Works Power Evo Mirror”がこの度誕生しました。大きくアップデートされた快適性

レース中、ライダーが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう3Dプリントの設計を見直し、従来のフォームサドルからノーズに生じる圧迫を34.1%坐骨にかかる圧迫を28.8%、そしてPower Mirrorサドルとの比較でも中央部に生じる圧迫を18%軽減しています。

今回は、新しくなったSW Power Evo Mirrorがどのように変化したのか、従来のサドルと比較しながら紹介します。

Mirrorテクノロジーの進化

スペシャライズドのサドルにおいて人気要因の1つでもあるMirrorテクノロジーですが、今作に搭載されているものは過去最高の仕上がりとなっています。

従来のサドルと比べて、47,000本のストラットと21,000個のノードを採用しており、より細かな圧力分散が可能です。特に坐骨部分を厚めなパッティングで設計しています。実際に手に取って頂くと一目瞭然です。

また新しく採用されているプリント素材は、水分を吸収しづらくなっており、耐久性がとても優れています。

見えないカットアウト

尿道や神経が圧迫される感覚を無くすため、圧迫を引き起こすウェッジを排除しました。また、ノーズ裏側とレールを一体成形しています。座面はフラットになり、制限なくサドルの前後位置を移動しながら快適にライドできます。

サドル形状のアップデート

今作ではサドルの形状も大幅にアップデートされました。ショートサドル形状のPowerシリーズは、座るポイントを変えず一定の位置でペダリングを行うものとされてきました。しかしライダーや販売店からの「もう少し前後で座る位置を変えたい。」「攻めたライディングフォームを維持したい。」という要望に応えるべく、サドルの形状も見直しました。

Power Arcのようにウィング部分のフレア角を小さくすることで、ハムストリングへの干渉を最小限に抑えています。

サドルノーズ部分を10mmワイド化したことで、前傾でのアグレッシブなポジションもしっかりと支えてくれます。

レールも20mm長くなり調整幅が広がることで、より自由度の高いポジションセッティングが可能となりました。

重量増の影響

通常のPower Mirrorがおよそ190g(143mm)に対して、今作はおよそ212g(130mm)と12gほど重量増となりました。昨今市場に出回っている同様の3Dプリントサドルの中では、軽量な部類ではありません。

しかしMirrorr構造のストラッドとノードは増量し、ノーズ形状も1cmワイドに、レールも20mm延長されるなど、快適性やポジショニングの幅を大きく広げています。

またバイク全体で見るとフレームはTarmac SL7からSL8でおよそ115g、先日発表されたRapide CLX Ⅲに至っては215gの軽量化をしており、サドルの重量増よりもライダーのコンプライアンスを向上させる方が、サドルにおいては効果が大きいとも考えられます。

製品情報

製品名:S-Works Power Evo Mirror
サイズ:130, 143, 154, 168(店頭在庫:143)
価格:¥69,300(税込)

詳しくはこちら

スペシャライズドオンラインは既に完売状態ですが、店頭には在庫がございますので是非お手に取り細部をご覧ください。


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