学生の頃には通学でスポーツバイクに乗っていたというK様。
しばらく乗る機会もなくなっていたなか、今年に入って久しぶりに親御様のロードバイクに乗ってサイクリングをしたところから火が付いてしまったようです。
せっかく新しいバイクを買うのであれば自分にピッタリな最新規格のロードバイクを選びたいと、
「Tarmac SL7 Sport」の購入検討と合わせてRetül Fitをお申込みくださいました。
特に体に対するお悩みもなく、一から「快適に」なおかつ「自然と足が回る」ポジションを作りたいとのご要望でした。
座骨結節の測定を行ったところ、納車時に付属する155mmのサドルだと幅が広すぎてしまう事が分かりました。
実際に付属してくるサドルと、測定結果から選択した143mmのサドルを実際に比較してもらいます。
大腿の内側の圧迫感、座骨の収まる位置、モーションキャプチャーによる大腿骨の揺れ幅。
様々な要因を体感、説明させていただきました。
今回はより快適である143mmのサドルをご購入いただき、取り付けて納車させていただく事になりました。
ハンドルの高さやレバーの角度などで快適性のバランスを取りながらも、自然と足が回るポジションを探っていきます。
人間がつまずいたときに自然と足を前に出して体を支える様に、自身の体重をペダルに預けてペダリングできる位置を体感していただきます。
フィッティングバイクのMüve SLを使用する事で、ペダリングを行いながらポジションの変更が可能です。
「自分の意識でペダリングを行っている」状態と「体重を支えるために自然と足が出てペダリングを行っている」状態。
この二つのグラデーションがかかった曖昧な感覚を行ったり来たりすることで、違いを繰り返し再現する事が可能です。
この感覚を覚えていただく事で、今後自身でポジションを構築していく事になった場合でも、大切な基軸として使用することができます。
将来的な想定も盛り込んだコラムの高さ、ハンドル角度とレバー位置を確定し、Retül Fitは完了です。
今回のフィッティングを経て迷っていたバイクサイズも確定し、入荷したバイクを算出したポジションを当て込みながら組み立てていきます。
イベントやレース等への参加も検討されているとの事で、また求めるポジション想が変わってきた場合はご相談ください。
親御様からのご用命も是非お待ちしております。
この度はご購入ありがとうございました。
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