決戦用タイヤ選びその②

  • 公開:2024.05.12
  • 更新:2024.05.12

はじめて当ブログをご覧いただいた方がいらっしゃるかと存じますので、簡単に事の経緯をご説明いたします。

今年、初めて「富士ヒルクライム」を走ります。
「せっかく走らせていただくので悔いは残したくない」との思いで機材選びをしております。

フレーム:S-WORKS TARMAC SL8 確定
ホイール:ROVAL〇〇〇(下記ブログ内に記載しております)確定

【Roval ロードホイールインプレッション】ヒルクライム最強ホイールは〇〇〇でした!

頭を悩ませているのがタイヤ選びです。
クリンチャータイヤにするのか?チューブレスタイヤにするのか?

決戦用タイヤ選び①ではクリンチャータイヤ「TURBO COTTON TIRE
700X26C」でタイムトライアルをおこないました。

決戦用タイヤ選び②ではチューブレスタイヤでタイムトライアルをおこないます。

今回購入したチューブレスタイヤはこちらになります。

S-WORKS TURBO RAPIDAIR 2BLISS READY T2/T5 700X26

S-WORKS TURBO RAPIDAIR 2BLISS READY T2/T5 700X26C を選んだ理由として、
・S-WORKS TURBO 2BR T2/T5シリーズ中、最軽量であること。(カタログ値:230g)
・RapidAirという、サイドウォールでケーシングを重ねる2層構造を採用したことにより、より速く、 よくグリップし、しなやかに接地すること。
・前作のRAPIDEAIRよりも空気抜けが少なくなり、安心してチューブレス(シーラント必須)で運用できること。
以前試乗した時のファーストインプレッションが「速いタイヤ」でしたので、決戦用にしてみたかったからです。

使用機材

BIKE:S-WORKS TARMAC SL8 – SHIMANO DURA-ACE DI2(当店試乗車)
WHEEL:ROVAL ALPINIST SLX DISC FRONT ,ROVAL ALPINIST SLX DISC REAR
シーラントは片側30cc注入し、空気圧は90PSIに設定しました。

検証はいつもの屋島スカイウェイでおこないました。
STRAVAリンク:https://strava.app.link/70l9CFFsVHb

タイムトライアル結果

5/8(天候:曇り)
1本目 13:44 Av281W
2本目 17:56 Av209W(電話対応で一時中断しましたのでノーカウント)
3本目 16:10 Av228W
4本目 16:07 Av231W
5本目 16:12 Av226W
6本目 16:13 Av222W
7本目 16:48 Av215W
8本目 17:24 Av205W
9本目 18:10 Av194W
10本目 18:56 Av183W
1~3本目の平均タイム:15分20秒
1~3本目の平均出力:246W
【参考値】3.73秒/1W

検証結果

タイムトライアルはあくまで天候や風向き、ライダーのコンディション(やる気を含む)によって結果が左右されますので、定量的な評価として妥当ではないかもしれません。ただ、一人のサイクリストとして物の良し悪しを判断する基準はタイムトライアル以外思いつかなかったので、今回検証させていただきました。

先ず自分でも驚いたのですが、クリンチャータイヤとチューブレスタイヤで大きなタイム差がなかったことです。これは本当に以外でした。平均タイムを平均出力で除した【参考値】では、S-WORKS TURBO RAPIDAIR 2BLISS READY T2/T5 700X26Cが一番低い値を示しましたが、ほんの僅かの差ですし、それがタイム短縮につながるかは不明です。

タイム差がつかないのであれば、個人の好みやフィーリングで選ぶしかないのですが、タイムアタック中「速く走れている感じ」が一番強かったのが、S-WORKS TURBO RAPIDAIR 2BLISS READY T2/T5 700X26Cです。「速く走れている感じ」を判断基準にするのは間違いかもしれませんが、最終的にタイム短縮は「気合と根性」です。しかし、一時間を超える長丁場のヒルクライムで「気合と根性」を最後まで保てるかはわかりません。そんな苦しい時に「いける、いける」というポジティブな気持ちにさせてくれる機材達が結果を出すのに必要と考えます。
ヒルクライム後のダウンヒルでの振動吸収性やグリップ感の良さも、タイヤ選びの大きな決め手となりました。

惜しむべきは、S-WORKS TURBO RAPIDAIR 2BLISS READY T2/T5 700X28Cも検証したいところですが、またの機会となりそうです。

「富士ヒルクライム」が終わりましたら、あらためてレース模様と機材のご紹介をさせていただきます。

「決戦用タイヤ選び」の参考にならないかもしれない当ブログを、最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。


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