サドル選びに悩んでいるパフォーマンス志向、パワーアップを望むライダーへ──
S-Works Power EVO with Mirrorは、スペシャライズド史上「最も快適なハイパフォーマンスサドル」と謳われる逸品。果たして本当に、そこまで言えるのか? 乗り込んだ印象と合わせて解説します。
このサドルの最大の特徴は、やはりMirrorテクノロジー。フォームではなく、3Dプリントによる精緻な構造が、坐骨・恥骨・軟部組織にかかる圧迫を的確に分散。
・ノーズの圧迫を34.1%軽減
・坐骨部の圧迫を28.8%軽減
・従来のMirrorサドル比でも中央圧迫を18%削減
つまり、パワーを生み出すポジションで身体が「無理していない」。これは長時間のレースでも効く。
正直、最初に跨った瞬間は「沈まない」と感じました。でも、それが逆に良い。硬すぎず、柔らかすぎず、荷重が自然に全体へ分散される。
前後にスムーズに動ける:エアロフォームでも恥骨の不快感がほぼゼロ
骨盤角度を変えても局所的な圧迫なし:パワーゾーンに無理なく収まる
座骨の安定範囲が広い:上りやポジションを起こした際も内腿と干渉せず快適
後端の引っかかりが絶妙:ダウンヒルでのサドルコントロールがしやすい
この「どこに座っても、ちゃんと支えてくれる感覚」が、他のサドルではなかなか味わえません。
個人的に大きなポイントだと感じたのは、レールの直線部分が長く、前後セッティングの自由度が高いこと。そして実際に座れる有効長も非常に広い。
エアロバーをつけたトライアスロン仕様でも、TTポジションに応じてサドルポジションを絶妙に調整可能。これは正直、「設計時点でトライアスリートを想定していたのでは?」と思えるほど。
実際、私はかなり前乗りにしたくなるが、ハンドルリーチとのバランスで腕荷重が増える。ステムをあと1〜2cm伸ばしたいと初めて思わせられるほど、“前乗り性能”が活きるサドル。
エアロフォームを多用するライダー、前後にポジションを変え乗るライダー、そしてトライアスリート──
そんな方にこそ、このサドルはまさに「正解のひとつ」になり得ます。
ただ快適なだけではなく、「パフォーマンスを支える設計」が、科学と実戦データの融合で具現化されたサドル。
ぜひ一度、“パワーが出しやすい”とはこういうことかと体感してみてほしい。
(竹谷賢二)
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