グラベルバイクに650bホイールという選択肢。700cと比較してみた

  • 公開:2025.01.12
  • 更新:2025.01.11

最近はグラベルバイク用タイヤにも太いサイズラインアップされています。
アスファルトの上や荒れていないグラベルであれば38cや42cでも問題ありませんが、砂利が多いグラベルだとハンドルを取られそうになり太いタイヤが欲しくなります。


グラベルバイクには最大タイヤ径というものが設定されています。
スペシャライズドのグラベルバイクCruxとDivergeの場合、最大タイヤ径700×47c となっていてそれ以上のタイヤを装着することはできません。


しかしそこに更に太いタイヤを履かせる方法が存在します。それはホイールを650bにすることです。
650bは簡単に言うと、一回り小さいホイールのことで小さくなった分、太いタイヤを履かせることができます。これにより最大2.1インチ(54C相当)まで太くすることが可能になります。
今回700cと650bのホイールを用意し、グラベルバイクに装着させて違いを見ていきたいと思います。

・700cの場合(Terra CLを使用)

700cホイールは外径が大きい為、スピードを維持しやすく巡行速度を高く保つことに優れています。
外径が大きいことで抵抗が減るので小さい障害物を乗り越えやすくなっています。
それほど荒れていないグラベルを走るには十分な大きさです。
スピードを重視する場合は700cがおすすめです。
グラベルを速い走行スピードで走る場合は38cか42cがおすすめです。
逆にタイヤを太くしすぎると抵抗が増えスピードが出しにくくなります。
ただし荒れた路面ではハンドルを取られることもあるので注意が必要です。
ロングライドなどロードバイクに近い使用感でたまにグラベルを走る場合には700cが最適です。
バイクパッキングなどで荷物を多く積載する場合、タイヤが細いとパンクのリスクが上がるので荷物の量が多い場合はタイヤは太い方が理想的です。

・650bの場合(Terra CLX EVOを使用)

ホイールを一回り小さくしたことで太めのタイヤを履かせています。
太めのタイヤを履かせるメリットとして空気圧を低く設定することができます。
空気圧を低くすることで砂利が多いグラベルでもバイクに伝わる振動を軽減させタイヤをしっかりグリップさせて安定して走行することができます。
最大2.1インチの幅のタイヤが装着可能でバイクパッキングなどで荷物を積んだ際にもパンクのリスクを軽減させることができます。更にタイヤを太くすることでエアボリュームが増えるので乗り心地がアップします。
荷物をたくさん積載したい、キャンプツーリングやバイクパッキングをしたい方におすすめです。
その他、舗装路よりも荒れた路面をメインで走りたい方、スピードよりも安定性や乗り心地を優先したい方に最適です。

・総評

左:700c 右:650b

単純に比較すると700cはスピード重視、650bは乗り心地と積載重視という風になりますが、どちらを選んでも間違いではなく700cでタイヤを太くして乗り心地と積載を重視してもいいですし、650bでタイヤを太くして荷物を積載せず舗装路を走っても問題ありません。
最終的な回答としては使用される方の好みよる所が大きいです。
グラベルバイクのホイールを買い替えやグレードアップを検討する時、選択肢に650bがあればグラベルバイクの使い方の幅が広がります。もしよければ650bホイールを検討してみてはいかがでしょうか。

スペシャライズド北海道エクスペリエンスセンターでは650bのホイールを履かせたカスタムバイクをご用意しておりますのでお気軽にご来店下さい。

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