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この度、2026年9月22日(火・祝)に開催される「セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝 2026」に初挑戦することになりました。
セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝とは?
過酷な林道を舞台に、体力の限界や機材トラブルを乗り越えながらゴールを目指す、国内屈指のアドベンチャーMTB(グラベル)レースです。
出走するカテゴリーは、ロング(約100km) [MTB/シングルスピード/グラベルバイク]のグラベルバイクになります。

グラベルライドにドハマり中の私ですが、「丹波グラベルキングライド」等のグラベルイベントには参加したことがありますが、着順を競うレースは未経験でした。
グラベルライドは「楽しく走る」ことをモットーにしていますが、元々ヒルクライムレースなどに参加していた経験上、人と競って走ることは嫌いではありません。
どのレースに参戦しようか思案していたところ、お客様からお声がけいただいたのもあって、本レースにチャレンジすることになりました。
セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝 2026に向けて、【BIKE編】【装備編】【レース編】の3部構成で、私の取り組みをご紹介していきます。
CRUX 5 COMP – SRAM RIVAL XPLR


スペシャライズドにお詳しい方ならご存じかと思いますが、エアロ性能を大幅に向上させた結果、そのフォルムは同社のロードバイク「Tarmac」を彷彿とさせるデザインになりました。
空気抵抗が減り、巡航速度を楽に維持できることは大きなメリットです。一方で、エアロ性能を追求したことで、振動吸収性や直進安定性が犠牲になったり、ハンドリングが過敏になってグラベルでは扱いにくくなっているのではないか――そんな印象を抱いていました。
しかし、実際に乗ってみると、そのような心配はまったくの杞憂でした。
漕ぎ出しは、タイヤが太いこともあって路面をしっかりと捉える感覚があり、力強く、それでいて気持ちよく加速してくれます。余談ですが、以前所有していたTarmac SL8と比べても、初速の鋭さは決して引けを取らない印象です。
また、軽量なフレームの恩恵により、オンロードの登坂性能はもちろん、グラベルでの登坂性能も非常に優れています。
ただし、グラベルで気持ちよく登るためには、単に車体が軽いだけでは不十分です。ライダーが重心位置を把握しやすく、前後のタイヤへ適切に荷重をかけられることで、高いトラクションを維持したまま、荒れた路面でもタイヤをスリップさせることなく着実に登っていくことができます。
Crux 5は、その荷重のかけやすさや重心のつかみやすさが非常にわかりやすく、ライダーの操作に素直に応えてくれるフレームだと感じました。
意外だったのは、振動吸収性の高さと下りでの安定感です。
先述したようにTarmacを思わせるシャープな見た目から、正直なところ、グラベルでの快適性や下りでの安定感にはそれほど期待していませんでした。
もちろん、大きな段差では相応の衝撃を受けますが、適度な重量感としなやかさを備えたフレームのおかげで、荒れた路面でもバイクが必要以上に跳ねることがなく、落ち着いた挙動を保ってくれます。そのためラインをコントロールしやすく、長時間のライドでも身体への負担を抑えてくれる印象を受けました。
MAXXIS Rambler 700×45C

SDA王滝のレギュレーションでは、グラベルロードバイクのタイヤサイズは45Cまでと規定されています。タイヤは太ければ太いほどメリットがあると思っている私にとって、45C以外の選択肢はありませんでした。
こちらのタイヤを選んだ理由として、HYPR-Xコンパウンド(※①)・EXO PROTECTION(※②)・SILK SHILD(※③)が採用されているからです。
重量は大切なタイヤ性能の一つですが、今回は「一番パンクしなさそうなタイヤ」をテーマに選択しました。
空気圧については、まだ最適解を探っているところです。本番までにしっかりとテストを重ね、自分にとってベストなセッティングを見つけたうえで、本番に臨みたいと思います。
①HYPR-X(ハイパーXコンパウンド)とは?
ロード用「HYPR」コンパウンドとマウンテン用「MaxxSpeed」コンパウンドの長所を融合した、グラベルライドに特化したコンパウンド。
②EXO PROTECTIONとは?
サイドウォールに軽量で柔軟な高密度の繊維を挟み込み、耐サイドカット性を向上させるプロテクション テクノロジー。サイドカットのリスクが高い岩場などで特に有利です。
③SILK SHILDとは?
「シルクワーム」と同じ素材でビードからビードを覆うことで、耐パンク性能・引き裂き強度の向上、転がり抵抗の減少、さらにサイドカットにも対応したプロテクション テクノロジーです。
Muc-OFF NOPUNCTURE HASSELE TUBELESS SEALANT/MTB&グラベル

チューブレスにする上で必須になるシーラントですが、今回は当店で人気のあるマックオフ シーラントのラインナップから、低圧(1.5~2.5bar)で走行する想定の為、MTB/グラベル用のシーラントを選択しました。
ラテックス系のシーラントで、最大6ミリの穴までシールすることができます。また、アンモニアフリー(アルミや真鍮を腐食させてしまう成分が入っていない)なので安心してご使用いただけます。
コンポーネントは、SRAM Rival E1 XPLR, 13-speed, 10-46t,フロント40Tが採用されています。

完成車にアッセンブルされているフロント40Tで、これまでさまざまなグラベルを走ってきました。
しかし、王滝をはじめとする日本のグラベルは、急勾配が多く、勾配が20%近くになるような上りでは、ペダリングが止まりそうになることもしばしば。
若い頃は「重たいギアで走り切ってこそ!」と意地になり、無理をしては撃沈……ということもありました。
ところが、今では歳のせいでしょうか(笑)。
無理に自分の脚力だけで頑張るのではなく、素直に機材の力を借りるのもアリだと思えるようになりました。
そこで今回は、より急勾配に対応できるよう、フロントのギア比を見直すことにしました。
フロントチェーンリングを40Tから38Tに変更しました。

リアは13-speed 10-46Tと変更なしです。

ROVAL TERRA ROAD BAR 31.8×38


ハンドルは、純正のアルミハンドルからカーボンハンドルのROVAL TERRA ROAD BARに変更しました。
カーボン特有の振動吸収性とドロップ103mm × リーチ70mmというハンドル形状が気に入っています。
ドロップ103mmは、上ハンドルと下ハンドルの行き来がしやすく、路面のがれ具合や降坂距離に応じて瞬時に持ち替えることができます。

本来は、ハンドル・ステム一体型のROVAL TERRA COCKPITで組みたいところですが、登坂と降坂のどちらをメインのポジションにするか思案中の為、今回は導入を見送りました。
ciclovation Grind Touch-Polyhide GXL

カラーは、Midnight Blueにする予定です。
こちらのバーテープを選んだ理由は、下ハンドルで降坂する際の振動吸収性を上げるためです。
厚みが3.6mmあり、スーパーシルクの微細なパターンがもたらす抜群のグリップ感とスタイリング、ダートと舗装路両方を走破する長距離走行に特化させた仕様のバーテープです。
crankbrothers CANDY 3

他社のペダルと比べても、圧倒的に泥捌け性能が優れていることが、私がCANDY 3を選んだ理由です。
普段は、通勤とトレーニングのどちらにも1つのペダルで対応できるよう、SHIMANO PD-EH510を使用しています。

一方、レースではビンディングシューズを使用するため、よりビンディングペダルとしての性能に特化したCANDY 3へ交換する予定です。
TOPEAK AERO WEDGE PACK S (STRAP MOUNT)

サドルバッグには、エアロ ウェッジ パック(ストラップ マウント)のSサイズを選びました。
レースでは、パンク修理に必要な工具のみを収納する予定なので、コンパクトなSサイズで十分と判断しました。
また、こちらを選んだ理由のひとつが、ストラップ式の固定方法です。
王滝では荒れた路面を走る区間も多く、特に降坂時には大きな振動が加わります。ストラップでしっかりと固定できるタイプであれば、荒れた路面でもサドルバッグが脱落して紛失するリスクを抑えられるのではないかと考えました。
TOPEAK TOPLOADER DRYSHELL

トップチューブバッグには、トップローダー ドライシェルを選びました。
こちらには、レース中に使用する補給食のみを収納する予定です。
マグネット開閉式を採用しているため、走行中でもバッグを大きく開けることなく、補給食へ素早くアクセスできるのがポイントです。
また、トップチューブのダボ穴を利用してボルトで直接固定できることも、このバッグを選んだ理由のひとつです。しっかりと固定できるため、荒れた路面を走行する際にもバッグが動きにくく、安心して使用できると考えています。
セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝は、体力だけでなく機材選びも楽しみのひとつです。
「どんな装備で走ろうかな」と考える時間も、このイベントの醍醐味だと思います。
次回は【装備編】として、レースに向けて準備した携行品をご紹介します。
実際に何を持って走るのか、選んだ理由もあわせてご紹介しますので、ぜひご覧ください。
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