Tarmac SL8 を組み上げる際の選択肢であるRapide Cockpit と S-Works Tarmac Stem+ Roval Rapide Bar。お問い合わせも多い両者の特徴や重量、疑問点をまとめてみます。
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Tarmac SL7 のフレームに負けない高い剛性のS-Works Tarmac Stem (以下Tarmac SL7 Stem) にエアロ性能、快適性を両立させたRapide Bar。
最高のエアロ効果にはハンドルクランプ部分さえ不要と突き詰め、ステム・ハンドルを一体化しスペシャライズド史上最速のハンドルとして誕生したのがRapide Cockpitです。
まず思いつくのはポジション。
Rapide Cockpit と Tarmac SL7 Stem + Rapide Bar のハンドルポジションは同じです。そのため基本的にはどちらも同じポジションを再現することができます。
今からポジションを模索していこうという場合、ステムとハンドルが別々で交換可能な Tarmac SL7 Stem + Rapide Bar はステムのみの交換で様々なポジションでライドを重ねることができます。
また、取り付け角度を調整することでハンドル角度の微妙な好みを探ることも可能です。これは一体型のハンドル・ステムでは不可能です。
Rapide Cockpit はプロのRetül Fitter (リトゥールフィッター)や世界最高峰のライダーと協力して、ほぼすべてのライダーが自分に最適なフィットを見つけられるように設計されています。しかし、サイズ調整をする場合はまるまるパーツ交換をするほかなく費用も含めかなり効率が悪め。Tarmac SL8で組み上げる際、ポジションでお悩みであればRetül Fit (リトゥールフィット)を事前に受けることで不安を解消してからパーツを選ぶことをお勧めします。
実走時のエアロ効果はここでは数字に出来ないので、同サイズ(ハンドル幅400mm×ステム長100mm)の重量を比べてみました。
Rapide Cockpit 400mm×100mm 313g
取付に必要なアクセサリー 19g
合計 338g
Rapide Bar 400mm 205g
Tarmac SL7 Stem 100mm / 6° 154g
取付に必要なアクセサリー(ケーブルトランジション含む) 26g
合計 385g
結果 Rapide Cockpit が47g軽量でした。
余談ですがRapide Cockpit 400mm × 90mm を実測すると 307gでした。
ステム長10mm分は 約 6g ということになります。
製品には個体差がありますのであくまで参考にしてください。
・Rapide Cockpit ¥85,800 税込
・Rapide Bar ¥48,400 税込 + Tarmac SL7 Stem ¥18,700 税込
合計 ¥67,100 税込
その差 ¥18,700
Rapide Cockpit はステアリングコラムのクランプ部分が Tarmac SL7 Stemより10㎜長いので、Tarmac SL7 Stemでポジションを出してRapide Cockpitにアップグレードを検討している方はポジション出しの段階でのフォークコラムの切り過ぎにご注意ください。
Tarmac SL8 に取り付けてこそ!と思われがちなRapide Cockpit ですが実は幅広いバイクに取り付けが可能です。Aethosのようなシンプルなフレームにもばっちりハマります。
通常の1 1/8フォークコラムで41㎜のフォークコラムクランプ部分の長さがあれば、基本取り付け可能です。
ただし、ハンドル下からホースが急角度でハンドル内を貫通するため油圧式ディスクブレーキ、電動変速コンポーネントをお勧めします。
そしてTarmac SL7にももちろん取り付け可能!
取り付ける場合は Tarmac SL7 用のアッパートランジションをこちらのRapide Cockpit × Tarmac SL7用のトランジションに変更すると違和感なく取り付けが可能です。
残念ながらRoubaix など Future Shock 搭載バイクには取り付けができません。
ライダーとバイクをつなぐ大きな接点であるハンドル周り。
エアロ効果、軽さ、扱いやすさ、かっこよさなど踏まえてあなたならどちらを選びますか?
スペシャライズドでは2024年10月25日~2025年1月31日までTarmac SL8 完成車の対象車種でRapide Cockpit 交換プログラムも行っております。
Tarmac SL8を最高のポジションで楽しみましょう!
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