S-Works Tarmac SL8 , Tarmac SL8 PRO完成車にPower Mirrorが付属してきた！グレードの差で何が違うの？？

空力性能、軽さ、ライドクオリティーのこれまで不可能とされてきたレベルを打ち破り誕生した世界最速のロードバイク、Tarmac SL8。
中でもお問い合わせの多い S-Works グレードの完成車と同じ Rapide Cockpit を装備した Pro グレードの試乗車をご用意しました。

Contents

1 試乗車ラインナップ
2 S-works Power Mirror サドルと Power Mirror Pro サドル
3 サドル重量比べ
4 主要なサドルの重量

試乗車ラインナップ

Tarmac SL8 Pro UDi2 グロスリキッドシルバー/サテンブルーパールオーバーブラックリキッドメタル　56サイズ

Tarmac SL8 Pro UDi2 グロスカーボン/メタリックホワイトシルバー 49サイズ

ご試乗いただける Tarmac SL8 は別サイズもご用意があります。
ご予約の枠が開いている時間帯であれば当日受付も可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

Up to Date Tarmac SL8 Test Bike – Tarmac SL8 2025モデル試乗車ラインアップご紹介 –

S-works Power Mirror サドルと Power Mirror Pro サドル

店頭で Tarmac SL8 Pro のお話をするとよくご質問いただくS-Works完成車とのサドルの違い。

サドルのアッパー部分はすでにお馴染みMirrorテクノロジーで14000本の線と7799個の点をつないだ特許出願中の特殊構造。ライダー1人1人に適したフィット感はもう「驚き」の二文字。
上から見ると見分けがつきませんね。

裏からの見た目はこんな感じ。

そうです。
2つのサドルの違いはレールとベースの素材の違い。

S-Works Power Mirror サドルがカーボン製レールとカーボンのベースを使用し究極のサドルを目指しているのに比べ

Proグレードはチタン製レールとカーボンコンポジットナイロン（工場で発生するカーボン繊維の廃棄物をナイロンと組み合わせて射出成形した強化樹脂)を使用しています。

少し話はそれますが、重量こそ多少重くなっても耐久性が増すチタンレールにすることでMTBなどでも気軽に使用できます。航続距離の伸びるE-MTBや、下るスピードのみを競うダウンヒルのワールドカップでもチタンレールが付いたMirrorサドルを採用している選手もいるほどです。

自転車はとてもサステナブルな乗り物ですが、自転車そのものに使われる素材も少しでも廃棄物を減らし環境改善にも取り組むスペシャライズドの姿勢が見えてうれしい部分ですね。

サドル重量比べ

とはいってもロードバイクライダーならやはり気になる重量。
ここははっきり実測で決着を付けましょう。

S-Works Power Mirror 143mm 203g

Power Pro Mirror 143mm 243g
その差 40g。
この積み重ねがS-worksグレードとProグレードの重量差約425g（52サイズ計測）に繋がります。

主要なサドルの重量

Power Mirror シリーズ以外にも主要なサドルの重量を計測してみました。
参考になれば幸いです。

S-Works Romin Evo Mirror 143mm 186g

S-Works Phenom Mirror 143mm 227g

Power Expert Mirror 143mm 218g

S-Works Power 143mm 160g

Power Expert 143mm 225g

Power Comp Mimic 143mm 227g

やはりMirror テクノロジーを採用したサドルは比較的重めの傾向にあります。
個人的驚いたのは S-Works Romin Evo Mirror が S-Works Power Mirror よりも軽いこと。
ショートノーズ型の Power Mirror サドルよりも、長さのある Romin Evo Mirror サドルの重量が軽いのはMirror部分の密度に関係が有りそうですね。

試乗はバイクの乗り味を試すだけでなく、サドルやホイール、手になじむバーテープまでいろいろな新しい発見があります。

Mirrorサドルがすべてのライダーの悩みを解消するわけではありませんが、Mirrorテクノロジーを駆使したこの新感覚サドルをTarmac SL8 の乗り味と合わせて体感してみてはいかがでしょう？

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