ロードバイクやスポーツバイクにおいて、ドライブトレイン周りは定期的なメンテナンスが欠かせない重要な部分です。
しかしその中でも、ホイールのラチェット(フリーボディ)部分は重要でありながら、意外とご自身で触る機会が少ない箇所ではないでしょうか。
そこで今回は、
ROVALのホイールに採用されている DT SWISS ハブのフリーボディのメンテナンス方法を、
写真付きで分かりやすく解説していきます。
自分でメンテナンスしてみたいという方に向けた内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
※作業は自己責任となります。不安な方はショップでの作業をおすすめします。
DT SWISS 公式推奨および実使用を踏まえた目安は以下の通りです。
異音が出始めた、回転が重いと感じた場合は、早めのメンテナンスを行いましょう。

ロックリング工具とスプロケットリムーバーを使用して、カセットを取り外します。
カセットを外すと、フリーボディ本体が露出します。
※スプロケットを外さなくてもフリーボディは取れます。

フリーボディ側のエンドキャップを手でまっすぐ引き抜きます。
DT SWISS Ratchet EXP は
工具不要で脱着できるノーツール設計になっています。


エンドキャップを外したら、
フリーボディ本体をそのまま真っ直ぐ引き抜きます。

内部には
が入っていますので、落下・紛失に注意してください。

※メンテナンス作業で最適な仕上がりを得るためには、分解したすべてのコンポーネントを丁寧に洗浄することが大切です。汚れをしっかり落とすことで、本来の性能を引き出し、トラブルの予防にもつながります。
洗浄の際は、パーツを傷めない専用の洗浄剤を使用しましょう。特にOリングや各部のシール類はデリケートなため、刺激の少ない洗浄剤を選ぶことが重要です。強い薬剤を使うと、劣化や性能低下の原因になることがあります。
また、使用する洗浄剤ごとに適切な使い方や注意点が異なります。安全かつ確実に作業を行うためにも、事前に製品の取扱説明書をよく確認してから使用してください。
正しい洗浄は、メンテナンスの仕上がりを左右する大切な工程です。ひと手間を惜しまず、丁寧な作業を心がけましょう。
洗浄後は、完全に乾燥させましょう。
before

after

洗浄後、以下のポイントを重点的にチェックします。
摩耗や破損が見られる場合は、
該当パーツの交換が必要になります。
DTSWISSからアップグレードパーツという形で中のラチェットとスプリングのセットになったキットもございますので摩耗等が見られた場合には交換をお勧めします。
DT SWISS から
専用のハブグリス(赤色)が販売されていますので、必ず使用します。
DT SWISS スペシャル グリス ¥3,520(税込)

⚠ グリスの塗りすぎは
ラチェットの動作不良の原因になるため注意してください。画像が塗り終わった状態です。これを目安に塗りすぎないようご注意下さい。


以下の順番で組み戻します。
取り外しの逆順で行えば失敗しにくいです。
分解時に写真を撮っておくと、組み間違い防止になります。
作業完了後、必ず以下を確認します。
問題がなければメンテナンス完了です。

フリーボディ(ラチェット部分)のメンテナンスは、
走行性能・耐久性・トラブル防止に直結する重要な作業です。
といったメリットがあります。
「自分でやるのは不安…」という方は、
当店でのメンテナンスも承っておりますので、下記フォームからお気軽にご相談ください。