ロードバイクに慣れ親しんできたらロングライドに出かけましょう!
時間を気にせずきれいな景色を眺めながらのライドや、秘境のおいしいご飯を求めて峠を越えるライド、ストイックに走行距離積み重ね自己最長を求めるライド、旅行気分で楽しめる全国各地で開催されているロングライドイベントまで。
一口にロングライドと言っても楽しみ方は人それぞれです。体力や目的にあわせて様々な楽しみ方ができるのがロングライドの魅力の1つです。
関西ではビワイチ(琵琶湖一周)やアワイチ(淡路島一周)がロングライドのコースとして非常に人気で、関西在住のロードバイク乗りならいつかは挑戦したいロングライドコースです。
湖や海を眺めながらのライドはいつものコースと異なりとてもワクワクしますし、何より長い距離を走り切った時には非常に大きな達成感を得られます。
そんな慣れると楽しいロングライドですが、初めて挑戦する人にはハードルが高いと思われがちです。
しかし、事前にしっかりと準備さえしていればロングライドも怖くありません。
今回は先日発表されたばかりのエンデュランスロードバイク Roubaix SL8 で100kmのロングライドに挑むなら…という前提で、ロングライドに挑戦するための準備や押さえておきたいポイントを解説します。
Contents
ロングライドはいつものライドよりもさらに長い距離を走るので、パンクをはじめとしたライド中のトラブルの可能性も増えていきます。
些細なトラブルであれば思い出話のネタになりますが、大きなトラブルの場合はライド自体が中止になってしまうことも。
事前にしっかりと準備を整えておけば安心です。
絶景を求めるライドから、グルメを巡るライド、未知の距離に挑戦するライド、写真を撮るライド、様々なロングライドがありますが、目標達成のために重要なのはルート選びです。
目的地までのルート選びを誤ると地図上の距離以上にハードなライドになってしまいます。
市街地で交通量の多い・信号が多い・交通量は少なくても道幅が狭い・路面の舗装が荒れている・休憩ポイントが無いなど。
ルート設定によっては予定の時間を大幅に超過してしまい、最初に決めた目的を達成できない場合も考えられます。
気持ちよくライドを楽しむためには、あらかじめ交通量が少なく綺麗でなるべく走りやすいルートを探しておきましょう。はじめて走るコースについてショップスタッフから情報を収集するのもおすすめです。
ロングライドに限った話ではありませんが、定期的にメンテナンスを行うことでライド中の不要なトラブル(変速トラブルやチェーントラブル、パーツの劣化によるトラブルなど)を避けることができます。
大きなチャレンジの前には必ずショップでメンテナンスを受けるようにしましょう。
メンテナンス時にロングライドの予定を伝えておけば、ライド目的にあったパーツをスタッフがお勧めします。
最もよく遭遇するライド中のトラブルはパンクです。
事前にメンテナンスしていてもタイヤに異物が刺さったり、段差を乗り越えようとしてパンクしたり、その原因は様々ですが修理用の道具を携帯することで対処することができます。
事前にチューブ交換(パンク修理)の練習をしておくことで、実際にパンクしたときにも慌てずに修理をすることができます。店舗で行っているワークショップやお家で練習しておきましょう。
ライドする距離にかかわらずロードバイクを購入したらチューブ交換(パンク修理)はできるようになっておくことがおすすめです。
スタート時間が早朝になることが多いロングライドの場合、走り始めと日中で気温の差が大きくなるため服装に気を付ける必要があります。
スタートやゴール前などの気温が低い場合はベストやウインドブレーカー等を重ね着し、昼間の気温上昇に合わせて上着を脱ぎ体温調整をする、レイヤリング(重ね着)が基本です。
また、峠を下る前に汗冷えを防ぐ目的や、急な雨で体温を奪われないためにもレイヤリングを行います。気温だけでなく刻一刻と変わるライドの状況に合わせて服装を変更しながら走りましょう。
はじめてのロングライドにおすすめなのは春や秋ですが、しっかり準備をすれば夏や冬でもロングライドは可能です。
夏は暑さと日焼け対策にUVカットのアンダーウェアやアームカバーを、冬は手足など末端部分と首周りの防寒対策として防風素材のグローブやシューズカバー、ネックゲーターなどを準備すると快適にライドを楽しめます。
遠くへ行けば行くほど思わぬトラブルが起きる可能性があります。
大きなトラブルの場合は無理に走行すると事故につながる可能性もありますし、そもそも走行ができなくなってしまう可能性もあります。そんなときは残念ですが無理をせず一旦リタイアを選択し、日を改めて再挑戦しましょう。
リタイアする場所から自宅もしくはスタート地点に戻るには、自転車を入れるための専用の袋である輪行バッグを使用すれば電車やバスなどの交通機関を利用することができます。
また、目的地の途中にある標高の高い山など自走では困難なコースをショートカットしたり、車を持っていない人でも電車で気軽に遠方まで走りに行くこともできます。
トラブル対処以外にも様々な用途で役立つ輪行バッグは装備しておきたいアイテムの一つですね。
ロングライドへ挑戦する際は修理道具・ウェア・輪行袋・ボトル・補給食…万全を期すと荷物が増えてかさばりがちです。荷物の多くはバックパックに入れて持ち運ぶのが一般的です。
しかしあまりに多くの装備を入れすぎると、肩や首には負担がかかりライドが終わった後も、首や肩に疲労や痛みが残ってしまうケースもあります。
しかし、ロングライドの相棒が Roubaix SL8 ならバックパックなどで荷物を背負う必要がなくなり、ライダーの負担が大幅に軽減できます。
Roubaix SL8はダウンチューブだけでなく、トップチューブとダウンチューブ裏にバッグやボトルケージを取り付けられる箇所が増えました。
これによりボトルを減らすことなくツールケースやトップチューブにバッグを装着することができるようになったことで、かさばりがちな輪行バッグや工具や携帯電話、ウィンドブレーカーなどをバイクに肩代わりしてもらえるようになりました。
ロードバイクというと細いタイヤ、そして細いタイヤは早く楽に走れるイメージがあると思いますが、ロングライドの場合は一概にそうとは言い切れません。
細いタイヤの方が太いタイヤよりも軽く加速が良くなります。また、地面との抵抗も少なく瞬間的にスピードが出やすくなります。しかし、ロングライドの場合は瞬間的な速度ではなく持続的な速度の方が重要になります。
加速性能はやや下がりますがバイクの乗り心地が良くなり振動による疲労が軽減されます。そして路面の凹凸や段差からの影響が少なくなることで、速度の変化が減少し一定のスピードを維持しやすくなります。
ロングライドを走り切る目的では28C~35Cあたりのタイヤ幅を選ぶ人が多い印象です。
対パンク性能で選ぶか、走りの軽さで選ぶか、ライドの目的に応じて選択するタイヤを変更してみましょう。足回りが変わると乗り味も大きく変わります。
ちなみに、Roubaix SL8は最大40mm幅のタイヤが装着できる構造になっています。
事前の準備が整って、さぁ後は走るだけ。
もちろんライド中に気をつけたいこともたくさんあります。
ロングライドを走り切るコツとして一定ペースで走り続けることがとても有効です。
はじめてのロングライドで気持ちが高揚して、序盤についついハイペースで走ってしまい「最後まで走りきることができなかった」というのはよくある失敗談です。
サイクルコンピューター等を使用して自分のペースを把握しておくことでロングライドを安全に楽しく走りきることができます。
ライドの時間が長くなるほど必要なエネルギーと水分が多くなってきます。
これらの補給を怠るとパフォーマンスが低下し最後まで走りきれなくなる場合もあります。
エネルギーは摂取してから吸収されパワーになるまでタイムラグがあるため、お腹が空く前に補給することが重要です。
一つの目安として1時間に1回程度は補給を挟み、20分に1回程度は水分を補給しましょう。
「家に帰るまでがロングライド」です。
ロングライドも後半に差し掛かると体力も集中力も落ちてきます。突然の段差に驚いてハンドルから手を離してしまう・車への注意が疎かになり急ブレーキをかけてしまうなど、普段のライドでは考えられ無いことも起きる可能性があります。
十分な休憩をとり無理をせず、最後まで走り切る体力を残しておくことがロングライドにおいて最も重要なポイントです。
それでも心配な方はショップライドに参加してみましょう。
ショップライドは短めのライドからロングライドまで様々なイベントを開催しています。パンクなどのトラブルは同行するスタッフが対応しますので安心してライドを楽しんでいただけます。
ソロライドも楽しいですが、一緒にライドすると別の楽しさがありますよ。
ロングライドは挑戦しごたえがあり達成感もある楽しい挑戦です。
ロードバイクに慣れてきたらぜひ一度はチャレンジしてみてください。
そしてもしよければロングライドの成功エピソード、失敗談、どのルートが面白かったなどスタッフへ感想を教えてください!
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