Aethos 2の試乗会にいってきました!

  • 公開:2025.10.13
  • 更新:2025.10.12

こんにちは、スタッフ財津です。
先日行われた Aethos 2 のストア向け試乗会 に参加し、実際にしっかりライドしてきました!
今回はスタッフ高野と一緒に行っており、高野のブログもありますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

初代Aethosとの違い

まず大きな変更点として挙げられるのは、やはりフル内装化された点ではないでしょうか。
ケーブルが内装になったことで見た目がよりスッキリし、空力性能も向上しています。
ちなみに、ワイヤールーティングは Tarmac SL8 と同じ構造になっています。


第2世代のAethosでは、UDH(Universal Derailleur Hanger)規格に対応しました。
これにより、特定のフレームメーカーに縛られず、交換用ハンガーの入手がぐっと楽になっています。

さらに、Aethos 2専用のUDHは SRAMとスペシャライズドが共同開発した特別仕様!
トップ側にチェーンが落ちた際にフレームを守るための突起が設けられており、細部までしっかりと考えられています。

なお、このUDHはAethos 2専用設計のため、他のフレームには取り付けできません。
もちろんAethos 2に汎用UDHを装着することは可能ですのでご安心ください。


スペシャライズドはこれまで、フォークの強度と安全性を高めるために、写真左側のような長めのプレッシャーアンカーを採用していました。
ただ、この構造だとどうしても重量が増えてしまうという課題がありました。

そこで第2世代のAethosでは、コラムの肉厚を0.5mm増やすことで強度を確保しつつ、専用の軽量アンカーを新たに採用。
結果として、より軽く、かつ安心して乗れるフォークへと進化しています!


サドルのヤグラも軽量化のために、極限まで肉抜きされています。
このパーツはS-Worksグレード限定の仕様となっており、細部までしっかり作り込まれています。

さすがスペシャライズド、細かい部分へのこだわりが本当にすごいですね。


初代AethosはどちらかというとTarmac寄りのジオメトリーでした。
しかし、第2世代の開発にあたって「それではAethosのコンセプトに合わない」と判断され、よりアップライトなポジションへと見直されています。

さらに、ホイールベースを長くすることで安定感が増し、リラックスしたライドフィールを実現。
まさに「純粋に走りを楽しむためのバイク」へと進化しています。


いざ実走。走り心地はいかに

今回の試乗コースは約20km。
最大勾配10%の上りも含まれており、Aethosの真価を試すにはぴったりのコースでした。

まず持ってみて思ったのは——とにかく軽い!
それもそのはず、S-Works Aethos 2のフレーム重量はわずか595g。
市販されているロードフレームの中でも、世界最軽量クラスです。

実際に乗ってみると、その軽さのおかげで漕ぎ出しがまるで誰かに背中を押されているような感覚。
思わず「これ、本当に自分が漕いでる?」と思ってしまうほどでした。

平坦ではスッと30km/hまで加速してくれて、正直ちょっと驚きました。
軽量バイクというと、どうしても“フラつきやすい”イメージがありますが、Aethos 2ではまったくそれを感じません。
バイク全体が一体となって前へ進んでいくような、まとまりのある走りでした。

今回の試乗車にはRoval Alpinist CLX IIIが装着されていましたが、個人的にはRoval Rapide CLX IIIを履かせても面白そうだなと思いました。
Rapideは重量わずか1305gと軽量で、空力性能もあるので、Aethos 2との相性はかなり良さそうです。

お待ちかねのヒルクライム区間では、さすが世界最軽量バイク。
2〜3%の坂なんて、まるで平坦を走っているような感覚でした。

特に印象的だったのは、5%ほどの坂を登っているとき。
まるで突然追い風が吹いたのかと錯覚するほどスルスル進むんです。
あの感覚は本当に楽しかったです!

ダンシングでも違いがはっきり。
普通のバイクだと踏み切ったあとに少し“後ろに引っ張られる”ような感覚がありますが、Aethos 2は次の一踏みへ自然に繋げてくれるんです!
フレーム全体で剛性バランスを調整しているスペシャライズドならではの完成度を感じました。

下り区間にはヘアピンなどのテクニカルなコーナーもありましたが、ピーキーさを感じることなく安定して下ることができました。
これはおそらく、ホイールベースを長くした設計の効果だと思います。
スピードが出ても安心してコントロールできるのは嬉しいポイントですね!

まとめ

Aethos 2は、初代の「らしさ」をしっかり残しつつ、普通だと感じていた部分がしっかりと魅力に変わった一台だと感じました。
最新トレンドであるフル内装化も実現し、見た目もよりスタイリッシュに進化。
まさに、“純粋にライドを楽しむためのバイク”というコンセプトを体現しています。

現在、スペシャライズド熊本でもAethos 2の試乗車をご用意しています!
ホイールはRoval Alpinist CLX IIIはもちろん、Roval Rapide CLX IIIやRoval Rapide Sprint CLXも試せますので、ぜひ実際に乗ってその違いを体感してみてください!

それでは読んでいただきありがとうございました!

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